イギリスGP－決勝

伝統のシルバーストーン・サーキットにて6日（日）日本時

間21時から2014年FIA F1世界選手権第9戦イギリスGP

決勝が実施された。



前日の予選では、ポールポジションを決めたのはメルセ

デスのロズベルグで、最終アタックをやめるという決断

が裏目に出た僚友のハミルトンは6番グリッドからレース

をスタートする。

サーキットは1周5.891ｋｍ、決勝レースは52周で行われ

る。

決勝日の天候は晴れ、気温17℃、路面温度33℃のドラ

イコンディションでレースがスタートすると、2番グリッドの

ベッテル（レッドブル）がやや出遅れ、先頭に抜け出した

ロズベルグの後ろに3番グリッドスタートのバトン（マクラ

ーレン）がするりと続く。

後方では大きくコースを外れたライコネンが復帰時にス

ピンを喫して体制を崩し、そのままヒット。後ろから来た

マッサ（ウィリアムズ）は必死に回避したものの接触は

免れず、可夢偉もきわどい位置にいたが、芝に逃げて

マシンをバウンドさせながらも何とかコントロールを保っ

ている。

ライコネンが衝突したガードレールの修復のため、セッ

ションは1時間ほど中断された。今週末は200戦目の特

別なレースだったマッサだが、ダメージを負ったマシンは

そのままリタイアとなっている。

レース再開は日本時間22時5分。セフティーカー先導の

下で２周めから始まり、ハミルトンはマクラーレン勢を次

々と料理し、あっという間にチームメイトから５秒後方の

２番手につけた。

レースが大きく動いたのは29周目、トップを走っていたロ

ズベルグのギアがスタックしスローダウン。ハミルトンが

大きく歓声を受けながらその横を駆け去り、ロズベルグ

はコース脇にマシンを止めた。

16周目に履き替えたミディアムで粘ってきたリカルドだが

チェッカーフラグまであと数周というところでついにペース

が落ち始めた。後ろからは地元での表彰台を目指してバ

トンが懸命に詰め寄っている。

しかし、ハミルトンのトップチェッカーに熱狂するシルバー

ストーンにて、ボッタスに続いて最終コーナーを回ったの

はリカルドの方だった。

タイトル争いの上でも重要な勝利をつかんだハミルトンと

共にボッタスとリカルドが表彰台に上り、バトンは惜しくも

4位フィニッシュ。5位ベッテル以下、アロンソ、マグネッセ

ン、ヒュルケンベルグ、クビアト、ベルヌが入賞を果たした。

可夢偉は15位だった。

先ずは完走！

次のドイツGPに期待しましょう。