荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

大黒湯の閉店

2021年12月21日 | 散文

タカラ湯の前で、近所のおばちゃんから大黒湯が閉店するとの話を聞いてやって来ました。屋根に枝が落ちて、修繕するにも後継者がいないので廃業を決断した、とのことです。自他ともに認める界隈最大の、銭湯らしい銭湯です。これが無くなるのは如何にも勿体ないです。

 

大きな湯船です。煙突がそびえています。

 

この「ぬ」板、裏が「わ」板が無くなるそうです。

 

店頭の掲示板にはそんな告知は有りません。あのおばちゃんが嘘言うと思えないし、まだ公にしていないようです。

 

大黒様の木彫を見上げます。

 

江戸時代の風呂屋の看板です。「弓射る」から、「湯入る」の洒落です。これらが無くなるのですね・・・。

 

見納めになるかも知れません。裏に廻ります。

 

この景色も変わっていません。

 

煙突を見上げます。猿が昇る煙突にも変わりありません。玄関の「ぬ板わ板」といい、シャレ心のあるオーナーです。

 

何処よりも立派な、大きな煙突です。

 

大きな湯船です。

 

正面に戻りました。

 

今日初めて屋根に気が付きました。

 

ここにも大黒様が有ります。

 

こんな立派な銭湯が無くなるのが信じられません・・・。

銭湯の継続が難しい時代です。

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タカラ湯の撮影現場で、

2021年12月21日 | 散文

タカラ湯の庭の壁際にこんな物が有りました。これって、撮影機材みたいです。また撮影しているのかな?

 

いつもこの時間は閉まっている玄関が開いています。脱いでいる靴は、スニーカーです。

 

撮影スタッフの靴でしょうか?

 

宝船の木彫を見上げます。左右にライトが点っています。木彫看板も撮影の対象でしょうか?

 

こんな事をしていたら、背後からおばちゃんに声を掛けられました。「今日と明日は撮影で休みだよ」「やっぱり撮影中ですか?何を撮っているのですか?」「知らないけど、ここはよく撮影してるのよ。アンタ何してるの?温泉巡り?」銭湯を温泉と言うおばちゃんです。

「まあそんなものです」「ここの風呂入った?まだだった是非お入りなさいよ。お湯は良いしね、庭が立派だし、湯船は広いし・・・、あれ使えば良いじゃない、区から170円割引券来てるでしょ、70才以上を対象に」「すみません。私足立区の住民じゃないし、70才以上でもないんですよ」「あら失礼!ホホホ、ここ有名だから遠くからでもやって来るのよ。ここが駐車場。おいでよ、帝京科学大学の学生も来るし」

「千住は銭湯が多いですよね」「私ね、ここに50年住んでいるからよく知っているのよ。『金の湯』は狭いね。いっぱい温泉があったのよ。『子宝湯』とか『新橋湯』とかね。4つの温泉が無くなったのよ」フンフンと聞いてました。突然思いがけない事を言いました。

「大黒湯も閉店するのよ」「え!?あの大黒湯が・・」「そうなのよ。屋根に木の枝が落ちて修理が必要なんだけど、後継者が居ないしで閉店するんだって。私あそこも好きでね、よく行ったのよ」私は啞然茫然です。そんな私にお構いなしで、「入りにおいでよ。あ、ここの親戚じゃないからね。ほんとにいい温泉だから」コロコロと買い物キャリー(と言うのかな?)を押しておばちゃんは去って行きました。

さあ、大黒湯へ急ぎます。

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こんなクリスマスイルミネーション

2021年12月21日 | 散文

神田小川町の交差点で信号に捕まりました。ふと見ると、歩道の緑地にアンパンファミリーとミッキーマウスが並んで立っています。

 

自転車を降りて、歩道から眺めました。可愛いですね。電気コードが見えるのでイルミネーションですね。

 

あ、向こうにも有ります。

 

お、こちらはミッキーマウスじゃなくてドラえもんです!誰が設置したのだろう?町内会だろうか?

 

アンパン達の向かい側はビルの建設現場です。無粋な現場に微笑みを提供しているのでしょうね。

東京には各地に豪華絢爛のクリスマスイルミネーションが有りますが、こんな可愛らしいイルミネーションも有るのです。

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