偶々通り掛りました。お婆さん達が待っていた路地に移動販売車がやって来ました。「コンビニよりコンビニエンス(べんり)な移動スーパー」と書いています。食料品の絵が分かりやすいです。
運転席から降りた人が、後ろの屋根を上げます。
助手席から降りた人が、反対側の後ろの屋根を上げます。男の子です。親子での営業です。
後ろの扉が全て開いて、商品が現れてからお婆さん達が集まります。
背後はJR貨物線の土手に沿って民間が建つ路地です。驚きました。こんな街に移動販売車が来るんですね。
移動販売は盛況です。お婆さん達が待っていたということは、決まった曜日の決まった時間に定期的にやって来るのでしょう。
移動手段の無い老人にはありがたいです。
ここは田舎の山の中ではありません。さきほどやって来た「大島銀座通り会」の延長の住宅街なのです。商店街の向こうは、とても車通りが多い明治通りです。当然、商店街になっていて、総合区民センターの近くでかつ地下鉄西大島駅の近く、町の中心地です。
そんな場所のすぐ近くにやって来るのです。
ひょっとしたら、本当に「大島銀座通り会」商店街が無くなったのでしょうか?それならこの光景が納得できます。それじゃあ買い物に困る人が出ます。歩行能力が落ちて明治通りに在る数百メートル先の商店街に行けない人も居ます。商店街は便利なようで、それぞれ個別の店なので、食料品や日常雑貨を買い揃えるには、長い商店街を数店巡らなければなりません。体力が衰えた老人には困難です。
高齢化社会って、そういうことです。そんなニーズがあって、東京の下町に移動スーパーがやって来る時代です。驚きました。