両国橋から神田川を覗いています。隅田川との合流点です。我々カヌークラブは、扇橋閘門が再開(8月1日、現在耐震工事中)したら、日本橋へ行く計画を立てています。その為に、神田川と日本橋川の下見に来ました。

この辺りの隅田川の幅は200mくらいです。多少の波があっても渡れますが、作業船や観光船の往来が気になります。休日なら作業船が居ないだろうが、観光船の本数が増えます。高齢者が大勢で渡るにはちょっと気掛かりです。
神田川の入り口は柳橋です。先ずあそこから探索を開始します。

柳橋は旧花街です。その名残は街に殆ど残っていないけど、ここ柳橋の欄干に「かんざし」のモニュメントとして残されています。

橋から上流を見ます。ここをカヤックで行く計画です。ここは、古くは芸者を乗せての「船遊び」が盛んでした。その歴史で、数店の船宿が現在も営業しています。 
また、有名な佃煮屋「小松屋」があって、柳橋の風情を提供しています。

柳橋脇の小松屋です。

柳橋です。柳が植えられています。

東京には各地に佃煮屋が在りますが、私の知る限り、ここの佃煮は辛口でも上位にあります。酒飲み好みでしょうか?花街の旦那衆が好んだ名残りでしょうか? 
小松屋も船宿を営んでいます。対岸は屋形船専門の小松屋の建物です。

船への乗り場を覗きます。


あの朱色の船がここ小松屋の船です。

隣の井筒屋の乗り場が続いています。

岸辺には天麩羅の「大黒屋」が在ります。二階の窓の部屋は「待合室」です。あそこでお茶を飲みながら、天麩羅油の温度が上がるのを待ちます。その間、神田川を見下ろせます。小松屋の屋根と船着き場の風情が花街の昔を彷彿とさせてくれます。

小松屋を離れます。

井筒屋の屋形船を覗きながら行きます。

井筒屋を過ぎます。

「あみ春」です。

船宿が続きます。

柳橋の風情が続きます。
好い雰囲気だけど、こんな事をしていると下見ができなくなります。神田川の遡上を急ぎます。