19日(土)、ポール・リカール・サーキットにてシーズン第7戦フランスGP予選が実施され、レッドブルのフェルスタッペンがポールポジションを手に入れた。
初日に行われた2回のフリー走行ではメルセデスのボッタスとフェルスタッペンが速さを示し、予選前の土曜フリー走行もフェルスタッペンとボッタスがタイムシート上位に立ったが、タイムが接近していた初日と違い、フェルスタッペンが2番手以下に0.7秒以上のリードを築いている。
気温28.4℃、路面温度44.2℃、湿度52.4%のドライコンディションで始まった予選Q1はアルファロメオ・レーシングのジョビナッツィが先頭でコースに入り、チームメイトのライコネンやライバル勢が続いていく。メルセデスのガレージではセッション開始前からハミルトン車の周りでメカニックたちが慌ただしく作業していたが、他陣営のアタックラップが始まるタイミングになるとコースに姿を見せている。
ただ、最初のアタックに臨んでいたアルファタウリの角田がターン2でバランスを崩してリアからウオールにぶつかり、黄旗が振られてすぐに赤旗に切り替わってセッションは中断。マシンにダメージはあったものの、なんとか走行を再開しようとした角田だったが、「ギアがない」と訴えて身動きが取れず。しばらく粘るも、最終的にはその場でコックピットを離れて予選終了を余儀なくされた。
14分19秒を残して止まっていた時計が再び動き出したのは約9分後。まだ誰もタイムを残せていない状況とあって、ピットレーン出口の信号が青に変わる前から行列を作っていた各車が一気にコースになだれ込む。赤旗前の時点でガレージにとどまっていたアルピーヌの2台も合流し、角田を除く19名がアウトラップをスタートさせている。
フェラーリ勢が最初にタイムシートに名前を刻んだ後、アルファタウリのガスリーが1分31秒台をマークして暫定トップに立つも、すぐさまボッタスがそれを上回る。ハミルトンは0.023秒届かずに2番手となり、直後にコントロールラインを通過したフェルスタッペンが1分31秒フラットをたたき出してトップの座を奪った。フェルスタッペンに次ぐ2番手には僚友ペレスが飛び込み、レッドブルが1-2態勢を築く。フェルスタッペンとペレスのギャップは0.559秒あり、3番手につけていたボッタスはトップから0.668秒遅れだ。
アストンマーティンのストロールはトラックリミットをオーバーしたことでタイムが抹消されており、18台のタイムが出そろった時点でノックアウトゾーンの16番手以下に名を連ねていたのはルクレール(フェラーリ)、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)、マゼピン(ハースF1)、ノータイムのストロールとすでにマシンを降りている角田だった。
ルクレールが1セット目のソフトタイヤで走った5周目に自己ベストを更新、11番手にポジションを上げてノックアウトゾーンを脱したほか、ハミルトンも同様に最初のランを継続して2番手タイムにペースアップしている。
トップ5に並ぶフェルスタッペン、ハミルトン、ペレス、ボッタス、ノリス(マクラーレン)がガレージで次のセッションの準備を進める中、2セット目のソフトタイヤを投入した他のドライバーたちがQ2進出を目指して集中力を高めていた。しかしながら、今度はハースF1のシューマッハがガードレールにマシンをぶつけて赤旗が振られてしまう。この時点で残り時間は22秒と少なく、レースコントロールはQ1を再開せずに終了することを宣言した。
ミックは14番手タイムを残しており、Q2に進めるチャンスだったが、初めてのQ1突破は非常に後味の悪い形になってしまった。
赤旗終了の影響でタイムを更新できなかったドライバーも多く、中でもストロールは2分12秒584しか記録できていない。16番手でQ1敗退となったラティフィ(ウィリアムズ)ほか、ライコネン、マゼピン、ストロール、角田がノックアウトされている。ストロールの予選タイムはQ1トップのフェルスタッペンがマークした1分31秒001から41秒以上遅れており、107%ルール適用により決勝レースへの出走可否はスチュワードの判断に委ねられるが、フリー走行のペースを考えれば問題なく認められるはずだ。
インターバルを経て迎えたQ2はガスリーを先頭にノリスとフェラーリの2台が続き、少し遅れてメルセデス勢や他のドライバーたちも合流した。ほとんどのドライバーがミディアムタイヤを選んでおり、ウィリアムズのラッセルだけがユーズドのソフトタイヤで出陣している。アルピーヌの2台はトラフィックを警戒してか、ライバルたちがアタックラップに入ったタイミングでミディアムタイヤを装着してガレージを出発した。
フェラーリのサインツが1分31秒146の好タイムを記録した後、フェルスタッペンが0.075秒速くラップをまとめてトップに立つが、ペレスが0.1秒上回って最速タイムを塗り替える。アルピーヌのアロンソが8番手、オコンは11番手に入ってミックを除く14台がタイムシートに名前を刻んだ。
トップには1分30秒959をマークしたハミルトンがつけており、0.012秒差でペレスが2番手、フェルスタッペン、サインツ、ボッタスが5番手、ガスリー、ノリス、アロンソ、リカルド(マクラーレン)、ルクレール(フェラーリ)のトップ10となり、11番手以下のノックアウトゾーンにはオコン、ベッテル(アストンマーティン)、ジョビナッツィ、ラッセル、ミックが並んでいた。
Q2終盤の走行はジョビナッツィとリカルドがソフトタイヤに切り替えたものの、多くはミディアムタイヤを継続。トップ3のハミルトンやレッドブル勢もコースに入り、ハミルトンとフェルスタッペンはミディアムの新しいセットを選んだが、ペレスは新品のソフトタイヤで出陣している。ただ、マクラーレンは無線でノリスにピットインを指示しており、理由は「あとで伝える」としてノリスはアタックせずに引き上げた。
Q2のトップタイムは1分30秒735、ドライバーはボッタスに変わり、同じく自己ベストを記録したハミルトンが0.053秒差で2番手だ。ペレスとフェルスタッペンの2人はタイムを更新せずにラップを終えており、サインツ、ガスリー、ノリス、アロンソ、ルクレール、リカルドがQ3に進んでいる。Q2で予選を終えることになったのは11番手のオコン以下、ベッテル、ジョビナッツィ、ラッセル、ミックの5人だ。
12分間で争われたQ3もガスリーが先頭で出陣し、フェラーリ勢とマクラーレンの2台、アロンソが続けてコースに向かう。少し間を置いてレッドブルの2台、すぐ後ろからメルセデスの2人が合流して10台が出そろった。大半がソフトタイヤを履いているが、アロンソとリカルドはミディアムタイヤでのアタックに挑戦。
最初のアタックラップを終えて1分30秒325を刻んだフェルスタッペンがトップに立ち、0.386秒差の2番手にハミルトン、ペレスが3番手、ボッタス、サインツ、ノリス、アロンソ、ルクレール、リカルドが9番手、コースリミットを越えてしまったガスリーはタイムが抹消されてノータイムの10番手だ。
10台すべてが新品のソフトタイヤを装着して挑んだラストアタックはセクター1のファステストこそハミルトンに譲ったものの、セクター2とセクター3で最速タイムを刻んだフェルスタッペンが1分29秒990をたたき出してポールポジションを獲得。唯一、1分30秒の壁を突破している。2番手には0.258秒差でハミルトンが飛び込み、ボッタスが3番手、ペレスが4番手に収まり、レッドブルとメルセデスに次ぐトップ5入りを果たしたのはサインツだ。6番手以下はガスリー、ルクレール、ノリス、アロンソ、リカルドが10番手に続いた。
ホンダPU勢、フェルスタッペンがポールポジション、ペレスが4番手、ガスリーが6番手、角田がピットスタートですが、表彰台独占して欲しいですね!
初日に行われた2回のフリー走行ではメルセデスのボッタスとフェルスタッペンが速さを示し、予選前の土曜フリー走行もフェルスタッペンとボッタスがタイムシート上位に立ったが、タイムが接近していた初日と違い、フェルスタッペンが2番手以下に0.7秒以上のリードを築いている。
気温28.4℃、路面温度44.2℃、湿度52.4%のドライコンディションで始まった予選Q1はアルファロメオ・レーシングのジョビナッツィが先頭でコースに入り、チームメイトのライコネンやライバル勢が続いていく。メルセデスのガレージではセッション開始前からハミルトン車の周りでメカニックたちが慌ただしく作業していたが、他陣営のアタックラップが始まるタイミングになるとコースに姿を見せている。
ただ、最初のアタックに臨んでいたアルファタウリの角田がターン2でバランスを崩してリアからウオールにぶつかり、黄旗が振られてすぐに赤旗に切り替わってセッションは中断。マシンにダメージはあったものの、なんとか走行を再開しようとした角田だったが、「ギアがない」と訴えて身動きが取れず。しばらく粘るも、最終的にはその場でコックピットを離れて予選終了を余儀なくされた。
14分19秒を残して止まっていた時計が再び動き出したのは約9分後。まだ誰もタイムを残せていない状況とあって、ピットレーン出口の信号が青に変わる前から行列を作っていた各車が一気にコースになだれ込む。赤旗前の時点でガレージにとどまっていたアルピーヌの2台も合流し、角田を除く19名がアウトラップをスタートさせている。
フェラーリ勢が最初にタイムシートに名前を刻んだ後、アルファタウリのガスリーが1分31秒台をマークして暫定トップに立つも、すぐさまボッタスがそれを上回る。ハミルトンは0.023秒届かずに2番手となり、直後にコントロールラインを通過したフェルスタッペンが1分31秒フラットをたたき出してトップの座を奪った。フェルスタッペンに次ぐ2番手には僚友ペレスが飛び込み、レッドブルが1-2態勢を築く。フェルスタッペンとペレスのギャップは0.559秒あり、3番手につけていたボッタスはトップから0.668秒遅れだ。
アストンマーティンのストロールはトラックリミットをオーバーしたことでタイムが抹消されており、18台のタイムが出そろった時点でノックアウトゾーンの16番手以下に名を連ねていたのはルクレール(フェラーリ)、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)、マゼピン(ハースF1)、ノータイムのストロールとすでにマシンを降りている角田だった。
ルクレールが1セット目のソフトタイヤで走った5周目に自己ベストを更新、11番手にポジションを上げてノックアウトゾーンを脱したほか、ハミルトンも同様に最初のランを継続して2番手タイムにペースアップしている。
トップ5に並ぶフェルスタッペン、ハミルトン、ペレス、ボッタス、ノリス(マクラーレン)がガレージで次のセッションの準備を進める中、2セット目のソフトタイヤを投入した他のドライバーたちがQ2進出を目指して集中力を高めていた。しかしながら、今度はハースF1のシューマッハがガードレールにマシンをぶつけて赤旗が振られてしまう。この時点で残り時間は22秒と少なく、レースコントロールはQ1を再開せずに終了することを宣言した。
ミックは14番手タイムを残しており、Q2に進めるチャンスだったが、初めてのQ1突破は非常に後味の悪い形になってしまった。
赤旗終了の影響でタイムを更新できなかったドライバーも多く、中でもストロールは2分12秒584しか記録できていない。16番手でQ1敗退となったラティフィ(ウィリアムズ)ほか、ライコネン、マゼピン、ストロール、角田がノックアウトされている。ストロールの予選タイムはQ1トップのフェルスタッペンがマークした1分31秒001から41秒以上遅れており、107%ルール適用により決勝レースへの出走可否はスチュワードの判断に委ねられるが、フリー走行のペースを考えれば問題なく認められるはずだ。
インターバルを経て迎えたQ2はガスリーを先頭にノリスとフェラーリの2台が続き、少し遅れてメルセデス勢や他のドライバーたちも合流した。ほとんどのドライバーがミディアムタイヤを選んでおり、ウィリアムズのラッセルだけがユーズドのソフトタイヤで出陣している。アルピーヌの2台はトラフィックを警戒してか、ライバルたちがアタックラップに入ったタイミングでミディアムタイヤを装着してガレージを出発した。
フェラーリのサインツが1分31秒146の好タイムを記録した後、フェルスタッペンが0.075秒速くラップをまとめてトップに立つが、ペレスが0.1秒上回って最速タイムを塗り替える。アルピーヌのアロンソが8番手、オコンは11番手に入ってミックを除く14台がタイムシートに名前を刻んだ。
トップには1分30秒959をマークしたハミルトンがつけており、0.012秒差でペレスが2番手、フェルスタッペン、サインツ、ボッタスが5番手、ガスリー、ノリス、アロンソ、リカルド(マクラーレン)、ルクレール(フェラーリ)のトップ10となり、11番手以下のノックアウトゾーンにはオコン、ベッテル(アストンマーティン)、ジョビナッツィ、ラッセル、ミックが並んでいた。
Q2終盤の走行はジョビナッツィとリカルドがソフトタイヤに切り替えたものの、多くはミディアムタイヤを継続。トップ3のハミルトンやレッドブル勢もコースに入り、ハミルトンとフェルスタッペンはミディアムの新しいセットを選んだが、ペレスは新品のソフトタイヤで出陣している。ただ、マクラーレンは無線でノリスにピットインを指示しており、理由は「あとで伝える」としてノリスはアタックせずに引き上げた。
Q2のトップタイムは1分30秒735、ドライバーはボッタスに変わり、同じく自己ベストを記録したハミルトンが0.053秒差で2番手だ。ペレスとフェルスタッペンの2人はタイムを更新せずにラップを終えており、サインツ、ガスリー、ノリス、アロンソ、ルクレール、リカルドがQ3に進んでいる。Q2で予選を終えることになったのは11番手のオコン以下、ベッテル、ジョビナッツィ、ラッセル、ミックの5人だ。
12分間で争われたQ3もガスリーが先頭で出陣し、フェラーリ勢とマクラーレンの2台、アロンソが続けてコースに向かう。少し間を置いてレッドブルの2台、すぐ後ろからメルセデスの2人が合流して10台が出そろった。大半がソフトタイヤを履いているが、アロンソとリカルドはミディアムタイヤでのアタックに挑戦。
最初のアタックラップを終えて1分30秒325を刻んだフェルスタッペンがトップに立ち、0.386秒差の2番手にハミルトン、ペレスが3番手、ボッタス、サインツ、ノリス、アロンソ、ルクレール、リカルドが9番手、コースリミットを越えてしまったガスリーはタイムが抹消されてノータイムの10番手だ。
10台すべてが新品のソフトタイヤを装着して挑んだラストアタックはセクター1のファステストこそハミルトンに譲ったものの、セクター2とセクター3で最速タイムを刻んだフェルスタッペンが1分29秒990をたたき出してポールポジションを獲得。唯一、1分30秒の壁を突破している。2番手には0.258秒差でハミルトンが飛び込み、ボッタスが3番手、ペレスが4番手に収まり、レッドブルとメルセデスに次ぐトップ5入りを果たしたのはサインツだ。6番手以下はガスリー、ルクレール、ノリス、アロンソ、リカルドが10番手に続いた。
ホンダPU勢、フェルスタッペンがポールポジション、ペレスが4番手、ガスリーが6番手、角田がピットスタートですが、表彰台独占して欲しいですね!