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神戸市立中央市民病院の コロナ抗体検査の示差するものは

2020年05月04日 12時44分34秒 | 新型コロナ

5月4日(月)

日本でも、非常に興味深いデータがようやく出てきた。

現在の日本で、実はどれだけのコロナ感染者がいるかを示唆するデータだ。

 

 

神戸市立医療センター中央市民病院が、外来患者千人の血液検査で33人に、率にして3.3&がコロナ感染の抗体を既に持っていたという検査結果を2日に公表した。

データとしては、3月31日から4月7日に、一般外来患者(救急や発熱外来を除く)から採取した血液を無作為に選んで調べた。さらにサンプル人の性別や年代の偏りを修正すると、新コロの抗体を持つ人の割合は2.7%だったという。神戸という大都市での偏りはあろうが、サンプル数が無作為で多数ということから、ボクは日本人全体に引き直しても、日本人全体でも3%弱は既にコロナ感染しており抗体を得ていることになる(コロナ抗体を獲得すれば通常は再発しないと考えられるが、確証は出てない。感染力も無いはずだが、どういう抗体なのか突き詰めなければ確証は得られないはず)。

仮に3%の抗体保有者比率としよう。日本人総数1億2千万人の3%は・・3百6十満人が既に新コロウイルスに触れて感染し、抗体保有済みということになる。昨日の国内感染者数として発表されている数値は、14677人。1万5千人としよう。

3,600千人 マイナス 15千人は、3,585千人。

3,500千人もの過去・新コロ感染者はどこへ行ってしまった!?

以下はボクの勝手な推測ですのであしからず。

1.やはりPCR検査数が小規模すぎて、膨大な感染者の全体を捕捉できていない。

2.無症状の感染者が想像以上に多いので、感染者として本人意識からも医療ネットからも抜け落ちている。

3.抽出調査の統計処理が間違っている(笑)。全体像(神戸市/日本)を表していない。

4.コロナ「抗体」の把握自体が間違っている。

などの可能性が考えられる。さらに、

1については、当局は新コロの強力な感染力しかし無症状も多いことを予め知っており、人心の安寧のため政策的にPCR検査を抑え全体数が捕捉できないようにしていた?

2については、BCGを受けた日本人が多いこととの関連だ。BCG受信者はコロナ感染しても発症しないといううわさ??がある。

3については、他に5.9%という民間の小規模検査結果が発表されている。今一番待ち望まれるのは、厚労省の依頼による日本赤十字の献血者からの抗体検査結果だ。5月1日頃に発表予定だったのに、いまだ発表されていない。(ヤバイ結果?)

もし、日本でも新コロ抗体保有比率が3%ぐらいあって、大多数は発症しないとすれば、それでも免疫力が弱い人は発症しその一部が重症化するのだとすれば、そしてボクが免疫力が弱いグループに属するとすれば・・・「人を見たらコロナだと思え!!」だな。

 

最後に、ボクではなくて中央市民病院の木原康樹院長の言葉を載せたい。

「さまざまな場面で、実はわれわれの体はウイルスに接触していると考えるべきだ。PCR検査で陽性だった人以外が、全く病原体に接触したことがないという考え方は違う」

「PCR検査はウイルスがいるかいないか。ほかに方法がないから便宜的に使っている。限界があるし、それを持って判断していると、実は間違ったことをやっている可能性は大いにあると医療現場で思う」

「マスクを外したり、『3密』を解いたりすることが可能かどうかは、医療者として、しばらく継続が必要だろうと思う。それは、3・3%という抗体検査のデータが正しいとして、集団免疫ができる70%にはほど遠いから。どこで制限を解除するかは政治家の判断」

(PCR検査の)陽性者だけがかかっていると見る世界とは、違う裾野の世界が、現在進行形で広がっているという認識は大事。ワクチンなどの抗体を提供できる時期が来れば大変よろしいし、きっと来る。それまでは動向を見極めることが必要だ。具体的なちゃんとした情報発信をしていくことが、私たちの仕事だ」