青空がまぶしいモントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットで日本時間11日(月)、2018年FIA F1世界選手権第7戦カナダGP決勝が開催され、フェラーリのベッテルがポール・トゥ・ウインを飾った。
予選でポールポジションを獲得したベッテルに0.1秒とない差で2番グリッドを確保したのはメルセデスのボッタス。2列目からレッドブルのフェルスタッペンとメルセデスのハミルトンがスタートすることになった。
予選Q1開始直後にトラブルに見舞われたハースF1のグロージャンはノータイムで予選を終えたものの、レーススチュワードの判断で出走は承認され、最後尾グリッドからスタートしている。
また、メルセデスを除くエンジンメーカーがアップグレードしたパワーユニットを持ち込んだモントリオールではトロ・ロッソのガスリーが規定数以上のコンポーネントを投入した結果、降格処分を受けて19番グリッドに並んだ。予選は16番手で終えている。
ハイパーソフト、ウルトラソフト、スーパーソフトのドライタイヤ3種類を持ち込んだピレリはレース用タイヤとしてスーパーソフトとウルトラソフトをそれぞれ1セット確保するよう指定している。予選Q2をウルトラソフトで切り抜けたフェラーリとメルセデスの4台は第1スティントにそのタイヤセットを履き、レッドブルはハイパーソフトタイヤでスタートした。
半公道コースのジル・ビルヌーブ・サーキットは全長4.361km、70周で争われたレースは快晴の下、気温20℃、路面温度41℃、湿度27%のドライコンディションでスタート時刻を迎え、11番グリッド以下ではトロ・ロッソの2台が新品のハイパーソフト、16番手スタートだったシロトキン(ウィリアムズ)がスーパーソフトを選んでフォーメーションラップに臨んでいる。
スタート後、ターン1からターン2にかけてはボッタスとフェルスタッペンがサイド・バイ・サイドで通過する大接戦を繰り広げたものの、アクシデントはなく全車が無事に抜けていった。ただ、オープニングラップはインシデントなしではすまず、ウィリアムズのストロールとポジションを争っていたトロ・ロッソのハートレーがウィリアムズマシンとウオールの間に挟まれて行き場をなくし、ストロールを巻き込む形でクラッシュを喫する。2台は重なり合うようにエスケープゾーンに突っ込んで停車している。
このインシデントを受けてセーフティカーが導入され、その間にザウバーのエリクソンとマクラーレンのバンドールンがピットに戻ってスーパーソフトタイヤに交換した。
4周目の終わりにセーフティカーが解除され、5周目に入ったところでルノーのサインツとフォース・インディアのペレスが接触してしまう。ペレスがはずみでコース外に出されるも、ウオールとの接触は免れてコースに戻り、レースを続けている。
ストロールとハートレー、ペレスとサインツのインシデントはそれぞれ審議対象となったが、いずれもおとがめなしの裁定が下っている。
先頭集団が10周目に入ったタイミングでフォース・インディアはペレスのタイヤをスーパーソフトに変える。ルノー勢を押さえていたオコンも次のラップにピットストップを実施し、今週末で一番硬いコンパウンドに履き替えている。さらに3周後にはポジションを争うルノーも動き、ヒュルケンベルグが先に、サインツが翌周にタイヤ交換を終えた。
上位勢ではハイパーソフトでスタートしたレッドブルが先に動くが、ペースに苦戦していたハミルトンもフェルスタッペンと同時にピットインしている。ハミルトンに対するオーバーカットを試みたリカルドはその間に猛チャージをかけ、スーパーソフトに交換してピットアウトしたタイミングでハミルトンの前に出ることに成功した。
しかしながら、ウルトラソフトを履いていたフェラーリ勢とボッタスはそこから15周以上を引っ張っており、その様子を見てレース中に自らのピットストップが早まった理由をチームに尋ねたハミルトンに対し、メルセデスは「パワーユニットに問題があったから、それが今、少なくとも少しは役に立っている」と説明した。
フェラーリのキミ・ライコネンが最初で最後のピットストップに向かったのは33周目。ボッタスが4周後にスーパーソフトタイヤに履き替えると、ベッテルも38周目から第2スティントを開始した。
レース後半に入り、各車がペースをコントロールしながらタイヤをケアすることに集中する中、マクラーレンとアロンソをトラブルが襲う。F1キャリア通算300戦目の記念レースに挑んでいたアロンソだが、ガレージへの帰還を命ぜられ、無念の戦線離脱を喫した。チームによるとエキゾーストのトラブルが原因のリタイアとのことだ。
残り20周を切って以降、4番手を走るリカルドに近づき始めたハミルトンは周回遅れのマシンに対処しながら1秒前後のギャップをキープし、オーバーテイクのチャンスを待った。終盤には3番手につけていたフェルスタッペンが最後の猛チャージをかけてボッタスに接近していく。
しかし、結局ポジションが入れ替わることはなく、ベッテルがトップチェッカーを受けた後、ボッタスが2位でゴールし、フェルスタッペンが3位表彰台に上った。4位リカルド、ハミルトンは5位、ライコネン、ヒュルケンベルグとサインツのルノー勢がダブル入賞を果たし、フォース・インディアのオコンとザウバーのルクレールがポイントを獲得している。
11位以下、完走はガスリー、グロージャン、ハースF1のマグヌッセン、ペレス、エリクソン、バンドールン、シロトキンだった。
なお、チェッカーフラッグが68周を走り終えたところで振られたため、レース順位は69周目に入った時点でのポジションで決している。
トロ・ロッソ・ホンダのハートレーは、オープニングラップで、ストロールとウォールとの間に挟まれ、酷いクラッシュに見舞われ、病院に搬送され検査を受けましたが、問題がないとのことで良かったですね。
ガスリーは、11位完走とポイントこそとれなかったですが、まずまずの結果を残し、次戦母国フランスGPを期待したいですね!
予選でポールポジションを獲得したベッテルに0.1秒とない差で2番グリッドを確保したのはメルセデスのボッタス。2列目からレッドブルのフェルスタッペンとメルセデスのハミルトンがスタートすることになった。
予選Q1開始直後にトラブルに見舞われたハースF1のグロージャンはノータイムで予選を終えたものの、レーススチュワードの判断で出走は承認され、最後尾グリッドからスタートしている。
また、メルセデスを除くエンジンメーカーがアップグレードしたパワーユニットを持ち込んだモントリオールではトロ・ロッソのガスリーが規定数以上のコンポーネントを投入した結果、降格処分を受けて19番グリッドに並んだ。予選は16番手で終えている。
ハイパーソフト、ウルトラソフト、スーパーソフトのドライタイヤ3種類を持ち込んだピレリはレース用タイヤとしてスーパーソフトとウルトラソフトをそれぞれ1セット確保するよう指定している。予選Q2をウルトラソフトで切り抜けたフェラーリとメルセデスの4台は第1スティントにそのタイヤセットを履き、レッドブルはハイパーソフトタイヤでスタートした。
半公道コースのジル・ビルヌーブ・サーキットは全長4.361km、70周で争われたレースは快晴の下、気温20℃、路面温度41℃、湿度27%のドライコンディションでスタート時刻を迎え、11番グリッド以下ではトロ・ロッソの2台が新品のハイパーソフト、16番手スタートだったシロトキン(ウィリアムズ)がスーパーソフトを選んでフォーメーションラップに臨んでいる。
スタート後、ターン1からターン2にかけてはボッタスとフェルスタッペンがサイド・バイ・サイドで通過する大接戦を繰り広げたものの、アクシデントはなく全車が無事に抜けていった。ただ、オープニングラップはインシデントなしではすまず、ウィリアムズのストロールとポジションを争っていたトロ・ロッソのハートレーがウィリアムズマシンとウオールの間に挟まれて行き場をなくし、ストロールを巻き込む形でクラッシュを喫する。2台は重なり合うようにエスケープゾーンに突っ込んで停車している。
このインシデントを受けてセーフティカーが導入され、その間にザウバーのエリクソンとマクラーレンのバンドールンがピットに戻ってスーパーソフトタイヤに交換した。
4周目の終わりにセーフティカーが解除され、5周目に入ったところでルノーのサインツとフォース・インディアのペレスが接触してしまう。ペレスがはずみでコース外に出されるも、ウオールとの接触は免れてコースに戻り、レースを続けている。
ストロールとハートレー、ペレスとサインツのインシデントはそれぞれ審議対象となったが、いずれもおとがめなしの裁定が下っている。
先頭集団が10周目に入ったタイミングでフォース・インディアはペレスのタイヤをスーパーソフトに変える。ルノー勢を押さえていたオコンも次のラップにピットストップを実施し、今週末で一番硬いコンパウンドに履き替えている。さらに3周後にはポジションを争うルノーも動き、ヒュルケンベルグが先に、サインツが翌周にタイヤ交換を終えた。
上位勢ではハイパーソフトでスタートしたレッドブルが先に動くが、ペースに苦戦していたハミルトンもフェルスタッペンと同時にピットインしている。ハミルトンに対するオーバーカットを試みたリカルドはその間に猛チャージをかけ、スーパーソフトに交換してピットアウトしたタイミングでハミルトンの前に出ることに成功した。
しかしながら、ウルトラソフトを履いていたフェラーリ勢とボッタスはそこから15周以上を引っ張っており、その様子を見てレース中に自らのピットストップが早まった理由をチームに尋ねたハミルトンに対し、メルセデスは「パワーユニットに問題があったから、それが今、少なくとも少しは役に立っている」と説明した。
フェラーリのキミ・ライコネンが最初で最後のピットストップに向かったのは33周目。ボッタスが4周後にスーパーソフトタイヤに履き替えると、ベッテルも38周目から第2スティントを開始した。
レース後半に入り、各車がペースをコントロールしながらタイヤをケアすることに集中する中、マクラーレンとアロンソをトラブルが襲う。F1キャリア通算300戦目の記念レースに挑んでいたアロンソだが、ガレージへの帰還を命ぜられ、無念の戦線離脱を喫した。チームによるとエキゾーストのトラブルが原因のリタイアとのことだ。
残り20周を切って以降、4番手を走るリカルドに近づき始めたハミルトンは周回遅れのマシンに対処しながら1秒前後のギャップをキープし、オーバーテイクのチャンスを待った。終盤には3番手につけていたフェルスタッペンが最後の猛チャージをかけてボッタスに接近していく。
しかし、結局ポジションが入れ替わることはなく、ベッテルがトップチェッカーを受けた後、ボッタスが2位でゴールし、フェルスタッペンが3位表彰台に上った。4位リカルド、ハミルトンは5位、ライコネン、ヒュルケンベルグとサインツのルノー勢がダブル入賞を果たし、フォース・インディアのオコンとザウバーのルクレールがポイントを獲得している。
11位以下、完走はガスリー、グロージャン、ハースF1のマグヌッセン、ペレス、エリクソン、バンドールン、シロトキンだった。
なお、チェッカーフラッグが68周を走り終えたところで振られたため、レース順位は69周目に入った時点でのポジションで決している。
トロ・ロッソ・ホンダのハートレーは、オープニングラップで、ストロールとウォールとの間に挟まれ、酷いクラッシュに見舞われ、病院に搬送され検査を受けましたが、問題がないとのことで良かったですね。
ガスリーは、11位完走とポイントこそとれなかったですが、まずまずの結果を残し、次戦母国フランスGPを期待したいですね!