明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

破れたハートを売り物にして 甲斐バンド

2019-08-06 21:21:00 | 僕の音楽日記
74回目のヒロシマ原爆投下の日
深い祈りは毎年 折り重ねられ
思いは積み上げられ、平和への願いをあらためて
切に思う。


どうしょうもない
消失感から
這い上がり今日がある。

ズタズタにされた日常は
もう、今後二度と繰り返しては
ならない
人類の愚かな蛮行としての戦い。


喪失感は
心破れて、一旦は
戦意を喪失させる。

でも
それを売り物にして
いつまで佇んでてはいけない
立ち止まっていてもいけない

人はそれでも強い生き物だと
思うから…



本物の強さは
憐れみや同情を買うことなく
歯をくいしばり
明日をみつめていく
ことなんだと思う。

きっと、そんな人たちが多かったから
日本は、また、被爆された方々も
力強く生きてこれたのだと…


でも、やっぱり人は弱い生き物。
ひとりぽっちは
いやだ。と感じてしまうのだ。



♪ 破れたハートを売り物にして
愛に飢えながら一人さまよっている

あの雲を払い落とし
長い嵐二人乗り越えて
尽きるまで泣いたら涙ふきな
お前と行きたい ひとりぽっちはいやだ

お前と行きたい
ひとりぽっちはいやだ


甲斐バンドのこの歌は
印象にあるのは
花園ラグビー場でのライブ1981年 9月のこと

異様な雰囲気でのそのライブは
オープニングで初披露のこの歌から始まった。


客席から
目印にしてあったシートをステージに向かって、興奮した観客が何百、何千と投げてきた。

物々しい感じで始まったライブ

自分たちのライブでありながら
アウェー感漂う
そのライブでステージ進行を止めて
観客に自制を求めるようステージから
声をかけてた。

「いいかい、怪我人が出たり死人が出たりしたくない、大人を興奮させるなよ
刺激するから大人が興奮するんだ

センター もう2メートルさがりな
両サイドはちゃんと下がってるんだ
センターだけが前に来てる。
曲をやりたいんだ。
やらせてくれよ曲を……」

興奮した観客をなだめながら
ロックコンサートという名のもとで
観客のボルテージをコントロールするそのアーティストとしての力量もまた、甲斐バンドの凄みの1つだったのかも知れない。

破れたハートを売り物にして…そんな卑屈なものでなく
もっと崇高なハートで
生き抜いていこうぜ!


傷ついたり
痛めたり
ハート 
それでもタフでありたい。