


昨日(弊2011年02月04日)紹介した正月明けの田耕耘作業
水田によっては正月前に、秋に実施されている
ここは関東平野のど真ん中、埼玉県久喜市や幸手市
稲刈りを終えて日数少なの9月下旬
来年の多収量を目指して最初の耕耘、1番耕耘・イチボウネが行なわれる(写真1・写真2)
イチボウネを、鴻巣市域ではイチボウウナイと呼ぶ
写真2の水田は、2009年08月29日(土)には黄金色だった
稲刈りと稲わら焼きが実施されたのは30日、あるいは9月初旬の土・日曜日(注1)
その約1ヵ月後、09月26日に最初の耕耘
耕耘で掘り出されたドジョウやカエルなどを狙い、サギがトラクターの周りに集まる(写真2)
サギは餌探しに気をひかれ、警戒心が弱い
2台のトラクターの運転席には覆い・キャビンは付いてない
写真1・写真2において、緑の2番子の周りに黒く写るのは稲わらを焼いた跡
昔、縄、筵、俵などの藁製品がひろく使われていた時代には焼く必要はなく、むしろ不足するほどだった
今はビニール製品の時代、使い道のない稲わらは焼くしかない
コンバインも、稲刈りと脱穀を同時に行い、稲わらを短く切り落とす
注1:2番子(ニバンコ・刈株から生えた稲)の伸びぐあいを併せ考える
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:写真1;2007年09月23日、写真2;2009年09月26日
撮影地:写真1;埼玉県久喜市(旧鷲宮町) 写真2;埼玉県幸手市