駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

アランリックマンという俳優

2016年02月18日 | 人物、男

                

 やや旧聞に属するが俳優のアランリックマンさんが亡くなった。ハリーポッターのスネイプ役で有名のようだが、私には「いつか晴れた日に」のブランドン大佐として、強い印象が残っている。落ち着いた物腰と深みのある声で、女性達から信頼される人物を演じていたのだが、本当にこういう人なのだろうと感じた。

 俳優と演ずる人物の関係というのは、どの程度重なるものか微妙で様々なのだろうと思うが、ブランドン役のリックマンは実際にこういう所のある人なのだろうと思わされた。「いつか晴れた日に」にはもう一人のお気に入りエマトンプソンが出ている。特別美人でもセクシーでもないのだが、控えめで周りの人を支えようとする女性を見事に演じていた。エマトンプソンが実際に演じたダッシュウッドのような女性かどうかは分からないが、賢く冷静で細かい気遣いの出来るところはあるのだろうと思う。

 どういうわけかイギリス生まれの俳優が好きなのだが、アランリックマンもエマトンプソンもウイットのある人物だろうという確信がある。実人生でも、ウイットがありどんな時にも微かな余裕をどこかに持っている人物に惹かれるのだが、アランリックマンはそういう人だったような気がする。残念ながら、日本にはそうした人物が少なめな気がする。

コメント
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