現地7日(日)に開催されたシーズン第18戦メキシコGP決勝レースはスタート直後に先頭に躍り出たレッドブルのフェルスタッペンが終始、安定した走りでトップチェッカーを受け、チャンピオンシップのリードを広げた。
メルセデスとレッドブルの直接対決に注目が集まった予選ではボッタスが好ラップをまとめてポールポジションを手に入れ、ハミルトンが2番手につけたメルセデスがフロントローを独占。1列目を狙っていたレッドブルは3番手と4番手に収まり、フェルスタッペンとペレスが2列目からスタートすることになった。
メキシコシティでの週末には4人のドライバーが規定数を超えるエンジンコンポーネントを投入し、予選9番手だった角田(アルファタウリ)、マクラーレンのノリス、アルピーヌのオコン、アストンマーティンのストロールが後方2列からのスタートを強いられている。ウィリアムズのラッセルは初日にギアボックストラブルが相次ぎ、予定外のギアボックス交換に伴って5グリッド降格処分を受けたが、エンジンペナルティを科せられたドライバーの関係もあり、予選13番手だったラッセルは16番グリッドに並んだ。
全長4.304kmのアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで行われたレースは71周で争われ、カレンダーの中ではモナコに次いで2番目に短いコースでありながら、前半はストレート区間が長く、後半はテクニカルな中低速コーナーが連続するレイアウトに加え、標高2,000mを超えているため、空気量が少なくブレーキのオーバーヒートやパワーユニットのトラブルにも注意が必要なコースだ。
大観衆が詰めかける中、快晴に恵まれたメキシコシティは気温20.7℃、路面温度47.6℃、湿度31.8%のドライコンディションでフォーメーションラップが始まる。予選Q2をミディアムタイヤで突破した上位勢を含め、多くがミディアムタイヤを第1スティントに選んだものの、角田はソフトタイヤでQ3に進んだことからユーズドのソフトでスタートに臨み、19番手のオコンは新品のソフトタイヤを履いて決戦に挑んでいる。
注目のスタートはボッタスとハミルトンがサイド・バイ・サイドでターン1に向かう中、フェルスタッペンがアウト側からスピードに乗って追い上げ、先頭で第1コーナーを通過していく。ただ、ブレーキングでハミルトンに先行を許したボッタスがインサイドにいたマクラーレンのリカルドと接触してスピンを喫し、リカルドがフロントウイングを破損するインシデントが発生。混雑するターン1からターン2にかけては後続車が必死にスペースを見いだす必要性にかられ、コース外に逃げて難を逃れたドライバーもいたものの、行き場をなくした数台がからむ多重事故に発展している。
リプレー映像を見ると、後方スタートのオコンがシューマッハ(ハースF1)と角田に挟まれる格好となり、ミックのマシンに突っ込むと同時に左側にいた角田とも接触していた。スタート直後のインシデントを受けてセーフティカーが出動する事態となり、マシンにダメージを負ったボッタスとリカルドは緊急ピットインを余儀なくされたが、ボッタスはハードタイヤに履き替え、リカルドもタイヤとノーズを交換して隊列に戻っている。角田は残念ながらオープニングラップを走り切ることなくマシンを降り、シューマッハもコース脇にマシンを止めて戦線離脱した。
4周目の終わりにセーフティカーが解除された時点で先頭にはフェルスタッペンがつけ、ハミルトン、ペレス、4番手にガスリー(アルファタウリ)、その後方にフェラーリのルクレールとサインツが続き、アルファロメオ・レーシングのジョビナッツィ、ベッテル(アストンマーティン)、ラッセル、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)がトップ10を走っていたが、ラッセルよりも好ペースを発揮していたライコネンは9周目にラッセルへの攻撃を成功させてポジションをひとつ上げている。
ボッタスはリカルドの前でレースを続けていたものの、ダメージが影響したのかリカルドに追い抜かれ、18番手で10周目に突入した。
ラップリーダーの座を手に入れたフェルスタッペンは快調に飛ばし、レースの7分の1を消化してハミルトンに対するリードを3.3秒に広げている。ハミルトンも懸命にマシンをプッシュしてライバルを追いかけるも、ラップタイムはフェルスタッペンの方がコンマ数秒速く、周回を重ねるたびにその差は開く一方だ。3番手を走っていたペレスは相棒ほどのペースはないながらも、ハミルトンとのギャップを3秒ほどに維持しつつ、後方のガスリーに対するマージンを徐々に拡大していった。
後方集団の数台が最初のピットストップに向かう頃にはペレスのペースがハミルトンを上回りはじめ、2人の間隔は2秒を切るようになる。タイヤに苦しんでいる様子のハミルトンはレッドブル勢に比べてラップタイムが約0.4秒遅く、メルセデスは早めのピットストップを検討している気配をうかがわせたが、1ストップ戦略が有利と言われる一戦とあって、まだ4分の3以上を残す状況で難しい判断を迫られている。
入賞圏内を走っていたドライバーの中ではジョビナッツィが早々にタイヤ交換に向かい、リカルドとボッタスの後方13番手で第2スティントをスタートさせた。これに伴い、ノリスが10番手に上がっている。
18周目にはレッドブルからペレスに対して「プランBで行く」旨の無線連絡が入り、おそらくはフェルスタッペンとハミルトンの位置関係やトップ2とのギャップを踏まえて戦略が調整されたものと考えられる。ペレスはハードタイヤの他にソフトの新品セットも残してレースを迎えている。
そこから10周を経てフェルスタッペンのリードが9秒に広がった一方でハミルトンとペレスの間隔は1.8秒に縮まり、両チャンピオンシップを争う2チームがどこで動きを見せるのか、熱視線が注がれる中、先に動いたのはメルセデスだ。30周目を目前にハミルトンがピットに入ってハードタイヤに交換、ルクレールの後方5番手の位置でコースに復帰する。レッドブルは2台ともステイアウトを選択しており、フェルスタッペンは「タイヤの状態はいい」と報告している。
ハミルトンの前を塞ぐ格好となっていたルクレールが次のラップでピットに入ったことから、前がひらけたハミルトンはペレスのオーバーカットを防ごうと必死にマシンをプッシュし、1分19秒953を刻んでこの時点のファステストラップを更新した。フェルスタッペンはハミルトンより4周長く第1スティントを走り、ハードタイヤに履き替えてピットアウトした時点でハミルトンとのギャップは7.6秒に短縮されていた。
フェルスタッペンのピットストップ後もステイアウトを続けたペレスはメキシコ人ドライバーでは史上初となるメキシコGPのラップリーダーとして歴史に名を刻み、自己ベストタイムを更新するなど好ペースを披露している。
71周のレースが折り返し地点を過ぎたタイミングでスタートと同じタイヤを履き続けていたのはペレス以外に、4番手につけていたサインツ、7番手に上がったアロンソ(アルピーヌ)、8番手のノリスだ。この中で新品のセットでスタートしたのはアロンソのみ。
序盤に後退を強いられた後、接近戦を繰り広げてきたリカルドとボッタスはコンマ数秒差の攻防戦を幾度となく展開していたが、ボッタスのプレッシャーを退け続けたリカルドが39周目の終わりにピットインしたことで、クリアエアを得たボッタスが一気にペースアップしてオーバーカットを狙いに行く。さらにアロンソが最初で最後のタイヤ交換を済ませると同時に、ペレスもレッドブルに呼ばれてピットに入り、ソフトタイヤ投入の可能性も考えられたが、結局、ハードタイヤを選んで第2スティントに臨んだ。
ボッタスは2周を稼いでピットインしたものの、左フロントタイヤの交換に手間取り、戻った位置はリカルドから3つ後方の15番手だった。次の周回ではサインツがハードタイヤに履き替えて6番手でコース復帰しているが、ノリスはさらに2周を追加してようやくタイヤ交換に向かっている。周回遅れながら10番手の位置につけたノリスは前方のアロンソに9秒のリードを取られつつも、後方のジョビナッツィには11秒のアドバンテージを有してチェッカーフラッグを目指した。
残り20周を切って先頭ではフェルスタッペンが2番手以下を13秒以上引き離す好走を見せ、1分18秒999を刻んでファステストラップを塗り替えたほか、ハミルトンより11周分フレッシュなタイヤを履くペレスが1分19秒台を連発し、一時は10秒以上に広がっていたギャップを5秒強にまで縮める。
レッドブルコンビの勢いは止まらず、60周を走ってフェルスタッペンがリードを17秒に拡大した上、ハミルトンの1秒以内まで接近したペレスが地元ファンの大声援を後押しに、ディフェンディングチャンピオンへのプレッシャーを強めていった。2人の前には周回遅れが数台いたため、状況管理の難しさも相まっていたが、うまくトウを生かしながら順に対応し、一騎打ちの勝負はラスト5周に持ち込まれた。ただ、バックマーカー対応でタイムをロスしたペレスは再びDRS圏内に入るまで3周を要してしまい、チャンスはファイナルラップの1周に限られた結果、オーバーテイクにはいたらず、3位でゴールしている。
その間、メルセデスはフェルスタッペンが刻んだファステストラップを更新しようと、すでにポイント獲得の可能性が薄まっていたボッタスをピットに呼び入れ、ソフトタイヤを履かせてコースに送り出す。しかしながら、クリアラップを得られなかったため、再度、ピットインさせて前後のスペースを作り出した後、1分17秒774をたたき出して狙い通りにファステストラップを更新している。ボッタスは15位でフィニッシュしたため、ファステストラップポイントの1点を得ることはないが、フェルスタッペンに追加の1点を与えることは阻止できた。
スタートでリードを取って以降、危なげない走りでメキシコGPを制したフェルスタッペンに次いでハミルトンが2位に入るも、ダブル表彰台を達成したレッドブルがチャンピオンシップのリードを広げている。
4位以下、入賞はガスリー、ルクレール、サインツ、ベッテル、ライコネン、アロンソ、ノリスとなり、完走はジョビナッツィ、リカルド、オコン、ストロール、ボッタス、ラッセル、ラティフィ、マゼピンだ。
ホンダPU勢、フェルスタッペンが優勝、ペレスが3位表彰台、ガスリーが4位と健闘しましたが、角田はオコンと接触したため、オープニングラップを走り切ることなくリタイヤしました。
第19戦ブラジルGPでは、フェルスタッペンの優勝とともに全車入賞して欲しいですね!
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メルセデスとレッドブルの直接対決に注目が集まった予選ではボッタスが好ラップをまとめてポールポジションを手に入れ、ハミルトンが2番手につけたメルセデスがフロントローを独占。1列目を狙っていたレッドブルは3番手と4番手に収まり、フェルスタッペンとペレスが2列目からスタートすることになった。
メキシコシティでの週末には4人のドライバーが規定数を超えるエンジンコンポーネントを投入し、予選9番手だった角田(アルファタウリ)、マクラーレンのノリス、アルピーヌのオコン、アストンマーティンのストロールが後方2列からのスタートを強いられている。ウィリアムズのラッセルは初日にギアボックストラブルが相次ぎ、予定外のギアボックス交換に伴って5グリッド降格処分を受けたが、エンジンペナルティを科せられたドライバーの関係もあり、予選13番手だったラッセルは16番グリッドに並んだ。
全長4.304kmのアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで行われたレースは71周で争われ、カレンダーの中ではモナコに次いで2番目に短いコースでありながら、前半はストレート区間が長く、後半はテクニカルな中低速コーナーが連続するレイアウトに加え、標高2,000mを超えているため、空気量が少なくブレーキのオーバーヒートやパワーユニットのトラブルにも注意が必要なコースだ。
大観衆が詰めかける中、快晴に恵まれたメキシコシティは気温20.7℃、路面温度47.6℃、湿度31.8%のドライコンディションでフォーメーションラップが始まる。予選Q2をミディアムタイヤで突破した上位勢を含め、多くがミディアムタイヤを第1スティントに選んだものの、角田はソフトタイヤでQ3に進んだことからユーズドのソフトでスタートに臨み、19番手のオコンは新品のソフトタイヤを履いて決戦に挑んでいる。
注目のスタートはボッタスとハミルトンがサイド・バイ・サイドでターン1に向かう中、フェルスタッペンがアウト側からスピードに乗って追い上げ、先頭で第1コーナーを通過していく。ただ、ブレーキングでハミルトンに先行を許したボッタスがインサイドにいたマクラーレンのリカルドと接触してスピンを喫し、リカルドがフロントウイングを破損するインシデントが発生。混雑するターン1からターン2にかけては後続車が必死にスペースを見いだす必要性にかられ、コース外に逃げて難を逃れたドライバーもいたものの、行き場をなくした数台がからむ多重事故に発展している。
リプレー映像を見ると、後方スタートのオコンがシューマッハ(ハースF1)と角田に挟まれる格好となり、ミックのマシンに突っ込むと同時に左側にいた角田とも接触していた。スタート直後のインシデントを受けてセーフティカーが出動する事態となり、マシンにダメージを負ったボッタスとリカルドは緊急ピットインを余儀なくされたが、ボッタスはハードタイヤに履き替え、リカルドもタイヤとノーズを交換して隊列に戻っている。角田は残念ながらオープニングラップを走り切ることなくマシンを降り、シューマッハもコース脇にマシンを止めて戦線離脱した。
4周目の終わりにセーフティカーが解除された時点で先頭にはフェルスタッペンがつけ、ハミルトン、ペレス、4番手にガスリー(アルファタウリ)、その後方にフェラーリのルクレールとサインツが続き、アルファロメオ・レーシングのジョビナッツィ、ベッテル(アストンマーティン)、ラッセル、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)がトップ10を走っていたが、ラッセルよりも好ペースを発揮していたライコネンは9周目にラッセルへの攻撃を成功させてポジションをひとつ上げている。
ボッタスはリカルドの前でレースを続けていたものの、ダメージが影響したのかリカルドに追い抜かれ、18番手で10周目に突入した。
ラップリーダーの座を手に入れたフェルスタッペンは快調に飛ばし、レースの7分の1を消化してハミルトンに対するリードを3.3秒に広げている。ハミルトンも懸命にマシンをプッシュしてライバルを追いかけるも、ラップタイムはフェルスタッペンの方がコンマ数秒速く、周回を重ねるたびにその差は開く一方だ。3番手を走っていたペレスは相棒ほどのペースはないながらも、ハミルトンとのギャップを3秒ほどに維持しつつ、後方のガスリーに対するマージンを徐々に拡大していった。
後方集団の数台が最初のピットストップに向かう頃にはペレスのペースがハミルトンを上回りはじめ、2人の間隔は2秒を切るようになる。タイヤに苦しんでいる様子のハミルトンはレッドブル勢に比べてラップタイムが約0.4秒遅く、メルセデスは早めのピットストップを検討している気配をうかがわせたが、1ストップ戦略が有利と言われる一戦とあって、まだ4分の3以上を残す状況で難しい判断を迫られている。
入賞圏内を走っていたドライバーの中ではジョビナッツィが早々にタイヤ交換に向かい、リカルドとボッタスの後方13番手で第2スティントをスタートさせた。これに伴い、ノリスが10番手に上がっている。
18周目にはレッドブルからペレスに対して「プランBで行く」旨の無線連絡が入り、おそらくはフェルスタッペンとハミルトンの位置関係やトップ2とのギャップを踏まえて戦略が調整されたものと考えられる。ペレスはハードタイヤの他にソフトの新品セットも残してレースを迎えている。
そこから10周を経てフェルスタッペンのリードが9秒に広がった一方でハミルトンとペレスの間隔は1.8秒に縮まり、両チャンピオンシップを争う2チームがどこで動きを見せるのか、熱視線が注がれる中、先に動いたのはメルセデスだ。30周目を目前にハミルトンがピットに入ってハードタイヤに交換、ルクレールの後方5番手の位置でコースに復帰する。レッドブルは2台ともステイアウトを選択しており、フェルスタッペンは「タイヤの状態はいい」と報告している。
ハミルトンの前を塞ぐ格好となっていたルクレールが次のラップでピットに入ったことから、前がひらけたハミルトンはペレスのオーバーカットを防ごうと必死にマシンをプッシュし、1分19秒953を刻んでこの時点のファステストラップを更新した。フェルスタッペンはハミルトンより4周長く第1スティントを走り、ハードタイヤに履き替えてピットアウトした時点でハミルトンとのギャップは7.6秒に短縮されていた。
フェルスタッペンのピットストップ後もステイアウトを続けたペレスはメキシコ人ドライバーでは史上初となるメキシコGPのラップリーダーとして歴史に名を刻み、自己ベストタイムを更新するなど好ペースを披露している。
71周のレースが折り返し地点を過ぎたタイミングでスタートと同じタイヤを履き続けていたのはペレス以外に、4番手につけていたサインツ、7番手に上がったアロンソ(アルピーヌ)、8番手のノリスだ。この中で新品のセットでスタートしたのはアロンソのみ。
序盤に後退を強いられた後、接近戦を繰り広げてきたリカルドとボッタスはコンマ数秒差の攻防戦を幾度となく展開していたが、ボッタスのプレッシャーを退け続けたリカルドが39周目の終わりにピットインしたことで、クリアエアを得たボッタスが一気にペースアップしてオーバーカットを狙いに行く。さらにアロンソが最初で最後のタイヤ交換を済ませると同時に、ペレスもレッドブルに呼ばれてピットに入り、ソフトタイヤ投入の可能性も考えられたが、結局、ハードタイヤを選んで第2スティントに臨んだ。
ボッタスは2周を稼いでピットインしたものの、左フロントタイヤの交換に手間取り、戻った位置はリカルドから3つ後方の15番手だった。次の周回ではサインツがハードタイヤに履き替えて6番手でコース復帰しているが、ノリスはさらに2周を追加してようやくタイヤ交換に向かっている。周回遅れながら10番手の位置につけたノリスは前方のアロンソに9秒のリードを取られつつも、後方のジョビナッツィには11秒のアドバンテージを有してチェッカーフラッグを目指した。
残り20周を切って先頭ではフェルスタッペンが2番手以下を13秒以上引き離す好走を見せ、1分18秒999を刻んでファステストラップを塗り替えたほか、ハミルトンより11周分フレッシュなタイヤを履くペレスが1分19秒台を連発し、一時は10秒以上に広がっていたギャップを5秒強にまで縮める。
レッドブルコンビの勢いは止まらず、60周を走ってフェルスタッペンがリードを17秒に拡大した上、ハミルトンの1秒以内まで接近したペレスが地元ファンの大声援を後押しに、ディフェンディングチャンピオンへのプレッシャーを強めていった。2人の前には周回遅れが数台いたため、状況管理の難しさも相まっていたが、うまくトウを生かしながら順に対応し、一騎打ちの勝負はラスト5周に持ち込まれた。ただ、バックマーカー対応でタイムをロスしたペレスは再びDRS圏内に入るまで3周を要してしまい、チャンスはファイナルラップの1周に限られた結果、オーバーテイクにはいたらず、3位でゴールしている。
その間、メルセデスはフェルスタッペンが刻んだファステストラップを更新しようと、すでにポイント獲得の可能性が薄まっていたボッタスをピットに呼び入れ、ソフトタイヤを履かせてコースに送り出す。しかしながら、クリアラップを得られなかったため、再度、ピットインさせて前後のスペースを作り出した後、1分17秒774をたたき出して狙い通りにファステストラップを更新している。ボッタスは15位でフィニッシュしたため、ファステストラップポイントの1点を得ることはないが、フェルスタッペンに追加の1点を与えることは阻止できた。
スタートでリードを取って以降、危なげない走りでメキシコGPを制したフェルスタッペンに次いでハミルトンが2位に入るも、ダブル表彰台を達成したレッドブルがチャンピオンシップのリードを広げている。
4位以下、入賞はガスリー、ルクレール、サインツ、ベッテル、ライコネン、アロンソ、ノリスとなり、完走はジョビナッツィ、リカルド、オコン、ストロール、ボッタス、ラッセル、ラティフィ、マゼピンだ。
ホンダPU勢、フェルスタッペンが優勝、ペレスが3位表彰台、ガスリーが4位と健闘しましたが、角田はオコンと接触したため、オープニングラップを走り切ることなくリタイヤしました。
第19戦ブラジルGPでは、フェルスタッペンの優勝とともに全車入賞して欲しいですね!
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