初めて聞きながら、ブライアンに「誰なんだい」って訊いたら、「ロバート・ジョンソンだよ」って言うんだ。
それで、「うん、だけど一緒に弾いてるやつは誰なんだい」っておれは訊いてしまった。
2本のギターが聞こえてね。
ジョンソンがまったく1人でやっているのだと気がつくまで、かなり時間がかかったね。
すんません、いきなり引用ですわ(笑)
これはローリング・ストーンズのキース・リチャーズが、ブライアン・ジョーンズの家で、初めてロバート・ジョンソンの音楽を聴いたときの追想。
いや、前回、ベース音をきちんと出しながらバンドに貢献するには、ってところまで考えたわけだけれども。
おいらにとっての、その答えがここにあるわけですね。
ロバート・ジョンソンですよっ!
アコギでブルースをやる人たちからしてみると、神様と呼んでもいいくらいの存在!!
んで、何がそんなにすごいのかと言われると、それはなかなか一言では答えられないんですよね~。
おいらも、最初に聴いたときは、正直、よくわかりませんでしたわ・・・
ところが今では、全曲収録されているCDセットを、2つも持っている有様(爆笑)
さらに、アメリカで発売されているスコアブックと、教則DVDまでっ!!
ほうら、こんなに(笑)
ですがね、これまでたくさん聴いてはきたけど、「本気でコピーしよう」とは、とても思えませんでした・・・
なぜなら、ものすごーく難しいから・・・
ただね、ここ最近、新しいギターを発注して、そろそろ本気でブルーズに取り組もうと考え始めると。
避けては通れませんよ、ロバート・ジョンソンは!!
といっても、全曲コピーしようなんて、そんな大それたこと、とても考えられませんよぉ。
ただ、冒頭で引用したように、キースリチャーズが感じたような、2人で弾いているかのように聞こえるギター・スタイルを手に入れたいなと!!
それを端的に言うと、「単音ベース奏法」と「交互ベース奏法」というスタイルなのですよ・・・
分かりにくいと思うので、さらにそれをすごーく簡単に言いなおすと、右手の親指でベースを刻みながら、右手の人差し指と中指(時には薬指)で、高音のメロディやリフを弾くということ。
これができるようになると、ベースがいなくても「低音が絶えず鳴る」ことになるではないか。
キースリチャーズにすれば、ロバートジョンソンが低音を弾いているパートと、高音を弾いているパートが、別人の演奏に聞こえたということ。
そういう演奏をできるようになりたい!!
そう思って、ここ数週間取り組んでいるのですが・・・
頭がおかしくなるんじゃないかというくらい難しいのですわ(涙)
いや、音符が速すぎて指が動かないとか、そういう難しさじゃなくて、2つのことを同時に考えなきゃいけないのですっ!!
まじで、脳みそが2つ必要です。
それを弾きながら歌うんだとしたら、さらにもう1つ、脳みそが必要です・・・
こんなことを、やすやすとやっていただなんて、ロバート・ジョンソンすごすぎです・・・
おいらの格闘については、次回に回すとして、そのロバート・ジョンソンの曲を、現在の人がやっている映像を見てみましょうか・・・
ロバート・ジョンソンの映像は残っていないもんで・・・
John Hammond - Phonograph Blues
この人、低音弾いて、高音弾いて、歌って、さらにハーモニカまで吹いてるよ・・・
脳みそが4つあるとしか思えん・・・
さらに続きは、次号ですわ・・・
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