バクー市街地サーキットを舞台に26日(金)、2019年FIA F1世界選手権第4戦アゼルバイジャンGP金曜フリー走行2回目が実施され、フェラーリのルクレールがトップタイムをマークした。
初回セッションは早々にプログラムをスタートさせたフェラーリ勢にウィリアムズのラッセルが合流するも、走行中にドレインカバー(排水管のフタ)の上を通過したところ、接着されているはずのフタが外れてしまい、マシン底にぶつかるアクシデントが発生。ラッセルのマシンからはデブリが散らばり、赤旗中断を経て、結局、セッションは再開されることなく終了を迎えている。
その後、コース上にある数百のドレインカバーの確認作業が行われ、安全性に問題のない状態が確認されたことから、2回目のフリー走行が予定通り実施されることとなった。
ただ、ラッセルはマシンダメージの影響でセッションに参加できていない。ウィリアムズによると「ジョージのマシンは緩んだドレインカバーによって引き起こされたダメージのため、シャシー交換が必要となる。レギュレーションに従い、明日のFP3まで走行することができない」とのことだ。
今季、5種類のコンパウンドを開発するピレリはバクーにC2からC4のコンパウンドを用意し、C2がハード、C3がミディアム、C4がソフトのタイヤとして扱われる。
太陽の光がまぶしいバクーは気温17.7℃、路面温度35.3℃、湿度58.1%のドライコンディションでセッション開始時刻を迎える。初回セッションで一度もコースに出られなかったメルセデスのボッタスとハミルトンが真っ先にコースに入り、時間を置かずに他の陣営も動き出した。
路面トラブルのため、走行時間を大きく失ったF1サーカスは90分間のセッションを最大に生かそうと積極的に周回を重ね、開始から10分で18台が少なくとも1回のタイム計測を完了。トップに立ったのは1分46秒110を刻んだハミルトン、0.034秒差でルクレールが2番手に続き、3番手にはアルファロメオ・レーシングのライコネンが入った。
タイヤはほとんどのドライバーがミディアムを装着しており、ルノーのリカルドはソフトタイヤを評価している。ハードタイヤを履いたトロ・ロッソのクビアトはインストレーションラップを走っただけでピットに引き上げ、しばらくガレージから出てこなかった。
誰もが時間を惜しんでプログラムに取り組む中、再びバクー市街地サーキットに赤旗が振られる。レーシング・ポイントのストロールがターン2でコーナーを曲がりきれず、ランオフエリアに逃げ込もうとしたものの、アウト側のバリアにぶつかってしまったのだ。ストロールのマシンは左側にダメージが確認されており、バリアも損傷があったため、セッションは中断を余儀なくされた。
赤旗が振られる直前にルクレールが1分44秒748を刻んでトップに浮上し、ハミルトン、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、ボッタス、アルボン(トロ・ロッソ)がトップ5に並んでいた。
10分ほどしてセッションが再開されると、ウィリアムズのプログラムを一人で担当するクビサに加えて、レッドブルのフェルスタッペンとベッテルがガレージを出発。徐々に他のドライバーも再始動し、走行プランに沿ってそれぞれの作業に取り組んだ。多くのドライバーがミディアムからソフトに履き替えたが、フェルスタッペンはミディアムを継続、他にはマクラーレンの2台が同じくミディアムタイヤの評価に集中している。
ソフトタイヤでクイックラップに臨んだベッテルが一時トップに立つも、ルクレールが1分42秒872をマークして最速タイムを塗り替え、ベッテル、ハミルトン、ボッタス、5番手にレッドブルのピエール・ガスリーが並んだ。
市街地サーキットはグランプリ週末序盤のコンディションが非常に滑りやすい状態にあり、ストロールのようにクラッシュを喫する者はいなかったものの、コーナーを曲がりきれずにランオフエリアに突進するマシンが目立つ。
クビアトがソフトタイヤを装着したトロ・ロッソマシンに乗り込み、ようやく出陣を果たしたのはセッションが後半に入ってから。チームによると、ステアリングに問題があったとのことだが、システムチェックでトラブル解消を確認した後はプログラムに集中し、1分44秒台のタイムで7番手に飛び込んでいる。
しかしながら、残り時間30分を切ってほどなく、コーナリングの途中でリアを失ったクビアトがコース左側のバリアにマシンをぶつけてしまった。左リアタイヤはパンクしており、フロントホイールからは炎も見えていたが、クビアトにケガはないようだ。25歳の誕生日を迎えたクビアトだが、グランプリ初日は散々な1日となってしまった。
このインシデントにより、セッションは5分間の赤旗中断を強いられている。
コースに再びグリーンライトが灯ると、各車が限られた時間を有効に生かしてプログラムを進めた。
いつもより半分の時間が失われた初日の作業を終えて、タイムシート最上位につけたのは1分42秒872をマークしたルクレール。0.324秒差でベッテルが続き、フェラーリが1-2で初日を締めくくっている。3番手にハミルトンが入り、4番手にフェルスタッペン、ボッタスが5番手に並んだ。
トロ・ロッソはトラブルとクラッシュにより走行時間が限られながらもクビアトが6番手タイムを残し、アルボンは8番手に入っている。フェルスタッペンの相棒ガスリーはトップから1.3秒遅れの9番手だった。
レッドブル・ホンダとトロ・ロッソ・ホンダの4台とも10位内に入っています。
予選が楽しみですね!
初回セッションは早々にプログラムをスタートさせたフェラーリ勢にウィリアムズのラッセルが合流するも、走行中にドレインカバー(排水管のフタ)の上を通過したところ、接着されているはずのフタが外れてしまい、マシン底にぶつかるアクシデントが発生。ラッセルのマシンからはデブリが散らばり、赤旗中断を経て、結局、セッションは再開されることなく終了を迎えている。
その後、コース上にある数百のドレインカバーの確認作業が行われ、安全性に問題のない状態が確認されたことから、2回目のフリー走行が予定通り実施されることとなった。
ただ、ラッセルはマシンダメージの影響でセッションに参加できていない。ウィリアムズによると「ジョージのマシンは緩んだドレインカバーによって引き起こされたダメージのため、シャシー交換が必要となる。レギュレーションに従い、明日のFP3まで走行することができない」とのことだ。
今季、5種類のコンパウンドを開発するピレリはバクーにC2からC4のコンパウンドを用意し、C2がハード、C3がミディアム、C4がソフトのタイヤとして扱われる。
太陽の光がまぶしいバクーは気温17.7℃、路面温度35.3℃、湿度58.1%のドライコンディションでセッション開始時刻を迎える。初回セッションで一度もコースに出られなかったメルセデスのボッタスとハミルトンが真っ先にコースに入り、時間を置かずに他の陣営も動き出した。
路面トラブルのため、走行時間を大きく失ったF1サーカスは90分間のセッションを最大に生かそうと積極的に周回を重ね、開始から10分で18台が少なくとも1回のタイム計測を完了。トップに立ったのは1分46秒110を刻んだハミルトン、0.034秒差でルクレールが2番手に続き、3番手にはアルファロメオ・レーシングのライコネンが入った。
タイヤはほとんどのドライバーがミディアムを装着しており、ルノーのリカルドはソフトタイヤを評価している。ハードタイヤを履いたトロ・ロッソのクビアトはインストレーションラップを走っただけでピットに引き上げ、しばらくガレージから出てこなかった。
誰もが時間を惜しんでプログラムに取り組む中、再びバクー市街地サーキットに赤旗が振られる。レーシング・ポイントのストロールがターン2でコーナーを曲がりきれず、ランオフエリアに逃げ込もうとしたものの、アウト側のバリアにぶつかってしまったのだ。ストロールのマシンは左側にダメージが確認されており、バリアも損傷があったため、セッションは中断を余儀なくされた。
赤旗が振られる直前にルクレールが1分44秒748を刻んでトップに浮上し、ハミルトン、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、ボッタス、アルボン(トロ・ロッソ)がトップ5に並んでいた。
10分ほどしてセッションが再開されると、ウィリアムズのプログラムを一人で担当するクビサに加えて、レッドブルのフェルスタッペンとベッテルがガレージを出発。徐々に他のドライバーも再始動し、走行プランに沿ってそれぞれの作業に取り組んだ。多くのドライバーがミディアムからソフトに履き替えたが、フェルスタッペンはミディアムを継続、他にはマクラーレンの2台が同じくミディアムタイヤの評価に集中している。
ソフトタイヤでクイックラップに臨んだベッテルが一時トップに立つも、ルクレールが1分42秒872をマークして最速タイムを塗り替え、ベッテル、ハミルトン、ボッタス、5番手にレッドブルのピエール・ガスリーが並んだ。
市街地サーキットはグランプリ週末序盤のコンディションが非常に滑りやすい状態にあり、ストロールのようにクラッシュを喫する者はいなかったものの、コーナーを曲がりきれずにランオフエリアに突進するマシンが目立つ。
クビアトがソフトタイヤを装着したトロ・ロッソマシンに乗り込み、ようやく出陣を果たしたのはセッションが後半に入ってから。チームによると、ステアリングに問題があったとのことだが、システムチェックでトラブル解消を確認した後はプログラムに集中し、1分44秒台のタイムで7番手に飛び込んでいる。
しかしながら、残り時間30分を切ってほどなく、コーナリングの途中でリアを失ったクビアトがコース左側のバリアにマシンをぶつけてしまった。左リアタイヤはパンクしており、フロントホイールからは炎も見えていたが、クビアトにケガはないようだ。25歳の誕生日を迎えたクビアトだが、グランプリ初日は散々な1日となってしまった。
このインシデントにより、セッションは5分間の赤旗中断を強いられている。
コースに再びグリーンライトが灯ると、各車が限られた時間を有効に生かしてプログラムを進めた。
いつもより半分の時間が失われた初日の作業を終えて、タイムシート最上位につけたのは1分42秒872をマークしたルクレール。0.324秒差でベッテルが続き、フェラーリが1-2で初日を締めくくっている。3番手にハミルトンが入り、4番手にフェルスタッペン、ボッタスが5番手に並んだ。
トロ・ロッソはトラブルとクラッシュにより走行時間が限られながらもクビアトが6番手タイムを残し、アルボンは8番手に入っている。フェルスタッペンの相棒ガスリーはトップから1.3秒遅れの9番手だった。
レッドブル・ホンダとトロ・ロッソ・ホンダの4台とも10位内に入っています。
予選が楽しみですね!