2019年7月末に走り始めて、3年が経過しました。
1.5km 5分10秒を目指して開始したことですが、3年経過してもなお達成できてません。
無念です。
まだ諦めてませんが。
ずっと3㎞を全力で走っていたのですが、持久力アップのために2022年3月より5㎞に増やしました。
5㎞走も基本、全力で走っていました。
5km 21分台まで来ましたが、なんか、気分的に疲れてしまって、今は5㎞ 24分前後で走ることが多くなりました。
最近は、余裕がある限り30分間走るようにしています。
つまり、6㎞ちょっと走るということです。
ある程度余裕を残してより長い時間走るのが、なんか身体に合っているように思います。
走り終わった後のダメージは、正直、3kmを全力で走っていた時の方が大きかった。
全力で3年間近く走り続けてもダメなのだから、おそらくこの先も同じアプローチでは目標達成は無理でしょう。
時間制限があるわけではないので、いろんなアプローチを試していいと思っています。
全力で走らなくなったためか、余裕が出てきて、週に3-4回走るようになりました。
するとみるみる月に走る距離が延び、2022年7月は月間77㎞まで伸びました。
(ほんとはもっと伸びるはずでしたが、足趾をぶつけて1週間ほど走れなかったんです)
Endurance running and the evolution of Homoに刺激されて、通勤往復2.4㎞も走るようになりました。
走るといっても、5kgの通勤かばんを背負ってのことなので、ランニング(10km/h以上)ではなく、ジョギング(10km/h未満)ですが。
それを加えると月100km以上走っていると思います。
この間、「ランニングをする前に読む本」と「スマホ脳」を読みました。
ランニングはお得みたいですね。
★ランニングをすると複雑な認知行動の計画、人格の発現、適切な社会的行動の調節に関わっている脳の前頭前野の機能が上がる。
★最大酸素摂取量(VO2max)と海馬の容量が正の関係を示す。
★心が健康になり、すべての知的能力・集中力・記憶力が高まり、ストレスに強くなる。
★たった1回、5分間走らせるだけで集中力と気を逸らされない能力が向上(おそらく一時的)
★数か月の定期的な運動で、実行機能の向上
★ランニングは不安を軽減する
アルツハイマー型認知症のモデルマウスでアミロイドベータたんぱくの増殖が顕著に抑えられることも確認されたとか。
そのほかにも数限りなく、いろんな研究が、ランニングが身体と精神によいことを示しています。
そもそも、脳は体を動かすためにできてる。(脳神経科学者 マイケル・ガザニガの受け売りですが)
ヒトの身体の解剖は持久走をすることに特化した結果、今の形態になった。
よりよく運動できるように進化した肉体をしっかり動かせば、肉体と精神がより良い状態になるというのであれば、運動してその恩恵にあずからないのは損だといえます。
脳の前頭葉の研究者 久保田競と、スロージョギングの田中宏暁はランニング中にアイディアが浮かび、行き詰っていた原稿の素案ができるなど知的な営みができるという経験を語っています。
そのことを職場で話したら、プレゼンテーションのスライド作りに行き詰って10㎞走りに出たら、走っているうちにいいアイディアが湧いた経験者がいました。
村上春樹は毎月200~300㎞走っているみたいですね。
「僕は走りながら、ただ走っている。僕は原則的に空白の中を走っている。逆の言い方をすれば、空白を獲得するために走っている」
その空白から彼の作品は生まれてきたのかもしれません。
それを自覚することもあるでしょうし、自覚しなくても脳内で情報が自然な配列になって、新しい文章の下準備がなされているのかも。
彼のように、空白、というか、無、というか。
走っている間、あまり複雑なことは考えません。
ただ、走っている。
思えば走り始めるまで、そういう時間を持っていなかったかもしれません
常に何か、考えている。
疲れてしまいますね。
忙しい現代、脳にとって、何も考えずに過ごす時間は大切なのかもしれません。
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