荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

西日光/耕三寺

2018年06月25日 | 散文
耕三寺耕三(こうさんじこうぞう)が母親の菩提寺として昭和11年から30年余りの歳月をかけて建立した浄土真宗本願寺派のお寺です。
個人が建てたお寺だということを先ず念頭にご覧ください。

山門を入ります。




生口島の北、瀬戸田港の背後の広大な山に築き上げました。




50数年前、近隣の農家の寄り合いの慰安旅行で、親に連れられて来た以来の訪問です。




青紅葉が朱殿と映えます。


絢爛豪奢な寺院です。








園内(境内の粋を超えています)には如来像もあります。


つつじの築山の石仏を見ながら坂を上がります。


そこに「未来心の丘」があります。






上って行くと、瀬戸内海が一望できます。






この大理石の石庭は、耕三寺博物館による芸術家支援活動の象徴でもあります。




この、個人の為したスケールの大きさに敬服、いや圧倒されます。
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大崎ヶ鼻の岩場を登る。

2018年06月25日 | 散文

前回から続いています。

潮が引いた大崎ヶ鼻です。
あの特徴ある岩には名前が付いているのでしょうね。
「大崎ヶ橋」とか、「亀岩」とか。


岩を見上げます。
思ったより浸食が進んでいて、その接点はほんの僅かです。


岩を潜って振り返ります。
あのおじさんが竿を振るっています。


岩を這い登りました。
一昨年、ここの遊歩道を自転車を押して走破した事がありました。
どうもここへ来ると、子供のころの気分になってしまいます。
途中の写真を撮る余裕はありませんでした。
釣りのおじさんが遠く下に見えます。


アーチ状の岩の頂点です。


岩の向こう側の景色を覗きます。
足場が無いので、これ以上はちょっと怖くて行けません。
もう身軽な中学生ではありません。
この向こうは「姨捨」という地名でした。
崖の上からこの海に捨てた伝説が残っています。
この地名は、もう80歳以上の人しか知りません。


先ほどの岩を振り返ります。


岩と岩との接点が小さい様に思います。


もう一度真上から見ます。


これだけの接点しかありません。


角度を変えて、岩の接点を見ます。
接点の真ん中に穴が見えます。




これは、乗ったらダメですね。
ここは国立公園です。
この岩を壊したら逮捕されると思います。


中腹に立った境界標識です。
風化していますが、「越智周桑郡堺」の文字が見えます。


少なくても60年以上昔に建てたものです。
そして現在は「今治西条市境」です。


余談ですが、中学生の頃、大人から聞いてこの辺りに水晶を探しに来ました。
岩の真横に白い石英の筋が走っています。
石英の結晶の水晶があったと思います。


国民休暇村の全体図です。
地図の右上に「大崎ヶ鼻」があります。



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