こんばんは芦屋教室です
2月19日(土)に行われた「グラステイスティング」講座の体験リポートです。
受講する前は何となく「ワインの飲み比べをする」というイメージだったのですが、
今回の主役はワインではなく、グラスの方でした。深いです
使用するのは、あのリーデルのグラスです。
基本の4種類の形(クリスタルガラス製)とカジュアルなグラスを使って比べます。
《リーデルはオーストリアで1756年創業のワイングラスの老舗であり、ブドウ品種の個性に合わせたグラス製作で絶賛されています。》
講師も同じくリーデル・ジャパンの白水健先生。
早速、ワインとグラスの関係について講義開始です
先生曰く、
「ワインとグラスは、人と洋服の関係に似ています。個性に合った洋服を選ぶように、ワインに合ったグラス、相性の良いグラスを選ぶと、よりワインが楽しめます。」
みなさん、集中して聴いていらっしゃいます。
試飲するワインはタイプのちがう白・赤2種類ずつ。
一番左の白ワイン[Pouilly-Fumé]から、いよいよ(待望の)実践スタート
「このワインのぶどうはソーヴィニヨン・ブラン。シンプルでドライな辛口、青りんごのようなキレのいい、シャープな酸味が特徴。7~8℃に冷やして飲みたいですね。」ワインの説明も交えながら、先生自らひとりひとりにワインを注いでまわります。
このワインに使ったのは、卵形で口径のせまいグラスです。(最初の写真では右から2番目)
香りを嗅いで、ひとくち飲んでみます。
説明通り、さわやかな香りとスッキリした味わい(で、すごく美味しい)です。
すると先生が、「普通に飲まれた後は、少し変わったことをしていただきます。今のワインをカジュアルなグラスに入れかえて飲んでみてください。」
カジュアルなグラスとは、厚みのある強化ガラスやプラスチックでできた丸いグラスのことで、一般的なお店でよく使われているものです(最初の写真では一番左)。
よりカジュアルに紙コップに入れかえて飲んでみました。
すると…
不思議なことに、香りが消えてしまい、味も酸味を強く感じるようになりました。
同じワインなのに何故?
そこですかさず先生がひと言。
「最初にワインが入っていた方のグラスの香りを嗅いでみてください。」
「!?」
ワインが入っていない、空のグラスなのに、ものすごく強い香りがします!
今ワインが入っている紙コップよりも…?
「このグラスは、このワインを美味しく飲むための形をしたグラスです。」
このグラスの卵形は、鼻に香りを集めてくれる形なのだそうです。
一方、紙コップやカジュアルなグラスのように口径が広いと香りは逃げてしまう。
味についても同様のことが言えます。
口径のせまい卵形ですと、飲むまでにワイングラスを上方まで持ち上げ傾けなければいけないので、自然と顔が上がり、舌も上がります。
すると飲んだ時にワインは口の中で最初に舌先に入り、そのまますぐ喉へ流れていきます。あまり口中にとどまらないので、すっと消えてサッパリした余韻になるそうです。
反対に紙コップなど口径が広いグラスは顔を上げなくても飲めるので、一気に入って舌の上だけでなく口中に広がります。故に長く口の中にとどまって、苦味や酸味を感じる余韻も長くなってしまうのです。
「なるほど。」と納得した後、講義(とテイスティング)はもう1つの白、赤、さらに別の赤へと進みます。
4種類のワインを5種類のグラスで入れかえては香りを嗅ぎ、入れかえては味を試しながら、気づけばみなさん、結構な量を召し上がっておられたような…。
飲んでばかりでは大変なので、パンもご用意しました。(芦屋ローゲンマイヤー)
もちろん水も。
終盤は、講義を聞きながら、飲みながら食べながら
すっかり和やかな雰囲気です。
ご紹介したのは、レクチャーのほんの一部分。質疑応答でのグラスの洗い方や置き方等も含め、あっという間の1時間半でした。
でも、最後にまだお楽しみが残っています
講座でお使いいただいた、リーデルのグラス「テイスティングセット」(専用箱入り、定価14,490円)は皆様にそれぞれお持ち帰りいただきました。実際のところ、受講料よりお高いおみやげです。
先生も仰っておられましたが、「もったいない」としまいこまずにデイリーに使って欲しいとのことです。
今回の講座のためだけに東京から来ていただいた白水先生、有難うございました。
ワインにあったグラスであれば、苦手(と思っていた)赤ワインも美味しくいただけて、ビックリしました。
ワインが好きな方はもちろん、
私のように苦手意識のある方も、
グラスの違いに興味がある方も、
単に「リーデルのグラスが欲しい!」という方も、
みなさんに是非ご受講いただきたいおススメの講座です。
次回もよろしくお願い致します
2月19日(土)に行われた「グラステイスティング」講座の体験リポートです。
受講する前は何となく「ワインの飲み比べをする」というイメージだったのですが、
今回の主役はワインではなく、グラスの方でした。深いです
使用するのは、あのリーデルのグラスです。
基本の4種類の形(クリスタルガラス製)とカジュアルなグラスを使って比べます。
《リーデルはオーストリアで1756年創業のワイングラスの老舗であり、ブドウ品種の個性に合わせたグラス製作で絶賛されています。》
講師も同じくリーデル・ジャパンの白水健先生。
早速、ワインとグラスの関係について講義開始です
先生曰く、
「ワインとグラスは、人と洋服の関係に似ています。個性に合った洋服を選ぶように、ワインに合ったグラス、相性の良いグラスを選ぶと、よりワインが楽しめます。」
みなさん、集中して聴いていらっしゃいます。
試飲するワインはタイプのちがう白・赤2種類ずつ。
一番左の白ワイン[Pouilly-Fumé]から、いよいよ(待望の)実践スタート
「このワインのぶどうはソーヴィニヨン・ブラン。シンプルでドライな辛口、青りんごのようなキレのいい、シャープな酸味が特徴。7~8℃に冷やして飲みたいですね。」ワインの説明も交えながら、先生自らひとりひとりにワインを注いでまわります。
このワインに使ったのは、卵形で口径のせまいグラスです。(最初の写真では右から2番目)
香りを嗅いで、ひとくち飲んでみます。
説明通り、さわやかな香りとスッキリした味わい(で、すごく美味しい)です。
すると先生が、「普通に飲まれた後は、少し変わったことをしていただきます。今のワインをカジュアルなグラスに入れかえて飲んでみてください。」
カジュアルなグラスとは、厚みのある強化ガラスやプラスチックでできた丸いグラスのことで、一般的なお店でよく使われているものです(最初の写真では一番左)。
よりカジュアルに紙コップに入れかえて飲んでみました。
すると…
不思議なことに、香りが消えてしまい、味も酸味を強く感じるようになりました。
同じワインなのに何故?
そこですかさず先生がひと言。
「最初にワインが入っていた方のグラスの香りを嗅いでみてください。」
「!?」
ワインが入っていない、空のグラスなのに、ものすごく強い香りがします!
今ワインが入っている紙コップよりも…?
「このグラスは、このワインを美味しく飲むための形をしたグラスです。」
このグラスの卵形は、鼻に香りを集めてくれる形なのだそうです。
一方、紙コップやカジュアルなグラスのように口径が広いと香りは逃げてしまう。
味についても同様のことが言えます。
口径のせまい卵形ですと、飲むまでにワイングラスを上方まで持ち上げ傾けなければいけないので、自然と顔が上がり、舌も上がります。
すると飲んだ時にワインは口の中で最初に舌先に入り、そのまますぐ喉へ流れていきます。あまり口中にとどまらないので、すっと消えてサッパリした余韻になるそうです。
反対に紙コップなど口径が広いグラスは顔を上げなくても飲めるので、一気に入って舌の上だけでなく口中に広がります。故に長く口の中にとどまって、苦味や酸味を感じる余韻も長くなってしまうのです。
「なるほど。」と納得した後、講義(とテイスティング)はもう1つの白、赤、さらに別の赤へと進みます。
4種類のワインを5種類のグラスで入れかえては香りを嗅ぎ、入れかえては味を試しながら、気づけばみなさん、結構な量を召し上がっておられたような…。
飲んでばかりでは大変なので、パンもご用意しました。(芦屋ローゲンマイヤー)
もちろん水も。
終盤は、講義を聞きながら、飲みながら食べながら
すっかり和やかな雰囲気です。
ご紹介したのは、レクチャーのほんの一部分。質疑応答でのグラスの洗い方や置き方等も含め、あっという間の1時間半でした。
でも、最後にまだお楽しみが残っています
講座でお使いいただいた、リーデルのグラス「テイスティングセット」(専用箱入り、定価14,490円)は皆様にそれぞれお持ち帰りいただきました。実際のところ、受講料よりお高いおみやげです。
先生も仰っておられましたが、「もったいない」としまいこまずにデイリーに使って欲しいとのことです。
今回の講座のためだけに東京から来ていただいた白水先生、有難うございました。
ワインにあったグラスであれば、苦手(と思っていた)赤ワインも美味しくいただけて、ビックリしました。
ワインが好きな方はもちろん、
私のように苦手意識のある方も、
グラスの違いに興味がある方も、
単に「リーデルのグラスが欲しい!」という方も、
みなさんに是非ご受講いただきたいおススメの講座です。
次回もよろしくお願い致します