林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
火曜に店長、木曜にVROOOM、土曜につぁんが投稿します。

店長が新しいギターを!? その9

2019年01月17日 08時14分43秒 | 新しいギター購入計画


なんか知らんけど、寒いなあ~。

冬ってこんなに寒かったでしたっけ?(笑)

おいらはのどにエヘン虫が住み着いてしまって、なかなか出ていかなくて困っております。

熱も出ないし、痛みもないんだけども、すぐに咳き込んでしまうのが難点・・・

ホット・ロッキン・ナイトまでには完治したいな~(遠い目)


さてそれはともかく前回は、店長が買ったばかりのギターを、スキャロップ加工したというところまで。

とは言っても、肝心のスキャロップ加工をほどこすのは、VROOOMの仕事。

うちのバンドが誇る楽器職人ですよ(笑)


店長がブリードラブの12弦ギターをVROOOM宅に置いて行ったのが、12月30日!

年も押し迫ってからの事ですわ。

そして、VROOOMが作業にとりかかかったのが、大晦日の夕方くらいから。

そしてなんと、VROOOMは除夜の鐘も聞かず、ゴリゴリと削りまくって。

気がついたら元旦の朝を迎えていましたとさ(驚愕)


スキャロップ年越し(爆笑)


日本というか世界中で、こんな年越しをした人はおるまい・・・

今年1年、VROOOMの運勢がとても良かった場合は、楽器職人の年越し恒例行事になるかも(笑)

まあ、それはともかく、年が明けて初めての練習の時、贈呈式が行われます。

それが、冒頭の写真ですね。



さっそく、どのように加工してあるのか、見てみましょう。

すげえ、ネックが波打ってる・・・

さすがVROOOM、念入りにヤスリをかけているから、肌触りもとてもいい!

これで、VROOOMがスキャロップ加工したギターは、なんと3本目・・・

店長のメイン・ギターだった、オベーションの12弦ギター。

おいらが店長にプレゼントした、スパニッシュ・ミニ・ギター。

そしてこれからの店長のメイン・ギターである、ブリードラブの12弦ギター。

いやあ、削りも削ったり!!


VROOOM自身が、作業するたびに、

もう2度とやりたくねえ作業だわ・・・

と愚痴るほどの、面倒くさい作業です。


というかアコギで、スキャロップ加工してあるものって、持っている人、居るんだろうか??

店長の他には、誰も知らない・・・

ネットで、「アコギ スキャロップ加工」なんかで検索をかけてみたところ。

アコギをスキャロップ加工していると思われる画像は、数件しかありませんでした・・・

しかもそれは、実験的にやっているだけで、店長みたいにメインとして使うためではない模様。


しかも12弦ギターなんてことになると、これも、日本はおろか世界中で、店長しか居ないかもしれない(爆笑)


そもそも、スキャロップ加工するメリットとしては、

速弾きがしやすくなる

チョーキングやビブラートがかけやすくなる

音の粒立ちが良くなる


と言われていますわ。


これって、エレキ・ギターだったら、よくわかるメリットですよね。



そしてスキャロップ加工するデメリットとしては、

低音の響きが弱くなる

ネックが反りやすくなる

ボディの音の鳴りが悪くなる



これって、アコースティック・ギターだったら、致命的なデメリットですよね(笑)


だから、エレキ・ギターをスキャロップ加工するのは、わりと一般的でも、

アコギをスキャロップ加工する、なんて人は少ないわけですよ(爆笑)

それでも絶対にスキャロップ加工した方が自分にとって価値がある、と思えるというのは素晴らしい。

いやあ「少数派」は少数派でも、「断固として少数派」というのは、店長の魅力ですな!!



設計段階から手作りの「分解できるカホン」

スキャロップ加工してある「12弦のアコギ」

真鍮製トライコーンの「リゾネーター・ギター」



なんか知らんけど、うちのバンドのメンバーが使っている楽器は、変な楽器ばっかりですな(自慢げ)


「究極の少数派」というところを目指していきたいものですわ!!


こうして、ついに!

店長が新しいメイン・ギターを手にしたのです!!


いよいよ、このギターを使って、バンド活動していくわけですが。

それは、このシリーズ以外のところで語っていくことになりそうですな。

手始めとして、1月26日(土)のホット・ロッキン・ナイトですわ。

そこで、このギターの真価が問われるわけですな!!


ひとまず、このシリーズは今回でおしまいですぞ~。