![人気ブログランキングへ](http://image.with2.net/img/banner/banner_14.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/80/0f3f12bc26d29918d52c4d87b8fd2d56.jpg)
写真1 トンネルの白色寒冷紗をとり、中を見せてくださる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/22/2726c561459a003e84b8b569831f5c6e.jpg)
写真2 トンネルの白色寒冷紗と防虫ネット(左側。トンネル枠だけ見える)
高須賀池からの帰途、おじいさんが集落内道路脇の畑にいる。そこをいったん通り過ぎ、思い直して引き返し、ハクサイやサヤエンドを覆っている素材を指し、これ、なんのためですか、と聞く。
あ、あー、耳が遠いんだ。
<(大きな声で)これは、なんのために張ってんですか>
霜よけ、虫よけ。今は寒いから虫は少ないが。
<鳥よけじゃないですか>
いや、霜よけ。これは、けばけばがある、ここに霜がたまる。下に落ちない。
寒冷紗(有馬:不織布?。霜よけ、虫よけは、結果として鳥よけにもなる。)
<そうですか。私は23年生まれです。だんなさん、何年生まれですか>
昭和3年。84。
<お元気ですねー>
いやー。畑が空いてるので作りたい。けど、市場がないので作っても出せない。
・・・・(聞き取れない。)に出しても、合わない。
<野菜の直売所ですか>
うん、直売所、出しても合わない(有馬:もうけにならない)。
そうだ、私が小学校入学の頃、祖母は農産物を規格段ボールなどに入れず、個人でセリ市場に出していた。現在、高齢者の少量出荷を受け入れるセリ市場は少ない。
そのような現状が上記のおじいさんの話になる。
さて、今日田畑で働いている人を見るのは、我が家を出てから2人目。それも昭和1桁世代、おじいさん。頑張る昭和1桁世代。
引用・参考文献等:*当ブログ2012年02月29日<なに、なさってんすか41 地震 で やられたから>
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年02月26日 撮影地:埼玉県幸手市