荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

路傍のお地蔵様

2018年06月22日 | 散文
故郷は古い町です。
この路地にお地蔵様があります。


ブロック塀を開け祀っています。


その向かい側には、庭の一部に祠を建てて祀っています。


もう姿形が不明瞭です。


足元に僅かな痕跡が見えます。


このように大切にされています。
この路地は昔のメインロードだったのかも知れません。
旅人やお遍路さんを見守っていたのかも知れません。

コメント (2)
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故郷の道端にある果実

2018年06月22日 | 散文
故郷では道端や庭先に沢山の実が成る木を植えています。
これは美味しそうな「ゆすらうめ」です。
我々は単に「ゆすら」と呼んでいました。
子供のころのように一粒摘むと、口の中でプチっと弾けてやっぱり美味しい、懐かしい。


塀からこぼれる桑の実です。


これだけ沢山の実は初めてです。


東京の新宿7丁目で見たのと同じ種類のようで、実が大きくて葉が小さい様に思います。


良く熟れた、黒い粒を食べました。
新宿7丁目程じゃないけど、やっぱりあまり美味しくない。
黒く熟れた実が少ないので、まだ食べ頃じゃないのかも知れません。


こちらでは「グミ」です。


若い実は渋味があります。
良く熟れたのを摘んでみました。
懐かしくて、美味しい!
このように、この辺りの子供は普通に他所の家の果実を摘んでいました。
おおらかな土地柄です。


この「グミ」を子供のころ「ゴヨブ」と呼んでいました。
お菓子のグミは何の果実だろうと、ずっと疑問でした。
「グミ」が「ゴヨブ」だと判明した時、機会あるごとに皆に聞いてみましたが、「ゴヨブ」の呼び名は今治でもこの界隈のごく一部の地域だけのものと知りました。

どんな謂われがある命名なのか興味が続いています。

よそ様の果実を食べながら、何ら悪びれる事なく、こんな事を考えています。
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