駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

高々2%ではなく0%に

2016年02月17日 | 小考

  

 来年度10%に引き上げられる消費税の軽減税率と言ってもたかだか2%、生活必需品と言うよりも生命維持必需品の食品は消費税0%でよいのではと思う。2%を軽減してで庶民の味方という錦の御旗を振り回すのは過大表現のように思える。複雑な税制で煩雑になる手続きのために浪費される手間と費用はどう試算されるかを明らかにして欲しい。それに、折角の税収が使われては本末転倒になる。

 公明党は本当に庶民の味方と言うなら、生命維持に必要な食材の消費税はゼロにするように主張して欲しい。外食も1000円以下は消費税ゼロにすればいい。これなら単純でわかりやすい。

 首相が勘違いして妻にペット用のサプリを食べさせていたと聞いて呆れてしまった。同じ成分だからと笑い話にしているようだが、そんなに単純な話ではない。動物用のサプリメントを一人の人が半年一年食べたくらいでは副作用は現れないかも知れないが、万人オーダーの人が十年食べれば問題が出てくるだろう。サプリメントは科学的な裏付けが不十分の所があるし、収益絡みで不透明なところが多い。これを機会に、割安な動物用サプリを人間が食べても安全有効という調査をお願いしたい。 

 動物用のサプリメントも成分は同じと言う首相には、科学的な物の見方が欠如しているのではと思う。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする