前作 「ハルノヒ」から
すると
少しアンニュイな感じ、官能的
思わせぶりな
らしいっていえば
らしい曲に
仕上がってる。
あいみょんは
これからどこを
目指していくのだろう
どこまで
飛ばしていくのだろう
ふと、加速する
作品発表と
リリースされる
期間の速さに
こちらが戸惑う。
自分のペースでやれてるの?
やらされてるの?
才能は時として
泉の如く
火を打ったように
湧き上がり
とめどなく
その勢いを止めない
と考えるなら
自然と今のペースは
納得する
「ハルノヒ」
「真夏の夜の匂いがする」
の真ん中に
菅田将暉さんとのコラボ作品があった。
「キスだけで feat あいみょん」
だ。
露出度が加速する
乗ってる
もってる
旬なアーティスト
でも、一過性ではない
でも、
危ういものは
感じる
らしく…
らしい…
という
あいみょんスタイルは
確立しつつあるだろうが
引き出し
バックボーンの枯渇による
ネタ切れ、息切れのような
感じを見せてくると
今のペースで並走してついてきているファンは
どう捉えるだろうか
ファンのなかでもコアなファン
その周りを取り巻くファン
流行として
一時的に乗っかってるファン
その全てに後押しされて
今光り輝いている。
むしろこれからが
あいみょんの
正念場だと思う。
楽曲の感じ。
アレンジ
こだわりを明確にしていくのか
行かないのか
あいみょん自らが
セルフプロデュース能力があるのか
自らが ファンをふるいにかける
そんなこともしていかなきゃいけない日がくることもあるだろう
わたしのスタイルはこれ!と決めた途端
やっぱり前の方が良かった…
いや、今の方がいい!
などと
別れていく評価に振り回されることなく
標榜することから
抜けだして
目指す方向を明確に
もう、その入り口に入ってきた
そんな気がする
「真夏の夜の匂いがする」を
聴いた瞬間から
そんな想いにかられた。
夜の匂いは
真夏と表現しただけで
少し官能的で
少し危なっかしく
冒険的な
本能を刺激する匂い?
覚醒する
この先にその入り口に立った
あいみょん
春の夜でもなく
秋の夜長の匂いでもなく
冬の匂いでもない
真夏の夜の匂い
長く暑い夜に
その出口まで
真夜中を過ぎ
夜明けまで
走り抜ける
その道の匂いを嗅ぎ別けて
進めることができるか?
あいみょん。
アコギを持った女性アーティストの
スタイルはここ数年
増えてきた
唯一として
確立された
アーティストになりえるか
本当の一歩抜きに出るアーティスト
になりえるか
高い波に乗れるのは
たった一人だけ
ビックウェーブに乗り損ねるか
きている波はあいみょんのそばにある
その波に乗って
大気圏を突き破り自分の軌道を持つことができるか
できないか
これから
本当にこれからが楽しみな
あいみょんだ。