明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

時代遅れの恋人たち 中村雅俊

2019-08-29 21:02:00 | 僕の音楽日記
高校の時 僕は

曲を作っていた。

それで
詩が欲しくて

男女構わず
詩を書けそうな人
にアプローチして
作詞依頼をしていた時があった。


そんな中
休み時間に
仲良くなった
少しやんちゃな野球部のN田くん
ノートの余白に
詩を書き込んでくれた


『手のひらに澄んだ水をすくって
お前の喉に 流しこむ
そんな 不器用で
強く 優しい
繋がりはないものか…

おいおい!
なんかすごくいいじゃん!

って
僕。


小躍りして喜んだのも
束の間。

「夕陽が丘の総理大臣
の主題歌じゃん」
って

言われ…
絶句。

「あ、そう〜〜」

ぬか喜びの
時代遅れの恋人たち
の歌詞
盗作未遂だった。

今でも
この歌を聴くと
当時のN田くんとのやりとりと
大爆笑して
してやったりの彼の顔を
思い出す。

人を深く信じすぎてはダメだな
クールに思った高1の春だった。

学園物のドラマの再登板だった
夕陽が丘の総理大臣

王道をいく
キャストに
また、中村雅俊さんが
起用されていた。
安心感ある
ドラマ進行と作りは
やっぱり
日本人はある程度
予定調和が好きなんだなぁ
と改めて思った
ドラマでもあった。

エンディングも
1つの勝ちパターンのように
その時の言葉をエンドロールに流して
終わりのドラマを盛り上げる
エンディングの曲も重要で
俺たちの旅
の時は
「ただお前がいい」
夕陽が丘の総理大臣
の時は
「海を抱きしめて」

両方ともイントロがながれると
良かった良かった!
チャンチヤン!で気持ちよく
ドラマを見終わる事ができる

消化不良を起こす事なく
一話完結の良さを最大限
引き出して

大円団で終わる。
そうして
気分良く次の日
学校へ行けるってもんだ。


時代遅れの恋人たち

なかなか
変わったタイトルにも
惹かれるものがある。

いつの時代
あの時代に巡りあえてれば…

そんな思いを巡らせて
歩んできた
2人の過去を差し替えてみる
恋人たちというくらいだから

それぞれ
今ある過去から
遡り、もし、
その時に出会っていたなら
そんな思いで妄想してみる

今と違った
感じで恋人たちとしての
物語は展開していただろうね


過去にはもう
戻れないけれど
思いの中で
深く
diveして
違った過去を描いてみる
楽しみは
尽きない

時代遅れ、
遅れた時代

時の大きな流れに押されて

今こうしている。

あの頃
恋人だった人も
そうでなかった人も

恋人よ愛なんて
言葉は捨てろよ

生まれたままの真心をくれれば
いいさ…