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赤城山南麓の防風林とウコン洗いの見聞撮の後(弊ブログ2014年02月04日・2014年02月07日)、
傾く夕陽と競いつつ上毛鉄道新里駅(弊ブログ2014年01月31日)へ歩き下る。
突如、下る先の防風林から太く高い野鳥の声、ガビチョウ。
見撮体勢をとり、歩を緩め進む。
3羽確認。運よく撮れる(上の写真)。
帰宅後調べると、カオジロガビチョウ。
本種は全長約23cm、ヒヨドリとほぼ同じ大きさ。
体色は地味な焦げ茶色から灰褐色で、目の周りから喉にかけて三角形状の白い模様がある(上の写真)。
自然繁殖地は東南アジア、中国。
愛玩用・観賞用に輸入されたものが野生化。
生息域は群馬、栃木、茨城、埼玉、千葉の5県。
野生化した本種の初記録は1994年、群馬県赤城山の南面。
低木層低地林、里山、樹林地、樹木の多い住宅地、公園などに生息。
「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」(通称:外来生物法・2005年06月01日施行)で、
ガビチョウ(弊ブログ2012年05月26日)、カオグロガビチョウ、ソウシチョウ(弊ブログ2013年03月21日)などとともに
特定外来生物に1次指定された(2005年06月01日・その後指定種は増えて2013年09月01日現在第8次指定)。
地上採食性のツグミ、アカハラ、シロハラなど生息空間が重なる在来種が影響を受ける。
同法施行以前から飼育を継続し、届け出た者以外の飼育は禁止されている。
学名Garrulax sannio, 英名White-browed Laughing thrush
引用・参考文献等:*独立行政法人国立環境研究所侵入生物データベース;カオジロガビチョウ
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2014年01月25日 撮影地:桐生市新里町