三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットを舞台に11日(金)、2019年FIA F1世界選手権第17戦日本GP金曜フリー走行2回目が実施され、メルセデスの・ボッタスとハミルトンが1-2で初日を締めくくった。
初回セッションもボッタスとハミルトンがタイムシート上位を独占し、3番手につけたフェラーリのベッテルに1秒近いリードを築き、順調な滑り出しを決めている。
ドライバーからもファンからも愛され、F1カレンダー屈指の人気を誇る鈴鹿サーキットにはピレリのC1からC3のドライタイヤが持ち込まれているが、グランプリ2日目には東海地方に台風19号が上陸する恐れがあると見られており、モビリティランドおよび日本自動車連盟は慎重に協議した上で土曜日のセッション実施の中止を決断。フリー走行は初日の2回に限られ、予選は13日(日)10時に延期された。決勝レースは予定通り日曜日の14時10分にスタート時刻を迎えることになっている。
ただし、予選が実施できなかった場合、金曜フリー走行2回目の結果に基づいてスターティンググリッドが決定することも発表されたため、各陣営はレースに向けた準備を進めつつも、暫定予選であることを踏まえて初日後半のセッションに臨んだ。
灰色の雲が上空を覆う中、気温27.8℃、路面温度32.6℃、湿度60%のドライコンディションで初日2回目にして今週末最後のフリー走行が始まると、ベッテルをはじめ、初回セッションでトラブルに見舞われたアルファロメオ・レーシングのジョビナッツィらがコースに向かう。ジョビナッツィはテクニカルトラブルが発生していたといい、4周しか走れていなかった。
1回目のフリー走行で山本尚貴にマシンを貸し出していたトロ・ロッソのガスリーがコックピットに戻り、クビアトと共にミディアムタイヤを履いて始動している。ハースF1とマクラーレンの各車はソフトタイヤでインストレーションラップに臨んだが、それ以外のドライバーはミディアムが中心で、ウィリアムズのラッセルはユーズドのハードタイヤでシステムチェックを完了した。
フェラーリのルクレールやルノー、レーシング・ポイント、レッドブルのフェルスタッペン、ウィリアムズのクビサはセッションが始まってもしばらくはコースに姿を見せず、レーシング・ポイントの2人とルノーのリカルドは開始から11分が過ぎた頃になってガレージを離れ、数分後にはルノーのヒュルケンベルグとクビサも始動したが、ルクレールとフェルスタッペンは20分が経過してもガレージにとどまったままだった。
その頃にはボッタスが1分29秒469を刻んでトップに立ち、ハミルトンが0.223秒差で2番手、レッドブルのアルボンが3番手に並んでおり、リカルド、サインツ(マクラーレン)に次ぐ6番手にベッテルがつけていた。
大半のドライバーが最初の走行プランを終え、ルクレールとフェルスタッペンがようやくガレージを離れたタイミングでソフトタイヤに切り替えたベッテルが1分28秒392をマークして最速タイムを更新するも、1回目のタイム計測を完了したフェルスタッペンが0.065秒差で2番手に飛び込む。ひとつ硬いミディアムタイヤを履いたルクレールはベッテルに1.3秒近く遅い4番手タイムだった。
メルセデス勢がソフトタイヤに切り替えてコースに入った直後、アウトラップ終盤に差し掛かっていたボッタスがスピンを喫して黄旗が振られたものの、大事には至らず走行を再開している。ボッタスよりも後方につけていたハミルトンはアウトラップを2周走ってクイックラップに挑み、1分27秒台に乗せてトップに躍り出た。スピンを喫して多少なりとタイヤにダメージを受けたと見られるボッタスだが、ピットに戻ることなく走り続け、ハミルトンに0.478秒差のタイムを刻んで2番手に食い込んでいる。
ハミルトンとボッタスはいったんピットに戻って新しいソフトタイヤに交換した後、再びクイックラップを走り、1分27秒785を記録したボッタスがトップの座を奪取、ハミルトンは0.1秒差の2番手に下がった。同じく新品のソフトタイヤを試したフェルスタッペンがトップから0.281秒遅れの3番手に飛び込み、アルボンはチームメイトから0.336秒遅れて5番手につけている。
フェラーリはベッテルがミディアム、ルクレールがソフトのタイヤを履いてロングランに取り組んでおり、メルセデスやレッドブルがショートラン中にレースシミュレーションを進めていた。セッション終盤にはベッテルがソフトに切り替え、ルクレールがミディアムタイヤに戻してさらにロングスティントを走っている。
残り時間が15分を切るとベッテルとルクレールがミディアムのニューセットを投入したが、特にペースを上げるわけでなく、2人とも自己ベストからは程遠いペースだった。それぞれ3周を走ってピットに引き上げ、ソフトタイヤに交換してコースに向かっている。ルクレールが1分28秒141をマークして4番手にポジションを上げたものの、ベッテルはわずかにベストタイムを更新しただけで5番手にとどまった。
結局、ボッタスのタイムを上回るドライバーはおらず、ハミルトンと共に初回セッションに続いてメルセデスが1-2で締めくくっている。レッドブルはフェルスタッペンが3番手、ルクレールとベッテルをはさんでアルボンが6番手だ。
トロ・ロッソのガスリーが9番手に食い込み、クビアトは12番手タイムを記録した。
台風19号の日本接近に伴い、土曜フリー走行が中止されているため、予選は13日10時開始予定となりますが、ホンダPU勢にはホームレースとなる日本GP、予選、決勝頑張ってほしいですね!
初回セッションもボッタスとハミルトンがタイムシート上位を独占し、3番手につけたフェラーリのベッテルに1秒近いリードを築き、順調な滑り出しを決めている。
ドライバーからもファンからも愛され、F1カレンダー屈指の人気を誇る鈴鹿サーキットにはピレリのC1からC3のドライタイヤが持ち込まれているが、グランプリ2日目には東海地方に台風19号が上陸する恐れがあると見られており、モビリティランドおよび日本自動車連盟は慎重に協議した上で土曜日のセッション実施の中止を決断。フリー走行は初日の2回に限られ、予選は13日(日)10時に延期された。決勝レースは予定通り日曜日の14時10分にスタート時刻を迎えることになっている。
ただし、予選が実施できなかった場合、金曜フリー走行2回目の結果に基づいてスターティンググリッドが決定することも発表されたため、各陣営はレースに向けた準備を進めつつも、暫定予選であることを踏まえて初日後半のセッションに臨んだ。
灰色の雲が上空を覆う中、気温27.8℃、路面温度32.6℃、湿度60%のドライコンディションで初日2回目にして今週末最後のフリー走行が始まると、ベッテルをはじめ、初回セッションでトラブルに見舞われたアルファロメオ・レーシングのジョビナッツィらがコースに向かう。ジョビナッツィはテクニカルトラブルが発生していたといい、4周しか走れていなかった。
1回目のフリー走行で山本尚貴にマシンを貸し出していたトロ・ロッソのガスリーがコックピットに戻り、クビアトと共にミディアムタイヤを履いて始動している。ハースF1とマクラーレンの各車はソフトタイヤでインストレーションラップに臨んだが、それ以外のドライバーはミディアムが中心で、ウィリアムズのラッセルはユーズドのハードタイヤでシステムチェックを完了した。
フェラーリのルクレールやルノー、レーシング・ポイント、レッドブルのフェルスタッペン、ウィリアムズのクビサはセッションが始まってもしばらくはコースに姿を見せず、レーシング・ポイントの2人とルノーのリカルドは開始から11分が過ぎた頃になってガレージを離れ、数分後にはルノーのヒュルケンベルグとクビサも始動したが、ルクレールとフェルスタッペンは20分が経過してもガレージにとどまったままだった。
その頃にはボッタスが1分29秒469を刻んでトップに立ち、ハミルトンが0.223秒差で2番手、レッドブルのアルボンが3番手に並んでおり、リカルド、サインツ(マクラーレン)に次ぐ6番手にベッテルがつけていた。
大半のドライバーが最初の走行プランを終え、ルクレールとフェルスタッペンがようやくガレージを離れたタイミングでソフトタイヤに切り替えたベッテルが1分28秒392をマークして最速タイムを更新するも、1回目のタイム計測を完了したフェルスタッペンが0.065秒差で2番手に飛び込む。ひとつ硬いミディアムタイヤを履いたルクレールはベッテルに1.3秒近く遅い4番手タイムだった。
メルセデス勢がソフトタイヤに切り替えてコースに入った直後、アウトラップ終盤に差し掛かっていたボッタスがスピンを喫して黄旗が振られたものの、大事には至らず走行を再開している。ボッタスよりも後方につけていたハミルトンはアウトラップを2周走ってクイックラップに挑み、1分27秒台に乗せてトップに躍り出た。スピンを喫して多少なりとタイヤにダメージを受けたと見られるボッタスだが、ピットに戻ることなく走り続け、ハミルトンに0.478秒差のタイムを刻んで2番手に食い込んでいる。
ハミルトンとボッタスはいったんピットに戻って新しいソフトタイヤに交換した後、再びクイックラップを走り、1分27秒785を記録したボッタスがトップの座を奪取、ハミルトンは0.1秒差の2番手に下がった。同じく新品のソフトタイヤを試したフェルスタッペンがトップから0.281秒遅れの3番手に飛び込み、アルボンはチームメイトから0.336秒遅れて5番手につけている。
フェラーリはベッテルがミディアム、ルクレールがソフトのタイヤを履いてロングランに取り組んでおり、メルセデスやレッドブルがショートラン中にレースシミュレーションを進めていた。セッション終盤にはベッテルがソフトに切り替え、ルクレールがミディアムタイヤに戻してさらにロングスティントを走っている。
残り時間が15分を切るとベッテルとルクレールがミディアムのニューセットを投入したが、特にペースを上げるわけでなく、2人とも自己ベストからは程遠いペースだった。それぞれ3周を走ってピットに引き上げ、ソフトタイヤに交換してコースに向かっている。ルクレールが1分28秒141をマークして4番手にポジションを上げたものの、ベッテルはわずかにベストタイムを更新しただけで5番手にとどまった。
結局、ボッタスのタイムを上回るドライバーはおらず、ハミルトンと共に初回セッションに続いてメルセデスが1-2で締めくくっている。レッドブルはフェルスタッペンが3番手、ルクレールとベッテルをはさんでアルボンが6番手だ。
トロ・ロッソのガスリーが9番手に食い込み、クビアトは12番手タイムを記録した。
台風19号の日本接近に伴い、土曜フリー走行が中止されているため、予選は13日10時開始予定となりますが、ホンダPU勢にはホームレースとなる日本GP、予選、決勝頑張ってほしいですね!