モータースポーツ発祥の地として知られるシルバーストーン・サーキットで13日(土)、2019年FIA F1世界選手権第10戦イギリスGP予選が実施され、メルセデスのボッタスがポールポジションを獲得した。
初日から時折、小雨がぱらつくシルバーストーンではインターミディエイトタイヤが登場する場面がありながらも、概ねドライコンディションに恵まれており、ピレリが持ち込んだC1からC3のドライタイヤのうち、予選ではQ3用としてソフトタイヤにあたるC3を1セット確保することが義務付けられている。
3回のフリー走行はいずれも異なるドライバーがトップタイムを刻んでおり、レッドブル、メルセデス、フェラーリの3チームがしのぎを削る展開だ。
降雨はないものの雲に覆われる中、19.3℃、路面温度31.8℃、湿度67.1%のドライコンディションで予選が始まり、ピットレーンのオープンと同時に多くのドライバーがコースに向かった。フェラーリはルクレールとベッテルの2人ともがミディアムタイヤを選び、レッドブルは2台がソフトタイヤを装着してガレージを出発している。
他よりも遅れて動き出したメルセデス勢はソフトタイヤでアタックラップに挑み、20台のタイムが出そろった時点で1分25秒513をたたき出してコースレコードを塗り替えたハミルトンがトップに立った。0.1秒差で2番手に控えていたルクレールが2度目のアタックでペースアップに成功するも、セクター3のタイムが伸びず、ハミルトンには0.02秒届かなかった。
ハミルトン、ルクレール、フェルスタッペン(レッドブル)、ボッタス(メルセデス)、ベッテルのトップ5はいずれも1分25秒台に入れており、ギャップは0.385秒しかない。このうち、上位3名は序盤のアタックを終えてピットに戻り、Q2に備える道を選んだが、ボッタスとベッテルはソフトタイヤの新しいセットを履いて再びコースに入っている。ただ、2人ともクイックラップは走らずに引き上げた。
100分の数秒を見いだせるかどうかがカギとなった中団グループの争いでQ1敗退となったのはハースF1のマグヌッセン、トロ・ロッソのクビアト、レーシング・ポイントのストロールだ。他にウィリアムズのラッセルとクビサが19番手と20番手で予選順位を確定させている。
15番手でQ2に進んだレーシング・ポイントのペレスとマグヌッセンのギャップは0.013秒しかなく、クビアトもまた0.072秒の違いで脱落してしまった。
タイヤ戦略にも注目が集まったQ2はミディアムタイヤを履いたボッタスとハミルトンが先陣を切り、アルファロメオ・レーシングやトロ・ロッソのアルボンらが続く。メルセデスと同じミディアムを選んだのはレッドブル勢とルクレールで、ベッテルはQ1終盤に履いたソフトタイヤでガレージを離れた。
ミディアム勢が名を連ねたトップ5はルクレールが最も速くラップをまとめて1分25秒646をマーク、ハミルトンが0.194秒差で2番手につけ、ボッタス、ガスリー、フェルスタッペンが5番手だ。ソフトタイヤのベッテルはトップから0.8秒以上遅れた8番手タイムにとどまり、Q1序盤のアウトラップ中にDRSの不具合を訴えていたが、何かしらトラブルを抱えている可能性をうかがわせた。
残り3分の時点で、7番手にいたノリス(マクラーレン)から11番手のアルボンまで0.196秒差しかなく、中団グループのドライバーたちは予選トップ10入りをかけてQ2のラストアタックに集中した。
ハミルトンはすでにQ3の準備に切り替えていたが、ルクレールとボッタスに加えてレッドブルコンビはソフトタイヤを履いてコースに入っており、ボッタスはQ1終盤に投入したタイヤセットでソフトの感触を確かめている。ボッタスとレッドブルの2人はタイムを更新することなくQ2を終えたものの、ルクレールは最後にタイムを更新しており、レースをソフトタイヤでスタートすることになった。
15分間のセッションが終わり、一時はノックアウトゾーンに後退していたベッテルがなんとかタイム更新に成功した一方、Q2で予選を終えたのは11番手と12番手に並んだアルファロメオ・レーシングのジョビナッツィとライコネンほか、マクラーレンのサインツ、ハースF1のグロージャン、ペレスだ。
ポールポジションを争うQ3は序盤のアタックに8人が参加し、ルノー勢はユーズドのソフトタイヤでアタックに向かうも、同様に新しいソフトタイヤを1セットしか残さないアルボンとノリスはガレージでの待機を選択している。
1分25秒093をたたき出したボッタスを先頭にハミルトンが0.252秒遅れで2番手に飛び込み、3番手にはフェルスタッペンが食い込んだ。突然ペースを失った様子のルクレールは4番手にとどまり、5番手にガスリーをはさんでベッテルは6番手止まりだ。ガレージに戻ったルクレールが無線で「ミスがあってタイムを失った」と報告していたことから、トラブル等によるペースダウンではなかった模様。
ノリスとアルボンも加わった勝負のラストアタックはボッタスがタイムを更新できなかったものの、ペースアップしたハミルトンがボッタスを上回れず、わずか0.006秒差ながらボッタスがポールポジションを獲得。ルクレールもタイムアップに成功したが、ボッタスには0.079秒およばなかった。
トップ10はボッタス、ハミルトン、ルクレール、フェルスタッペンが2列目に食い込み、ガスリーとベッテルが3列目、リカルド(ルノー)、ノリス、アルボン、ヒュルケンベルグ(ルノー)のオーダーだ。
ホンダPU勢、フェルスタッペンは前回因縁のあるルクレールと二列目、ガスリーは5番手とフェルスタッペンに肉薄して来ました。
トロ・ロッソ・ホンダのアルボンは9番手、クビアトは残念ながら17番手ですが、明日の決勝が面白くなりました。
フェルスタッペンの連続優勝が見たいですね!
初日から時折、小雨がぱらつくシルバーストーンではインターミディエイトタイヤが登場する場面がありながらも、概ねドライコンディションに恵まれており、ピレリが持ち込んだC1からC3のドライタイヤのうち、予選ではQ3用としてソフトタイヤにあたるC3を1セット確保することが義務付けられている。
3回のフリー走行はいずれも異なるドライバーがトップタイムを刻んでおり、レッドブル、メルセデス、フェラーリの3チームがしのぎを削る展開だ。
降雨はないものの雲に覆われる中、19.3℃、路面温度31.8℃、湿度67.1%のドライコンディションで予選が始まり、ピットレーンのオープンと同時に多くのドライバーがコースに向かった。フェラーリはルクレールとベッテルの2人ともがミディアムタイヤを選び、レッドブルは2台がソフトタイヤを装着してガレージを出発している。
他よりも遅れて動き出したメルセデス勢はソフトタイヤでアタックラップに挑み、20台のタイムが出そろった時点で1分25秒513をたたき出してコースレコードを塗り替えたハミルトンがトップに立った。0.1秒差で2番手に控えていたルクレールが2度目のアタックでペースアップに成功するも、セクター3のタイムが伸びず、ハミルトンには0.02秒届かなかった。
ハミルトン、ルクレール、フェルスタッペン(レッドブル)、ボッタス(メルセデス)、ベッテルのトップ5はいずれも1分25秒台に入れており、ギャップは0.385秒しかない。このうち、上位3名は序盤のアタックを終えてピットに戻り、Q2に備える道を選んだが、ボッタスとベッテルはソフトタイヤの新しいセットを履いて再びコースに入っている。ただ、2人ともクイックラップは走らずに引き上げた。
100分の数秒を見いだせるかどうかがカギとなった中団グループの争いでQ1敗退となったのはハースF1のマグヌッセン、トロ・ロッソのクビアト、レーシング・ポイントのストロールだ。他にウィリアムズのラッセルとクビサが19番手と20番手で予選順位を確定させている。
15番手でQ2に進んだレーシング・ポイントのペレスとマグヌッセンのギャップは0.013秒しかなく、クビアトもまた0.072秒の違いで脱落してしまった。
タイヤ戦略にも注目が集まったQ2はミディアムタイヤを履いたボッタスとハミルトンが先陣を切り、アルファロメオ・レーシングやトロ・ロッソのアルボンらが続く。メルセデスと同じミディアムを選んだのはレッドブル勢とルクレールで、ベッテルはQ1終盤に履いたソフトタイヤでガレージを離れた。
ミディアム勢が名を連ねたトップ5はルクレールが最も速くラップをまとめて1分25秒646をマーク、ハミルトンが0.194秒差で2番手につけ、ボッタス、ガスリー、フェルスタッペンが5番手だ。ソフトタイヤのベッテルはトップから0.8秒以上遅れた8番手タイムにとどまり、Q1序盤のアウトラップ中にDRSの不具合を訴えていたが、何かしらトラブルを抱えている可能性をうかがわせた。
残り3分の時点で、7番手にいたノリス(マクラーレン)から11番手のアルボンまで0.196秒差しかなく、中団グループのドライバーたちは予選トップ10入りをかけてQ2のラストアタックに集中した。
ハミルトンはすでにQ3の準備に切り替えていたが、ルクレールとボッタスに加えてレッドブルコンビはソフトタイヤを履いてコースに入っており、ボッタスはQ1終盤に投入したタイヤセットでソフトの感触を確かめている。ボッタスとレッドブルの2人はタイムを更新することなくQ2を終えたものの、ルクレールは最後にタイムを更新しており、レースをソフトタイヤでスタートすることになった。
15分間のセッションが終わり、一時はノックアウトゾーンに後退していたベッテルがなんとかタイム更新に成功した一方、Q2で予選を終えたのは11番手と12番手に並んだアルファロメオ・レーシングのジョビナッツィとライコネンほか、マクラーレンのサインツ、ハースF1のグロージャン、ペレスだ。
ポールポジションを争うQ3は序盤のアタックに8人が参加し、ルノー勢はユーズドのソフトタイヤでアタックに向かうも、同様に新しいソフトタイヤを1セットしか残さないアルボンとノリスはガレージでの待機を選択している。
1分25秒093をたたき出したボッタスを先頭にハミルトンが0.252秒遅れで2番手に飛び込み、3番手にはフェルスタッペンが食い込んだ。突然ペースを失った様子のルクレールは4番手にとどまり、5番手にガスリーをはさんでベッテルは6番手止まりだ。ガレージに戻ったルクレールが無線で「ミスがあってタイムを失った」と報告していたことから、トラブル等によるペースダウンではなかった模様。
ノリスとアルボンも加わった勝負のラストアタックはボッタスがタイムを更新できなかったものの、ペースアップしたハミルトンがボッタスを上回れず、わずか0.006秒差ながらボッタスがポールポジションを獲得。ルクレールもタイムアップに成功したが、ボッタスには0.079秒およばなかった。
トップ10はボッタス、ハミルトン、ルクレール、フェルスタッペンが2列目に食い込み、ガスリーとベッテルが3列目、リカルド(ルノー)、ノリス、アルボン、ヒュルケンベルグ(ルノー)のオーダーだ。
ホンダPU勢、フェルスタッペンは前回因縁のあるルクレールと二列目、ガスリーは5番手とフェルスタッペンに肉薄して来ました。
トロ・ロッソ・ホンダのアルボンは9番手、クビアトは残念ながら17番手ですが、明日の決勝が面白くなりました。
フェルスタッペンの連続優勝が見たいですね!