タカラ湯の前で、近所のおばちゃんから大黒湯が閉店するとの話を聞いてやって来ました。屋根に枝が落ちて、修繕するにも後継者がいないので廃業を決断した、とのことです。自他ともに認める界隈最大の、銭湯らしい銭湯です。これが無くなるのは如何にも勿体ないです。
大きな湯船です。煙突がそびえています。
この「ぬ」板、裏が「わ」板が無くなるそうです。
店頭の掲示板にはそんな告知は有りません。あのおばちゃんが嘘言うと思えないし、まだ公にしていないようです。
大黒様の木彫を見上げます。
江戸時代の風呂屋の看板です。「弓射る」から、「湯入る」の洒落です。これらが無くなるのですね・・・。
見納めになるかも知れません。裏に廻ります。
この景色も変わっていません。
煙突を見上げます。猿が昇る煙突にも変わりありません。玄関の「ぬ板わ板」といい、シャレ心のあるオーナーです。
何処よりも立派な、大きな煙突です。
大きな湯船です。
正面に戻りました。
今日初めて屋根に気が付きました。
ここにも大黒様が有ります。
こんな立派な銭湯が無くなるのが信じられません・・・。
銭湯の継続が難しい時代です。