大学が沖縄でした。
沖縄で美味しいと思った食べ物、いっぱいありますが、そのうちの一つが軟骨ソーキ汁です。
ソーキ汁のソーキは骨がついたソーキであることがほとんどです。
それはそれで美味しい。
ぷるぷるの軟骨ソーキ汁は少数派ですが、とても好きでした。
北谷の浜屋の軟骨ソーキそばも最高!
学生時代の行きつけでした。
沖縄では時々作っていたのですが、埼玉に戻ってきて、一番困ったのは軟骨ソーキが手に入らないこと。
隣町のデパートで売られているので、たまに買い出しに行ってましたが、手間ですし、入荷が1週間に1度だけなので、タイミングを逃すと買い逃します。
2年ほど前から、近所のスーパーで軟骨ソーキを扱い始めました。
おかげでいつでも作りたいときに作れるようになりました。
子どもに作り方を残すためにも、このブログに作り方をアップしようと思いました。
正統派、沖縄ソーキ汁の作り方とだいぶ違うと思います。
正統派、沖縄ソーキ汁よりもかなりコッテリ、濃厚豚骨です。
一番の違いは、油抜きをする際の煮汁を捨てない点です。
猫五郎式、油抜きに氷が必要なので、用意してください。
時間がかかります。
半日がかりなので、時間的に余裕のあるときにやってみてください。
まずは軟骨ソーキを煮るための煮汁
圧力鍋にお湯を入れ(量は適当です。今回は1.5リットルくらい?肉を入れた時に溢れない程度の量)、粉の煮干し出汁(沖縄は鰹出汁だと思います)と醤油と料理酒(沖縄では泡盛だと思います)とおろし生姜を適当に加えます。
適当、適当ですみません。
男の料理なもので。。。
醤油は、心持ち少なめがいいです。
煮干し出汁と、後から加える昆布から結構味が出るので、醤油を加え過ぎるとしょっぱくなります。
適当にいうと、大さじ1くらい?
仕上がった時に塩味が薄いと思ったら、その時点で加えてください。
今回、ちょっと粉煮干出汁を入れすぎました。。。
軟骨ソーキ、毎回1.5kgから2kg程度、用意してます。
煮込めば小さくなるし、ケチ臭く食べたくないので。
お湯が沸騰する直前くらいに軟骨ソーキを鍋に入れます。
圧力鍋の蓋をしてシューシュー言わせます。
この写真のように、ある程度派手にシューシュー言わせてください。
このシューシューの勢いがないと、いつまで経っても軟骨がぷるぷるになりません。
とりあえず40分くらいやって、蓋を開けてみて、足りなければ10分くらい足してください。
やり過ぎると軟骨がぷるぷるを通り過ぎて、とろ〜んとなって、流れ出てしまいます。
軟骨がぷるぷるになったら、煮汁を出します。
サランラップで水道の水が煮汁に入らないようにして、周囲を流水で冷やします。
煮汁が人肌よりぬるくなったら、煮汁と周囲に氷を加えて冷やすと、このように脂が固まります。
固まった脂を捨てます。
あとは煮汁を軟骨ソーキの入った鍋に戻して、大根、にんじん、椎茸、昆布などを加えて、煮込むだけ
出来上がった
煮汁が濃厚豚骨です。
ここまで濃厚豚骨なソーキ汁は沖縄で食べたことがありません。
油抜きの煮汁を捨ててないのでどうしても濃厚になってしまいます。
ただ、僕的に、油抜きの煮汁を捨てるのがもったいなくてできないんです。。。
小ネギを乗せるとアクセントになります。
濃厚な味なので、コッテリが苦手な人は途中で島とうがらしを加えて味変させないと辛いかもしれません。
島とうがらし、泡盛を買ってきて、中にしこたま唐辛子を突っ込んでおけば1ヶ月で出来上がります。
今回は、いろいろやることが溜まりすぎて、でも、コロナワクチンで体がだるくて、現実逃避で作ってしまいました。