20代のころの『男の魅力』をもう一度呼び覚まそう

1997年に心筋梗塞を患い、2006年までEDだった私。
2007年にある漢方に出会い、37歳差の彼女をゲット。

アゼルバイジャンGP-決勝

2019-04-29 08:00:06 | F1レース
バクー市街地サーキットにて28日(日)、2019年FIA F1世界選手権第4戦アゼルバイジャンGP決勝が行われ、ボッタスがポール・トゥ・ウインを決めて今季2勝目を挙げた。



ピレリがC2からC4のコンパウンドを持ち込んだバクーでは初日から波乱の展開が続き、予選でも2回の赤旗中断を余儀なくされている。フリー走行ではフェラーリ勢が速さを示していたものの、予選Q3でポールを争ったのはメルセデスの2台で、最終的にボッタスがチームメイトより0.059秒速くラップをまとめて一番時計を刻んだ。フロントローにハミルトンがつけ、2列目からベッテル(フェラーリ)とフェルスタッペン(レッドブル)がスタートしている。

グランプリ初日に計量ブリッジの呼び出しを無視したとしてピットレーンスタートの処分を受けていたレッドブルのガスリーはギアボックス交換による5グリッド降格ペナルティも加わる中、予選Q1で最速タイムを刻むなど速さを示したものの、燃料流量超過によるレギュレーション違反に問われ、予選結果を剥奪される事態に。加えて、予選Q3に進んでトップ10スタートを決めていたはずのライコネンも、予選後に実施されたアルファロメオ・レーシングのフロントウイングの"たわみテスト"で規定以上の偏差があったとして予選結果から除外され、ピットレーンからのスタートを強いられている。

さらに、予選Q1終盤にクラッシュを喫したウィリアムズのクビサがレース前にマシンのセットアップを変更したことから、こちらもピットレーンスタートとなり、クビサ、ライコネン、ガスリーの順で出陣することになった。

また、アルファロメオ・レーシングはジョビナッツィのパワーユニットに関して、レギュレーションに定められた数を超過するエンジンコンポーネントを投入しており、エンジンペナルティを受けたジョビナッツィは予選トップ10に入るも10グリッド降格処分によって後方スタートを強いられている。

バクーの旧市街地を含む1周6.003kmのストリートコースを舞台に51周で争われた決勝レースは快晴の下、気温20.4℃、路面温度41.9℃、湿度47.3%のドライコンディションでレーススタート時刻を迎える。シグナル消灯と同時に各車が一斉にグリッドを離れ、好発進を決めたハミルトンがターン1に向けてボッタスとサイド・バイ・サイドのバトルに持ち込むも、ボッタスがリードを死守している。4番手スタートだったフェルスタッペンは後ろにいたレーシング・ポイントのペレスにかわされて順位をひとつ落とした。

混雑するスタートでインシデントの発生率が高いバクーだが、今年はアクシデントに見舞われるマシンがなく、全車が無事に1周目を乗り切っている。ただ、ピットレーン出口を離れるのがわずかに早かったとしてクビサには後にドライブスルーペナルティが科せられた。

オープニングラップのうちに勢いをつけたボッタスは2秒以上のギャップをつけて2周目に突入。ハミルトンもベッテルに対するリードを広げており、序盤のペースはメルセデスの方が1秒以上速く、周回を重ねるごとに後続との差を拡大していった。

スタートでペレスにポジションを奪われていたフェルスタッペンはホンダパワーを生かして6周目にペレスのオーバーテイクを成功させ、グリッド位置の4番手に返り咲いている。前が開けたフェルスタッペンは本来のペースを取り戻してベッテルを追いかける。

その間、6番手スタートだったトロ・ロッソのクビアトが最初のピットストップを完了してミディアムタイヤに履き替え、ライコネンとジョビナッツィも相次いでタイヤ交換を済ませた。他に、ハースF1のマグヌッセンとルノーのヒュルケンベルグが同じ時間帯に最初のピットストップを終えている。

上位勢ではマクラーレンが最初に動きを見せ、ノリスを先に呼び入れるとソフトからミディアムに履き替えさせてコースへと送り出す。コース上では1分47秒台を刻んでいたルクレールがフェルスタッペンを追い抜いて4番手にポジションを上げた。Q2でクラッシュを喫したルクレールはベストタイムをミディアムタイヤで記録しており、第1スティントはユーズドのC3コンパウンドを履いている。

ボッタスが11周目に入った頃にはレーシング・ポイントが十分な間隔のあったペレスとストロールのダブルストップを敢行し、ルノーのリカルドもミディアムタイヤに交換した。次のラップではフェラーリがベッテルにピットインを指示し、新しいミディアムタイヤを装着したベッテルは5番手の位置で隊列に戻っている。

ベッテルのピットストップ情報を聞いたボッタスは13周目にミディアムタイヤに履き替えた。ボッタスがピットレーンに向かった結果、2番手に上がったルクレールは1分47秒326を刻んでファステストラップを更新し、3.4秒前にいたハミルトンにプレッシャーをかけていく。当時のラップタイムはハミルトンの方が3秒ほど遅く、メルセデスは続いてハミルトンのタイヤもミディアムに履き替えさせた。

ピットストップ完了後のトップ3にオーダー変化はなく、第1スティントを長めに取ったルクレールとフェルスタッペンに次ぐ3番手にボッタスが控え、4.8秒後方にハミルトン、その1.1秒後ろをベッテルが走っている。先にフレッシュタイヤを手に入れたベッテルが猛チャージをかけ、あっという間にハミルトンのリアを捕らえ始めたが、すぐにスピードに乗った様子のハミルトンが1分46秒台を連発してベッテルのプレッシャーをかわした。

トップ3から少し遅れてソフトからミディアムに交換したフェルスタッペンはピットレーン最後尾からポジションアップを成功させてきたチームメイトのガスリーの目前、5番手の位置でコースに戻っている。タイヤのウオームアップが終わり、ファステストラップを連発したフェルスタッペンは少しペースの落ちたベッテルの背中を追いかけ、一時は10秒以上あったギャップを徐々に縮めていった。

先頭を走るルクレールや6番手につけるガスリー同様、ハースF1のグロージャンもスタート時のタイヤでレースを続けていたものの、25周目にコースを飛び出してエスケープゾーンに逃げ込んだ結果、必死に守っていた11番手の座をリカルドに奪われると後続車にも次々と先行を許し、一気に18番手に後退している。それでもピットには入らず、さらに第1スティントを継続した。

ルクレールは1分46秒台のペースをキープしてプッシュしていたが、30周目にはボッタスがDRSレンジに入り、さらに3番手にいたハミルトンもボッタスの1秒差以内の位置につけてチャンスを待つ。ハミルトンの接近も確認するボッタスはストレートでルクレールに並ぶとそのままオーバーテイクしてリードを奪取。

その頃、セクター1ではポジションを争っていたクビアトとリカルドがそろってコースを飛び出すインシデントが発生している。クビアトを追い抜こうとしたリカルドがインサイドを取るも、コーナーを曲がりきれずにエスケープゾーンに突進したところ、アウト側にいたクビアトもルノーマシンに行く手を阻まれて一時停止を余儀なくされた。幸い、2人とも体勢を立て直してコース復帰したが、この時の接触で受けたダメージによって後にどちらもガレージにマシンを入れてリタイアを喫している。

ラップリーダーに返り咲いたボッタスに続き、ハミルトンもルクレールのオーバーテイクを成功させて2番手に浮上。周辺のドライバーより2秒以上ペースダウンしたルクレールは相棒のベッテルにもかわされ、さらに後方からフェルスタッペンにも接近を許している。

ようやくルクレールがピットレーンに向かったのはボッタスが35周目に入ってから。ニューセットを残していたソフトタイヤに履き替えるも、やや作業に手間取った影響でガスリーの前では戻れず、6番手の位置で第2スティントをスタートさせた。それでも、フレッシュタイヤと柔らかいコンパウンドのアドバンテージを生かすルクレールは早々にガスリーを料理して5番手に上がり、20秒前にいたフェルスタッペンを追いかけにかかった。

レッドブルに悲報がもたらされたのは39周目、ガスリーがパワーロスを訴えてスローダウンし、少し先にあったエスケープゾーンに逃げ込んでマシンを止める。ピットレーンからスタートした後は一度もピットに入らず、入賞圏内の6番手につけていたが、無念のリタイアとなった。ガスリーのインシデントでバーチャルセーフティカーが発令される中、グロージャンがハースF1ガレージにリアからマシンを入れて戦線離脱している。

41周目にはレースが再開され、減速を強いられていた各車が本来のペースに戻していった。残り周回数が少なくなり、コントロールしていたペースを解放したボッタスが1分44秒488のファステストラップを刻む。5番手にいたルクレールが後続に30秒以上のギャップを築いていたことから、メルセデスは無線を通じてボッタスに対し、ルクレールにフリーストップのチャンスがあることを伝えている。

メルセデス陣営の読みどおり、フェラーリとルクレールは残り3周を切ってピットインし、1セット残していた新しいソフトタイヤを履いて隊列に戻る。そのラップでボッタスのトウを得るハミルトンが1分44秒166をたたき出し、フェラーリを牽制すると、ボッタスも1分44秒024とペースアップして最速タイムを塗り替えた。しかしながら、柔らかいフレッシュタイヤのアドバンテージにはかなわず、ファステストラップ記録による1ポイントは1分43秒009を刻んだルクレールの手に渡っている。

レースはボッタスがトップチェッカーを受け、ハミルトンが2位、メルセデスから遅れること10秒、ベッテルが3位表彰台に上った。4位以下、入賞はフェルスタッペン、ルクレール、ペレス、マクラーレンのサインツとノリス、レーシング・ポイントのストロール、ピットスタートながら10位に入ったライコネンが1点をもぎ取っている。

トロ・ロッソ・ホンダのアルボンは11位でゴールしており、惜しくも入賞はかなわなかった。

予選までの波乱とは違い、セーフティカーが登場することなく終了したアゼルバイジャンGPではメルセデスが開幕から4戦連続の1-2フィニッシュを達成。次戦はいよいよ競争が激化するヨーロッパラウンドが幕を開けるとあって、メルセデスの優位が続くのか、フェラーリの巻き返しが見られるのか、注目が集まる。

ホンダ勢は、4台とも入賞を狙っていましたが、レッドブル・ホンダのフェルスタッペンが4位入賞、トロ・ロッソ・ホンダのアルボン11位完走、残念ながらガスリーとクビアトはリタイアとなってしまいました。
次回スペインGPはヨーロッパラウンドが始まります。
ホンダ勢の初優勝を期待しましょう!



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