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荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

移動スーパーが来る街

2021年05月11日 | 散文

偶々通り掛りました。お婆さん達が待っていた路地に移動販売車がやって来ました。「コンビニよりコンビニエンス(べんり)な移動スーパー」と書いています。食料品の絵が分かりやすいです。

 

運転席から降りた人が、後ろの屋根を上げます。

 

助手席から降りた人が、反対側の後ろの屋根を上げます。男の子です。親子での営業です。

 

後ろの扉が全て開いて、商品が現れてからお婆さん達が集まります。

 

背後はJR貨物線の土手に沿って民間が建つ路地です。驚きました。こんな街に移動販売車が来るんですね。

 

移動販売は盛況です。お婆さん達が待っていたということは、決まった曜日の決まった時間に定期的にやって来るのでしょう。

 

移動手段の無い老人にはありがたいです。

 

ここは田舎の山の中ではありません。さきほどやって来た「大島銀座通り会」の延長の住宅街なのです。商店街の向こうは、とても車通りが多い明治通りです。当然、商店街になっていて、総合区民センターの近くでかつ地下鉄西大島駅の近く、町の中心地です。

 

そんな場所のすぐ近くにやって来るのです。

 

ひょっとしたら、本当に「大島銀座通り会」商店街が無くなったのでしょうか?それならこの光景が納得できます。それじゃあ買い物に困る人が出ます。歩行能力が落ちて明治通りに在る数百メートル先の商店街に行けない人も居ます。商店街は便利なようで、それぞれ個別の店なので、食料品や日常雑貨を買い揃えるには、長い商店街を数店巡らなければなりません。体力が衰えた老人には困難です。

高齢化社会って、そういうことです。そんなニーズがあって、東京の下町に移動スーパーがやって来る時代です。驚きました。

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「大島銀座通り会」再訪

2021年05月11日 | 散文

商店街の看板を潜りました。街灯を見上げます。「おおじま」と読みます。十年くらい振りの訪問です。

 

懐かしい!「らかん湯」がまだ営業していました。過日、葛飾北斎「富嶽三十六景」の現場を探して近くまで来ました。今は無い羅漢寺から富士山を眺める構図でした。そこからの屋号ですね。前回はそんな謂われを知らなかったので、店名の意味が分かりませんでした。

 

枝道を覗きます。老人が話しながら歩く路地です。穏やかな昼下がりです。

 

商店街を行きます。

 

「EBISU」は理髪店です。

 

 

他に店らしいものはありません。

 

更に行きます。風と陽射しが爽やかです。でも店舗はありません。そういえば、東京のどこの商店街にもある「tokyo2020」のバナーがありません。もう、商店街組合組織が解散してしまったのでしょうか?

 

向こう側の看板が見えました。

 

商店街の終点です。この商店街の特徴である鉄橋が見えます。

 

JR貨物線の土手です。

こんな商店街です。・・・もう、商店街じゃ無くなったのでしょうか?

コメント (2)
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