荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

荒川の船泊り/2020年春

2020年04月14日 | 散文

荒川の春です。河川敷を行きます。

 

コロナウイルス対策で緊急事態宣言が発出されました。ただし、散歩は良いとのことなので、人通りが少ない河川敷に来ました。運動をしないと心身の健康が保てません。

 

葛西橋のちょっと上流に船泊まりがあります。中空を走るのは首都高速中央環状線です。薄曇りの春の景色です。

 

ここは漁船と釣り船と屋形船の泊まりです。

 

この景色が好きで時々訪れます。

 

釣り船ですね。

 

大きな桟橋があります。

 

船が密集しています。

 

屋形船の集団です。コロナ騒動の初期に屋形船が集団感染の場になって以来、屋形船を利用する客が居ません。例年ならこの時期は花見客で書き入れ時でした。なのに、花見のシーズンにこの状態です。

 

屋形船は水辺が心地好いこれからが最盛期を迎えます。夏に荒川の各地で開催される花火大会が最高の収入源です。当然1年前から予約が入っているのですが、催行はコロナウイルスの動向次第です。花見客が全てキャンセルになった船宿としては花火大会の開催を祈っていることでしょう。先日隅田川花火大会の中止が発表されました。荒川各地もダメでしょうね。人けがありません。曇り空のせいだけではなく、画面が暗いです。

 

荒川の上流を見ます。

 

コロナウイルスの終焉を待つ水辺です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

男はつらいよ/さくらと博の家が無くなりました。

2020年04月14日 | 散文

映画「男はつらいよ」に登場した妹さくらと博の家を見つけていました。江戸川の土手を走る度に眺めていました。時々近くで眺めていました。

その家が無くなりました。オレンジ色の網フェンスの場所です。更地になっています。

 

振り向けば、春の江戸川土手です。対岸には和洋女子大の校舎が見えます。

 

土手の石段を降りて行きます。

 

ここに在ったのです。

 

家の前は満男がバイクで、博が自転車で走った道です。

 

映画のシーンを思い出しながら家の周りを歩きます。

 

更地がむなしいですが、持ち主の都合です。きっとすぐに新しい家が建ちます。それもむなしいですが・・・

 

この家を見つけたおかげで散策の楽しみが増えていました。

 

家を見て映画を思い出し、「土曜は寅さん」シリーズを楽しみにしていました。

 

土手上には散歩する人、話し込む人(話題は生命保険についてです)、そして私の愛車です。

 

私にしか分からない感情ですが、この家を見つけてからずっと私の20数年の人生と共にあったのです。

 

感慨深いものがあります。

今後も新しい家を見る度に、寅さんを思い出すでしょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする