久しぶりにのんびり出来た日曜日だったのだが、朝から凶行のニュースが飛び込んできた。北朝鮮ミサイルが沖縄の上空を通って、宇宙空間まで飛んでいったらしい。狙いは不正確にしても十分アメリカまで届く能力があるというわけだ。これでアメリカも脅威を感じ本腰を入れるだろうか。
近隣どころか陸続きで国境を接する中国は北朝鮮が武力行使あるいは自壊した場合の被害を想定してか、強い制裁に踏み出せないようだ。しかし、刃物をちらつかせて譲歩和解に応じない国なのは明白過ぎるほど明らかになっている。いつまでもこの危険な均衡が続けられるとは思えない、最小被害で手を打つ時期に来ていると思う。平和裏に解決はできないことは火を見るよりも明らかだ。
中国もソ連もアメリカに対して北朝鮮をクラブのジャック程度の切り札に使ってきたが、持ち札が手が付けられない凶札なのが分かってきたと思う。中ソ米が力を合わせれば、手が打てるはずだ。三すくみでは刈り上げ男の思う壺だ。
外交というのは素人と玄人の差が少ないのではとまで思う。あの手があるではないかと、多くの人は考えているのではないか。まあ、しかし背後の大問題は中国なのは私でも分かる。中国は駄目な国と悪く言っても問題は何一つ解決しない。専門家は知恵を出してこそ専門家と申し上げたい。