10月2日(木)
前から行ってみたい店があった。
俺のフレンチだ。
食材は選り抜き、料理も熟練シェフが創りそのまま提供する。料理以外のサービスはカットしその分価格を抑える、という触れ込みの店。その結果、立ち食いが基本だ。メディアでもよく紹介されるからご存じの方も多いはず。
これは実質本位の私のライフスタイルとも見事に合致する(笑)。
息子も「行くよ」と言ってくれて、彼の都合がついたこの日、仕事のあと、銀座の店TableTakuに行った。
▲ 二階がフレンチ。一階は(俺の)スパニッシュのようだ。
6時前に着いたが、30分ほど2階へ上がる通用階段みたいなところで並んだ。
中は狭いと思う。人でごったがえしていて全体の写真は無理だったのでHPからの写真↓を貼っておく。
▲ 左がカウンター。その前に立食用の小さい丸―ブルが並ぶ。写真の手前にライブ演奏用のピアノが置いてある。
この写真は整然としてきれいだが、私達が入った時は立食しているお客さんで一杯で、動き回ることもできなかった。
▲ 私達は、このカウンター席でスタンディング & ダイニング。
上からぶら下がっているのは、ワイングラス。
▲ 何はともあれ、一杯。
息子は生ビール。私は白ワインで、チアーズ!!
▲ さあ、何を食べようか?
息子が開いたタブレットで、
「俺のフレンチTableTakuでこれだけは食べておきたいベスト3」
と載っている3品をそのまま、目の前のにいさんに(料理人)注文した(笑)。
No.1
▲ ここの中心シェフ飯田卓也氏のスペシャル!!ということだ。食材が5段重ね。見た目がインパクトある。
一番上の粉上のモノがチーズかな。次に白く広がっているのが目玉焼。
その下に三角状に挟んであるのが、フォアグラ。
下に二段重ねになっているのが、短角牛。レア状だ。
右の写真が、このままでは食べにくいので、この「五重の塔」をくずしたもの。
ロッシーニとはイタリアの美食家の名前。色々うまそうなものを積み上げたからそういうネーミングにしたのだろう。
これはリッチ&ヘビー。
No.2
▲ 「ラングスティーヌ(手長海老)を、スパゲッティで巻いて秘伝のフォアグラ・トリュフソースを添えました」とある。
右の写真は、3巻きのうち一つ。手長海老が中から顔をだしている。ひも状のスパゲティの上に乗っている黒い粒状はトリュフだ。
これも味わったことのないお味のソースをからめて食べると美味、美味。
No.3
▲ エスプーマとはムースのように泡状にしたものをいう。これは、オマール海老をムース状にすりつぶしたものか。当然滑らかな舌触りの中に海老の濃厚な味わいが口内に広がる。
右の写真は内部。中央に黄色い生ウニ、その下に黒い粒状のキャビアが、茶色いジュレ(ゼリー)とともに包みこまれていた。
ウムウム・・微妙、美味、すぐ食べないように、舌先で味わいながら、飲みこむ。
カウンター越しに、料理人が目の前で作ってくれるのが見える。
▲ 出来立ての料理がすぐに味わえるのが、立ち食いスタイルの良いところだろう。
自由に好きなものを注文して良いとは言え、いきなりメインディッシュを3品食べてしまった、私達。
全く型にこだわらない食べ方。
とはいうものの、野菜も食べねば。
で、炭火焼野菜から二品を注文。
ここは、「和」との融合も売り物にしていて、炭火でふっくら旨みを閉じ込める和の技法を採用している。
▲ 大きいマッシュルームの上に、パセリと刻んだニンニクを混ぜたブルギニヨンバターをかけてある。
このソースも濃厚だが、何にでもかけられそうな味だ。ソースはみんな擦り付けるようにしていただいた。
▲ 白い片状のものは、豚のバラ肉を意味するパンチェスタが乗っている。
茄子はナス。大味っぽく、こんなものだろうか。
▲ ピアノのライブ演奏が向こうで始まった。
奏者の女性の顔しか見えないが。毎日3回ライブ演奏があるようだ。
3曲ほど弾いて終わった。
ま、店内は肩をすり合わせるように、立ち食いしているお客さんの談笑する声で満ちていて、生演奏を楽しむ雰囲気ではない。あくまで全体の雰囲気の味付けのひとつだ。
▲ 鴨ソリレスと粕漬けフォワグラのリゾット 980円。
お腹をもっと満たしたいと、リゾットも注文。
粕漬けフォワグラだから、これも「和」との融合料理。
フォワグラソースだから、リゾットも濃厚、えも言えない味。
ソリレスとは、今Wikiで調べたがフランス語で「これを残す者は愚か者」という意味。お尻の中臀筋の筋肉の部位で希少、独特の弾力と風味があり非常に美味しいと解説されている。
ウムー、私は「なんじゃこの固いコリコリ肉は」と思っただけだったが。
やはり、愚か者だったのか(笑)。
▲ オーブンで焼かないクレームブリュレ 400円
クレームブリュレとは「焦がしたプディング」の仏語。前で、バーナーで火をつけて表面をカラメル状に焦がしていた。
前にも食べたことはある。
これを一応デザートということにして、私達の立ち食いフレンチは終わった。
▲ お客さんは、30代ぐらいの若い人たちばっかり。年寄はいない。
息子に聞いてみると、「年寄は立って食べてられないのじゃないの」と冷静にコメント。
私は、通勤電車で鍛えられているし、それに立ち食いそばも食べてるし(笑)、
1時間ほどの立ち飲みは、別段どうってことはない。
それにフレンチだからだろうか、女性グループ客が比較的多いのも特徴。
二人でシェアして食べたが、お支払は全部で7,689円(税込)。
本格的なフレンチコースを、あまり食べたことがない私はコストパフォーマンスが良いのか悪いのか分からない。
しかし、1回体験すれば十分か。
▲ 俺のフレンチの店の隣には、「俺のイタリアン」があった。
イタリアンも良いかなと、また思う。
*****************
小雨が降っていたが、最寄のJR新橋駅ではなくてJR東京駅まで腹ごなしに歩いて行こう、と息子が言うので歩いていった。
たしかに、お腹は満腹。
こんなリッチな食事を仮に毎日食べてたら、間違いなく自分がフォアグラになるだろうな。
▲ 日比谷公園の横を過ぎて、外苑前を歩く。右手は先日の丸の内。丸ビルが見える。
東京駅で息子と別れる。
前から行ってみたい店があった。
俺のフレンチだ。
食材は選り抜き、料理も熟練シェフが創りそのまま提供する。料理以外のサービスはカットしその分価格を抑える、という触れ込みの店。その結果、立ち食いが基本だ。メディアでもよく紹介されるからご存じの方も多いはず。
これは実質本位の私のライフスタイルとも見事に合致する(笑)。
息子も「行くよ」と言ってくれて、彼の都合がついたこの日、仕事のあと、銀座の店TableTakuに行った。
▲ 二階がフレンチ。一階は(俺の)スパニッシュのようだ。
6時前に着いたが、30分ほど2階へ上がる通用階段みたいなところで並んだ。
中は狭いと思う。人でごったがえしていて全体の写真は無理だったのでHPからの写真↓を貼っておく。
▲ 左がカウンター。その前に立食用の小さい丸―ブルが並ぶ。写真の手前にライブ演奏用のピアノが置いてある。
この写真は整然としてきれいだが、私達が入った時は立食しているお客さんで一杯で、動き回ることもできなかった。
▲ 私達は、このカウンター席でスタンディング & ダイニング。
上からぶら下がっているのは、ワイングラス。
▲ 何はともあれ、一杯。
息子は生ビール。私は白ワインで、チアーズ!!
▲ さあ、何を食べようか?
息子が開いたタブレットで、
「俺のフレンチTableTakuでこれだけは食べておきたいベスト3」
と載っている3品をそのまま、目の前のにいさんに(料理人)注文した(笑)。
No.1
▲ ここの中心シェフ飯田卓也氏のスペシャル!!ということだ。食材が5段重ね。見た目がインパクトある。
一番上の粉上のモノがチーズかな。次に白く広がっているのが目玉焼。
その下に三角状に挟んであるのが、フォアグラ。
下に二段重ねになっているのが、短角牛。レア状だ。
右の写真が、このままでは食べにくいので、この「五重の塔」をくずしたもの。
ロッシーニとはイタリアの美食家の名前。色々うまそうなものを積み上げたからそういうネーミングにしたのだろう。
これはリッチ&ヘビー。
No.2
▲ 「ラングスティーヌ(手長海老)を、スパゲッティで巻いて秘伝のフォアグラ・トリュフソースを添えました」とある。
右の写真は、3巻きのうち一つ。手長海老が中から顔をだしている。ひも状のスパゲティの上に乗っている黒い粒状はトリュフだ。
これも味わったことのないお味のソースをからめて食べると美味、美味。
No.3
▲ エスプーマとはムースのように泡状にしたものをいう。これは、オマール海老をムース状にすりつぶしたものか。当然滑らかな舌触りの中に海老の濃厚な味わいが口内に広がる。
右の写真は内部。中央に黄色い生ウニ、その下に黒い粒状のキャビアが、茶色いジュレ(ゼリー)とともに包みこまれていた。
ウムウム・・微妙、美味、すぐ食べないように、舌先で味わいながら、飲みこむ。
カウンター越しに、料理人が目の前で作ってくれるのが見える。
▲ 出来立ての料理がすぐに味わえるのが、立ち食いスタイルの良いところだろう。
自由に好きなものを注文して良いとは言え、いきなりメインディッシュを3品食べてしまった、私達。
全く型にこだわらない食べ方。
とはいうものの、野菜も食べねば。
で、炭火焼野菜から二品を注文。
ここは、「和」との融合も売り物にしていて、炭火でふっくら旨みを閉じ込める和の技法を採用している。
▲ 大きいマッシュルームの上に、パセリと刻んだニンニクを混ぜたブルギニヨンバターをかけてある。
このソースも濃厚だが、何にでもかけられそうな味だ。ソースはみんな擦り付けるようにしていただいた。
▲ 白い片状のものは、豚のバラ肉を意味するパンチェスタが乗っている。
茄子はナス。大味っぽく、こんなものだろうか。
▲ ピアノのライブ演奏が向こうで始まった。
奏者の女性の顔しか見えないが。毎日3回ライブ演奏があるようだ。
3曲ほど弾いて終わった。
ま、店内は肩をすり合わせるように、立ち食いしているお客さんの談笑する声で満ちていて、生演奏を楽しむ雰囲気ではない。あくまで全体の雰囲気の味付けのひとつだ。
▲ 鴨ソリレスと粕漬けフォワグラのリゾット 980円。
お腹をもっと満たしたいと、リゾットも注文。
粕漬けフォワグラだから、これも「和」との融合料理。
フォワグラソースだから、リゾットも濃厚、えも言えない味。
ソリレスとは、今Wikiで調べたがフランス語で「これを残す者は愚か者」という意味。お尻の中臀筋の筋肉の部位で希少、独特の弾力と風味があり非常に美味しいと解説されている。
ウムー、私は「なんじゃこの固いコリコリ肉は」と思っただけだったが。
やはり、愚か者だったのか(笑)。
▲ オーブンで焼かないクレームブリュレ 400円
クレームブリュレとは「焦がしたプディング」の仏語。前で、バーナーで火をつけて表面をカラメル状に焦がしていた。
前にも食べたことはある。
これを一応デザートということにして、私達の立ち食いフレンチは終わった。
▲ お客さんは、30代ぐらいの若い人たちばっかり。年寄はいない。
息子に聞いてみると、「年寄は立って食べてられないのじゃないの」と冷静にコメント。
私は、通勤電車で鍛えられているし、それに立ち食いそばも食べてるし(笑)、
1時間ほどの立ち飲みは、別段どうってことはない。
それにフレンチだからだろうか、女性グループ客が比較的多いのも特徴。
二人でシェアして食べたが、お支払は全部で7,689円(税込)。
本格的なフレンチコースを、あまり食べたことがない私はコストパフォーマンスが良いのか悪いのか分からない。
しかし、1回体験すれば十分か。
▲ 俺のフレンチの店の隣には、「俺のイタリアン」があった。
イタリアンも良いかなと、また思う。
*****************
小雨が降っていたが、最寄のJR新橋駅ではなくてJR東京駅まで腹ごなしに歩いて行こう、と息子が言うので歩いていった。
たしかに、お腹は満腹。
こんなリッチな食事を仮に毎日食べてたら、間違いなく自分がフォアグラになるだろうな。
▲ 日比谷公園の横を過ぎて、外苑前を歩く。右手は先日の丸の内。丸ビルが見える。
東京駅で息子と別れる。