林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
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夜光は由緒正しい地名1

2016年01月30日 21時18分30秒 | つっか


川崎在住のつっかです。

夜光という場所に住んでいるんですが、
周りは工場しかありません。

窓からの景色も、工場です。

はじめは「夜光」って地名も、
工場が多くて、夜も働いている町のように思っていたのですが…。

意外と由緒正しかったりします。

平安時代、平間兼乗(ひらまかねのり)という武士がいました。
無実の罪で住んでいた尾張国を追われることになり、
諸国を流浪したのち、
川崎に辿り着いて漁師として暮らしていたそうです。

そんなある夜、
夢の中でお告げがあり、
夜にもかかわらず、
海中から光が煌々と灯っていた場所があり、
その場所に網を入れました。

網を引き上げると、
その中に弘法大師の尊像があり、
兼乗はその尊像を浄め、
草庵を建てて供養を怠らなかったそうです。

そして、1128年(大治3年)、
諸国遊化の途中だった高野山の尊賢によって寺が建立され、
本尊を「厄除弘法大師」と称して奉りました。

それが川崎大師の起こりで、
兼乗の姓である平間をもって平間寺(へいけんじ)と号されたそうです。



そうなんです。
弘法大師の立像があった夜に光り輝いていた場所が、
ここ「夜光」だったんですね。

うーん。
住もうと思って住んだ場所ではないのですが、
なかなかどうして由緒正しい場所ではないですか。

ただ、川崎大師の起こりには、
こんな話もありまして…。

それは、また後日。