スパ・フランコルシャン・サーキットで31日(土)に実施された2019年FIA F1世界選手権第13戦ベルギーGP予選はフェラーリのルクレールがポールポジションを獲得した。
3回のフリー走行を通してフェラーリ勢が速さを示し、予選に先だって行われた土曜フリー走行でもルクレールがトップ、ベッテルが2番手で締めくくり、3番手にメルセデスのボッタスが続いている。もう1台のメルセデスを駆るハミルトンはセッション中盤にクラッシュを喫してしまい、ダメージを受けたマシンの修復が予選に間に合うかどうかに注目が集まっていたが、チームクルーの必死の作業で無事に参加を果たした。
スパ・フランコルシャンでは複数のドライバーがエンジンコンポーネントを交換しており、レッドブルのアルボン、トロ・ロッソのクビアト、レーシング・ポイントのストロールが後方スタートとなる。クビアトはギアボックスも新品と交換した。他に、マクラーレンのサインツ、ルノーのリカルドとヒュルケンベルグがエンジンペナルティで5グリッド降格が決まっている。
晴れ間が広がるスパ・フランコルシャンでは気温29.1℃、路面温度42℃、湿度37.2%のドライコンディションで予選Q1がスタートし、ウィリアムズ勢を先頭に各車がコースに入っていった。アルファロメオ・レーシングの2台と共にアタックラップに突入したウィリアムズのクビサだったが、エンジンブローを喫してコース脇にマシンを寄せる。白煙が上がり、リアからは炎も見えていたが、クビサは無事にマシンを脱出している。
クビサのトラブルにより赤旗が振られたため、時計が12分59秒で止められてQ1は一時中断した。
その間もメルセデスのガレージではハミルトン車の修復作業が続けられ、フェラーリのガレージでもまた慌ただしい様子がうかがえた。ルクレールのマシン周りをチームメンバーが囲んでおり、壁の向こう側ではメカニックたちが大急ぎで作業にあたっていたようだ。
Q1の中断は約10分で終了し、ピットレーン出口に行列を作って信号が再び青に変わるのを待っていたドライバーたちがコースになだれ込んだ。その中にはルクレールやハミルトンの姿もあったが、走り始めたハミルトンは「少しバイブレーションがある」と報告。それでも、ピットに戻ることなくアタックに挑んでいる。
また、レッドブルのフェルスタッペンがトラブルを訴えてピットに引き上げ、タイムを残さぬまま残り4分を切る。
この時点で1分43秒587を刻んでいたルクレールをトップに、0.522秒差でベッテルが2番手、ボッタスとハミルトン、アルボンがトップ5に名を連ねた。全員がソフトタイヤでアタックしているにもかかわらず、フェラーリ勢とメルセデス以下の陣営は1秒以上のタイム差がある。
緊急ピットインしたフェルスタッペンはタイヤを新しいセットに履き替えてコースに向かい、1分51秒台のタイムを記録した後、改めてクイックラップを走るも、アウトラップ中のドライバーが多く、トラフィックへの対応を強いられた。思うようなラップとはいかなかったものの、フェルスタッペンは1分44秒台に入れて3番手に飛び込んでいる。
その直後、アルファロメオ・レーシングのジョビナッツィにもエンジントラブルが発生し、最終コーナーを立ち上がった直後のホームストレート脇にマシンを止めた結果、セッションは再び赤旗が振られ、43秒を残した状態でQ1終了が宣言された。
ラストアタックがかなわなかったドライバーが多い中、Q1でノックアウトされたのは16番手から順にトロ・ロッソのガスリー、サインツ、クビアト、ウィリアムズのラッセルに加えて、ノータイムだったクビサだ。ジョビナッツィはQ1突破を果たしていたが、Q2以降のセッションには参加できない。
マシン撤去のため、数分間にわたって開始が遅延されたQ2が始まると、続々とドライバーたちがコースインし、全車がソフトタイヤを選択したものの、メルセデス勢を含め、多くがユーズドタイヤで最初のアタックラップに臨んでいる。
Q2最初のアタックが完了し、1分43秒376を刻んだルクレールがトップをキープ、0.130秒差に近づいたベッテルと同様に、3番手につけたハミルトンも0.216秒差まで接近した。4番手のボッタスは0.6秒のギャップがあり、トップ5に並ぶフェルスタッペンもまだフェラーリからは0.7秒以上遅れている。アルファロメオ・レーシングのライコネンがフェルスタッペンに1,000分の8秒差の好タイムをたたき出している。
ストロールとアルボンは後方スタートであることを踏まえて以降のアタックには参加せず、13番手と14番手で予選順位を確定させた。この時点ですでに3人の脱落が決まっていたため、残る12名の争いとなったが、フェルスタッペンとライコネンはガレージにとどまってQ3に備える道を選んだ。
0.1秒未満の大接戦となった予選トップ10入りをめぐる争いはハースF1のグロージャンとマクラーレンのノリスがノックアウトされ、ハースF1ドライバーではマグヌッセンが10番手でQ3へのきっぷを手に入れている。
12分間で争われたQ3はライコネンやマグヌッセンが早めに動き、ほどなくして他のドライバーたちもガレージを後にした。Q3序盤の走行にフレッシュタイヤを選択したのはフェラーリとメルセデスに加えてフェルスタッペンの5人だけだ。
アウトラップ中、前を走っていたボッタスが急ブレーキを踏んだことで、すぐ後ろにいたハミルトンが危うく突っ込みかけたが、なんとか対応して接触は免れたものの、メルセデスのガレージは冷や汗をかく瞬間を味わった。
1分42秒644をたたき出したルクレールを先頭に、ハミルトンが2番手につけるもギャップは0.6秒以上。ベッテル、ボッタス、フェルスタッペン、リカルド、ペレス、ライコネン、マグヌッセンが3番手から9番手に名を連ねたが、ヒュルケンベルグはタイムを残さずにピットに引き上げてい
る。
10台すべてが新しいソフトタイヤを履いて臨んだラストアタックはセクター1こそベッテルが最速で通過したものの、さらなるペースアップに成功したルクレールが1分42秒519を刻んでポールポジションを獲得。ベッテルが2番手に上がるも、チームメイトに0.748秒のリードを築かれた。
メルセデスはハミルトンが3番手、ボッタスは4番手にとどまり、5番手にフェルスタッペンがつけている。6番手以下はリカルド、ヒュルケンベルグ、ライコネン、ペレス、マグヌッセンの順で順位が確定したが、ルノー勢はエンジンペナルティを受けることが決まっているため、ライコネン、ペレス、マグヌッセンのスタート位置がひとつずつ繰り上がる見込みだ。
ホンダPU勢は、Q1進出したフェルスタッペンのみ、それも5番手。
高速サーキットのスパではフェラーリが優勢のようですが、それぞれ頑張って欲しいですね!
3回のフリー走行を通してフェラーリ勢が速さを示し、予選に先だって行われた土曜フリー走行でもルクレールがトップ、ベッテルが2番手で締めくくり、3番手にメルセデスのボッタスが続いている。もう1台のメルセデスを駆るハミルトンはセッション中盤にクラッシュを喫してしまい、ダメージを受けたマシンの修復が予選に間に合うかどうかに注目が集まっていたが、チームクルーの必死の作業で無事に参加を果たした。
スパ・フランコルシャンでは複数のドライバーがエンジンコンポーネントを交換しており、レッドブルのアルボン、トロ・ロッソのクビアト、レーシング・ポイントのストロールが後方スタートとなる。クビアトはギアボックスも新品と交換した。他に、マクラーレンのサインツ、ルノーのリカルドとヒュルケンベルグがエンジンペナルティで5グリッド降格が決まっている。
晴れ間が広がるスパ・フランコルシャンでは気温29.1℃、路面温度42℃、湿度37.2%のドライコンディションで予選Q1がスタートし、ウィリアムズ勢を先頭に各車がコースに入っていった。アルファロメオ・レーシングの2台と共にアタックラップに突入したウィリアムズのクビサだったが、エンジンブローを喫してコース脇にマシンを寄せる。白煙が上がり、リアからは炎も見えていたが、クビサは無事にマシンを脱出している。
クビサのトラブルにより赤旗が振られたため、時計が12分59秒で止められてQ1は一時中断した。
その間もメルセデスのガレージではハミルトン車の修復作業が続けられ、フェラーリのガレージでもまた慌ただしい様子がうかがえた。ルクレールのマシン周りをチームメンバーが囲んでおり、壁の向こう側ではメカニックたちが大急ぎで作業にあたっていたようだ。
Q1の中断は約10分で終了し、ピットレーン出口に行列を作って信号が再び青に変わるのを待っていたドライバーたちがコースになだれ込んだ。その中にはルクレールやハミルトンの姿もあったが、走り始めたハミルトンは「少しバイブレーションがある」と報告。それでも、ピットに戻ることなくアタックに挑んでいる。
また、レッドブルのフェルスタッペンがトラブルを訴えてピットに引き上げ、タイムを残さぬまま残り4分を切る。
この時点で1分43秒587を刻んでいたルクレールをトップに、0.522秒差でベッテルが2番手、ボッタスとハミルトン、アルボンがトップ5に名を連ねた。全員がソフトタイヤでアタックしているにもかかわらず、フェラーリ勢とメルセデス以下の陣営は1秒以上のタイム差がある。
緊急ピットインしたフェルスタッペンはタイヤを新しいセットに履き替えてコースに向かい、1分51秒台のタイムを記録した後、改めてクイックラップを走るも、アウトラップ中のドライバーが多く、トラフィックへの対応を強いられた。思うようなラップとはいかなかったものの、フェルスタッペンは1分44秒台に入れて3番手に飛び込んでいる。
その直後、アルファロメオ・レーシングのジョビナッツィにもエンジントラブルが発生し、最終コーナーを立ち上がった直後のホームストレート脇にマシンを止めた結果、セッションは再び赤旗が振られ、43秒を残した状態でQ1終了が宣言された。
ラストアタックがかなわなかったドライバーが多い中、Q1でノックアウトされたのは16番手から順にトロ・ロッソのガスリー、サインツ、クビアト、ウィリアムズのラッセルに加えて、ノータイムだったクビサだ。ジョビナッツィはQ1突破を果たしていたが、Q2以降のセッションには参加できない。
マシン撤去のため、数分間にわたって開始が遅延されたQ2が始まると、続々とドライバーたちがコースインし、全車がソフトタイヤを選択したものの、メルセデス勢を含め、多くがユーズドタイヤで最初のアタックラップに臨んでいる。
Q2最初のアタックが完了し、1分43秒376を刻んだルクレールがトップをキープ、0.130秒差に近づいたベッテルと同様に、3番手につけたハミルトンも0.216秒差まで接近した。4番手のボッタスは0.6秒のギャップがあり、トップ5に並ぶフェルスタッペンもまだフェラーリからは0.7秒以上遅れている。アルファロメオ・レーシングのライコネンがフェルスタッペンに1,000分の8秒差の好タイムをたたき出している。
ストロールとアルボンは後方スタートであることを踏まえて以降のアタックには参加せず、13番手と14番手で予選順位を確定させた。この時点ですでに3人の脱落が決まっていたため、残る12名の争いとなったが、フェルスタッペンとライコネンはガレージにとどまってQ3に備える道を選んだ。
0.1秒未満の大接戦となった予選トップ10入りをめぐる争いはハースF1のグロージャンとマクラーレンのノリスがノックアウトされ、ハースF1ドライバーではマグヌッセンが10番手でQ3へのきっぷを手に入れている。
12分間で争われたQ3はライコネンやマグヌッセンが早めに動き、ほどなくして他のドライバーたちもガレージを後にした。Q3序盤の走行にフレッシュタイヤを選択したのはフェラーリとメルセデスに加えてフェルスタッペンの5人だけだ。
アウトラップ中、前を走っていたボッタスが急ブレーキを踏んだことで、すぐ後ろにいたハミルトンが危うく突っ込みかけたが、なんとか対応して接触は免れたものの、メルセデスのガレージは冷や汗をかく瞬間を味わった。
1分42秒644をたたき出したルクレールを先頭に、ハミルトンが2番手につけるもギャップは0.6秒以上。ベッテル、ボッタス、フェルスタッペン、リカルド、ペレス、ライコネン、マグヌッセンが3番手から9番手に名を連ねたが、ヒュルケンベルグはタイムを残さずにピットに引き上げてい
る。
10台すべてが新しいソフトタイヤを履いて臨んだラストアタックはセクター1こそベッテルが最速で通過したものの、さらなるペースアップに成功したルクレールが1分42秒519を刻んでポールポジションを獲得。ベッテルが2番手に上がるも、チームメイトに0.748秒のリードを築かれた。
メルセデスはハミルトンが3番手、ボッタスは4番手にとどまり、5番手にフェルスタッペンがつけている。6番手以下はリカルド、ヒュルケンベルグ、ライコネン、ペレス、マグヌッセンの順で順位が確定したが、ルノー勢はエンジンペナルティを受けることが決まっているため、ライコネン、ペレス、マグヌッセンのスタート位置がひとつずつ繰り上がる見込みだ。
ホンダPU勢は、Q1進出したフェルスタッペンのみ、それも5番手。
高速サーキットのスパではフェラーリが優勢のようですが、それぞれ頑張って欲しいですね!