墨田区千歳界隈を走っていたら、「贈正五位 杉山総検校 墓所」に出逢いました。
新緑の弥勒寺です。
訪問します。
閑静で整然としたお寺です。
墓所は左手にありました。
説明書きを読みます。現在でも鍼治療の代表的な杉山式管鍼を開発し、多くの盲人の人生を支えた人です。
木漏れ日の下に墓があります。
五代将軍徳川綱吉の病気を治して感謝され、「望みはあるか?」と問われて「望みはただ一つ、目を下さい」と答えたそうです。それを聞いた将軍は涙を流しながら「いかな将軍でも目はやれぬ。一つ目をやろう」と言われて、竪川一つ目(一之橋界隈の土地)を拝領したとの逸話が残っています。
改めて、初夏の静寂の下です。
・・・そうだ、あそこへ行こう。
この話、続きます。