こんな説明板に遭遇しました。
場所は葛飾区の中川の土手下です。
奥戸街道の本奥戸橋を東に渡って川沿いに右折した所です。二つの祠が冬日に照らされています。
「入定塚」に興味を惹かれました。入定塚とは、即身仏になった人を祀った塚との事です。私は初めての出遭いです。「六部(行者)」とありますが、「六」という数字に意味が有りそうです。 調べました。「りくぶ」と読むと、中国の官制、中央行政機関の六部門の事ですが、説明板には「ろくぶ」と振り仮名が有ります。
六十六部の略。書写した《法華経》を1部ずつ,全国66ヵ国の霊地に奉納するために回国する僧。実際に盛んになるのは室町時代からで,近世にとくに流行。近世の六部は覆鉢型の笠(かさ)をかぶり,ねずみもめんの衣をつけ,帯の前に鉦(かね)をたらし,厨子(ずし)を背負うという姿で巡礼した。(百科事典マイペディアより)
説明板に従って、森市地蔵尊の祠を覗き込みます。地蔵は、この聖徳太子像の背面に安置されているそうですが、分かりません。
祠の背後にも廻ってみました。
ただ、冬の陽射しに二つの祠が並んで立っているだけです。