十二月の中旬に慢性副鼻腔炎の手術をしました。
今まで、鼻風邪をひくと鼻閉がひどくて、頭がぼーっとしたり、数週間微熱が続いたりと散々でした。
鼻風邪をひいていなくても、鼻の通りが常時悪いので、基本的に口呼吸でした。
就寝中も口呼吸。
夏はいいのですが、空気が乾燥する冬は、毎朝起きると舌がカピカピに乾いている。
ひどいとノドまでカラカラに乾いている。
これをやると風邪を引きやすいんです。
そして、治りが悪い。
これと一生付き合っていくのはイヤだったので、手術に踏み切りました。
数十年前は、出血量も多く、2~3ヶ月の入院が必要な手術だったそうです。
それが技術の進歩で、カメラで手術ができる時代になり、基本3泊4日でできるようになったとのこと。
ありがたや。
退院してからもしばらくは体調が持ち上がらない。
2週間ほど微熱が続きました。
なんせ、炎症のもとが鼻ですから。
しかも、味覚がなくなった。
嗅覚と味覚は近い関係にあるそうで、よくある合併症らしい。
正月休みになりました。
ゆっくりできるかというと、そんなことはない。
正月休みほど忙しい休みはない。
これ、世のパパたちの常?
嫁さんの実家に顔を出し、それから僕の実家に顔を出そうと思ったら、えらいことです。
嫁さんの実家は高速道路を飛ばして3時間ほどです。
僕の実家は、高速道路を使おうが、下道でいこうが約2時間かかります。
二つの実家は、離れています。
仕事始めは1月2日。
まずは嫁さんの実家に行きました。
滅多に顔を出せないこともあり、2泊して、元旦に家に戻りました。
1月2日から1月3日にかけて24時間ほど仕事をして、あわよくば1月4日に僕の実家へ顔を出そうか、と予定しました。
でも、これじゃぁ、自分の時間が全然ないじゃぁないですか。
もう丸一年間近く、まともな天体撮影をしていません。
やりたいこと、やりたいじゃないですか。
1月3日の昼頃に帰宅しました。
山に行くと妻に伝えました。
遠征先は栃木。
そろそろスバルの旬が過ぎようとしています。
栃木の観測地は標高1000mほど。
現地に到着すると、とてもよい天気。
しかも、雪がまったくない。
去年の1月はけっこうなアイスバーンでした。
ただ、、、、風が、、、、なかなかやまない。
スバルが天頂付近にあります。
いい感じです。
いい露出を探します。
ISO 6400で4分間ほどがいい感じです。
カメラはEOS 6D。
ISO 6400は十分使い物になります。
GINJI-250FN, ISO 6400, 240秒
なんだ?この周辺減光は??
全周性にある。
望遠鏡の問題なら、長い辺の周辺減光が短い辺の両方に出るのはなぜ???
しかも、下の辺が一番濃く出ているようにも見える。
まあ、周辺減光のひどい部分は除いて、残りをモザイク合成でつなぎ合わせればよいか。
しかし、風がやまない。
合計で128分間露出して、使い物になるのは12分間だけでした。
ワンカット240秒間のあいだ、風におとなしくしていろと言うのが無理な夜でした。
じゃあ、どれくらいなら風さんはおとなしくしていてくれたのかというと、60秒くらいなら、おとなしくしてくれそうでした。
目の前にはオリオン大星雲が空高く上がってました。
オリオン大星雲に浮気しました。。。
オリオン大星雲なら明るいので、60秒露出でけっこう写ります。
ISO 6400、60秒露出、8カットくらい?をモザイク合成。
各カットは4枚コンポジット。
合計30分強の露出です。
やっとオリオン大星雲とランニングマンをワンカットに収めることが出来ました。
長かったなぁ。
でも、やはり60Daとは写りが違いますね。
赤みが少なく、白っぽい写りです。
それに、どことなく精細感を欠きます。
でもまあ、このワンカットがなかったら、この夜は収穫がほとんどなかったわけですから、感謝感謝。
幸先がよい年始めとなりました。
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