明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

Summer vacation 村田和人 &竹内まりや

2019-08-15 21:45:00 | 僕の音楽日記
1984年発売のアルバム
で竹内まりやさんの結婚後
復帰し、歌声を聞かせてくれた
曲が
村田和人と竹内まりやさんの
デュエット曲
「Summer vacation」

この歌は竹内まりやさんとのデュエットを熱望し、
復帰を待つ形で
満を辞して歌われた
曲でもあり、
ブランクを感じさせない
竹内まりやさんの歌声と
切なさほろ苦さを忍ばせた
詩の世界を上手く表現した
夏の優しいラブバラードだ。

夫婦で(達郎、まりあ)でも歌われている
この歌は

もともと村田和人さんが
かなり山下達郎さんを意識、リスペクトされてることがわかる感じの歌い方 似たような歌唱を
されているし、作風も
近いものがあるわけだから
当然、似ていて
違和感なく
聞けるわけでもある。


一本の音楽
という歌でデビューしてから
シティポップのジャンルに区分けされ
洗練された歌と歌声を聞かせてくれた
村田和人さん。

日本人がこれだけ
クールに
アメリカンポップス
の香りのするバラードを
デュエット出来るレベル
にまできたと思える

この軽さと心地良さは
もはや
日本人とかアメリカ人とかでない
ニュアンスと
ハート、スピリットが開放され
曲のもつ雰囲気がより、
ポップな感じに日本人が作れるようになってきた証なのだろう。
60年、70年アメリカンポップスから遅れること
10年〜20年かけて
追いついた。


和人 まりあのハーモニーが
心地よい。

そして僕はこの歌と重ね合わせるように
パーシーフェイスの
「夏の日の恋」を思い出す。

ゆく夏

過ぎて思う
一瞬の夏の日の出来事。


まだまだ
夏は続く。







嵐の季節 甲斐バンド

2019-08-15 06:03:00 | 僕の音楽日記
1978年 アルバム「誘惑」に
収められているこの歌は

よくライブで歌われる定番の歌だ、
好んで歌われる歌のようでもあり、

僕も単純なので
台風10号接近で

♪今は嵐のき せ つ〜
歌ってる。

大型で強い台風。
西日本を直撃
被害が出ないことを願って、
祈るように
TVを見る。


立て続けに台風接近上陸で
 シーズンとはいえ、
嵐の季節だとはいえ、


しかもお盆の最中、
今日はUターンピーク予想。
自然は人の都合なんかには
合わせてはくれない。


オイオイ!何も
この日に来なくても
って
ツッコミを入れたくなる
今回の台風10号

ツッコミといったら
この「嵐の季節」の歌詞も
どないやねん
ってとこがある


♪気だるく何もない昼下がり
最後のビールを飲みほして

手持ちぶさたに
TVを見たら

ニュースのアナウンサーが
熱い季節ですと
ささやく



あ、夏なんだなと思う。
熱い季節なんだから


そしてサビになると


♪そうさ コートの襟をたて
じっと 風をやり過ごせ
みんなこぶしを握りしめて
じっと雨をやり過ごせ
今は嵐の季節

と結んでいる。


熱い夏にコート着るんかい?
なんでやねん!って整合性のない
歌詞に
ツッコミを入れたくなる

しかし、甲斐バンドは
ロックなのだ、

ロッカー、ロックアーティストは
やせ我慢が多い


ロックスピリットを守り
ツッパって歌っていくのには
少々無理も我慢も承知。

熱い季節だろうが
コートを羽織って、きっと
生身の身体を
すっぽりと包み隠してくれる
コートが必要と

比喩的に使われてるのかも
知れない

風当たりの強い
ロッカーたち
市民権を得られないで
陽の目を浴びることの
少なかった時期

雨や風は
世間、からの
評価とするならば
今は
やり過ごせ
自分に言い聞かせ
鼓舞することにも
聞こえるのだ。

熱い季節にコートをきて
常識と反対の事をしながら
やせ我慢だと言われようが

いつもコートに身を包んでいる
そのスタイルを年中崩さず
認めてもらう
その事だけを考え
熱い季節の時でさえ
コートを着用しているのか


深読みすると
バンドの置かれてる状況
なんかも
加味して
売れないロックバンドの辛さ
なんかも感じずにはいられない

この歌をライブで歌われ
レコードにも収録されてきたころは

名前も通ってきていたし、ヒット曲
も出てきていた。
「HERO」の大ヒットで一躍注目されるバンドとなっていた。

売れた側
売れない側

両方を味わったバンド
下積み時代といわれた売れない時代
の頃
純粋なロックではなく
どちらかといえば
フォーク調のバンドのような
売り出し方をされていた。
本来目指すものとは違う
そのギャップの中で

もがいていた甲斐バンド。

色んな人が
色んなことを
好き勝手に言う
惑わすつもりは
ないにしても
それは
親切心であっても
それは
当人たちには
親切心でもなんでもない。

そんな雑音の中から抜け出して
嵐の季節をやり過ごし

甲斐バンド
というネームを高々と
掲げられた事は
嵐の季節を
コートをきてやり過ごした
事があったからだったろう


♪今はコートの襟を立て
じっと風をやり過ごせ

風=流行りごと

そんなものに
巻き込まれることなく
ツッパって
やせ我慢してでも
自分たちのスタイルを
貫いてきた
甲斐バンド。


♪今は嵐の季節〜っう

台風接近 中 にて…