今季ヨーロッパラウンド最後の舞台であるモンツア・サー
キットにて、24日(日)日本時間21時から2014年FIA F1
世界選手権第13戦イタリアGP決勝が実施された。
土曜日に行われた予選ではメルセデスのハミルトンが
ポールポジションを獲得。チームメイトであるロズベルグ
がハミルトンの隣、2番グリッドにつけている。
サーキットは1周5.793Km、決勝レースは53周で行われ
る。
決勝日も前日までと同様の晴天に恵まれ、レーススター
ト時は気温25℃、路面温度44℃のドライコンディションだ
った。
シグナルが消えて22台がグリッドからスタートすると、ポ
ールのハミルトンが遅れてロズベルガが先頭に。2番手
につけるのは5番グリッドスタートのマグヌッセンで、ウィ
リアムズのマッサをおいてハミルトンが4番手に下がって
いる。
1周目が終わった時点で得点圏内にいたのはロズベル
グ、マグヌッセン、マッサ、ハミルトン、ベッテル、バトン、
アロンソ、ペレス、ヒュルケンベルグ、ライコネン。予選3
番手のボッタスは蹴り出しで伸び悩んで11番手を走っ
ていた。
5周目にマグヌッセン、10周目にはマッサを料理し、先
頭を行くチームメイトを追いかけ始め、2人の差は徐々
に縮まっていくもののそう簡単にはライバルを寄せ付
けない。
ところが28周目、ロズベルグが同じ場所で同じミスを
犯し、今度はハミルトンが先行に成功する。
トップのハミルトンはロズベルグに3.1秒の差をつけて
チェッカーフラッグを受けた。2位ロズベルグに次いで
マッサが今季初表彰台を獲得している。
4位ボッタス以下、リカルド、ベッテル、マグヌッセン、ペ
レス、バトン、ライコネンの順にチェッカーフラッグを受
けたものの、マグヌッセンはボッタスをコース外に押し
出したとして38周目にストップ・アンド・ゴーペナルティ
が発令されており、これをレース後の5秒加算として
消化することを選んだマグヌッセンは結果として10位
フィニッシュで1ポイントを獲得した。
ペナルティ適用後の7位からの順位はペレス、バトン、
ライコネン、マグヌッセンとなる。
可夢偉は17位完走。
当面のライバル、マルシャの前でフィニッシュできてい
ます。