荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

杉山和一の墓に出逢う。

2021年05月22日 | 散文

墨田区千歳界隈を走っていたら、「贈正五位 杉山総検校 墓所」に出逢いました。

 

新緑の弥勒寺です。

 

訪問します。

 

閑静で整然としたお寺です。

 

墓所は左手にありました。

 

説明書きを読みます。現在でも鍼治療の代表的な杉山式管鍼を開発し、多くの盲人の人生を支えた人です。

 

木漏れ日の下に墓があります。

 

 

五代将軍徳川綱吉の病気を治して感謝され、「望みはあるか?」と問われて「望みはただ一つ、目を下さい」と答えたそうです。それを聞いた将軍は涙を流しながら「いかな将軍でも目はやれぬ。一つ目をやろう」と言われて、竪川一つ目(一之橋界隈の土地)を拝領したとの逸話が残っています。

 

改めて、初夏の静寂の下です。

・・・そうだ、あそこへ行こう。

この話、続きます。

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鬼平情景/ニ之橋界隈

2021年05月22日 | 散文

ニ之橋です。隅田川から数えて2番目の橋でした。現在は沢山の橋が架かっている竪川の上に高速道路が走ります。この界隈は葛飾北斎の富嶽三十六景ゆかりの場所です。

 

そして、鬼平犯科帳の世界でもあります。

 

彼はこの辺りから上陸したのでしょうか?

 

軍鶏鍋「五鉄」の場所の推定です。

 

現在のこの姿からは、鬼平の世界が想像ができません。

 

すぐ近くには「五鉄」ではなくて、茶舗が在ります。

 

歴史のある店だったりします。

 

店舗のすぐ脇がニ之橋です。

東京下町の風情です。

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