11日(土)、シーズン最終戦アブダビGP予選がヤス・マリーナ・サーキットで実施され、レッドブルのフェルスタッペンがポールポジションを獲得した。
初日に行われた初回のフリー走行こそレッドブルのフェルスタッペンがトップタイムを記録するも、後半のセッションと予選前の土曜フリー走行ではメルセデスのハミルトンが最速タイムを刻んでおり、予選までの流れとしてはメルセデスが若干優位に立っている可能性をうかがわせている。とはいえ、土曜フリー走行ではフェルスタッペンが2番手に控え、ハミルトンの相棒ボッタスが3番手、4番手にもう1台のレッドブルを駆るペレスが入ったことから、メルセデスとレッドブルによるポールポジション争いが予想されていた。
今年はヤス・マリーナ・サーキットのコースレイアウトが一部変更されてオーバーテイクのチャンス増が期待されているとはいえ、予選順位が反映されるスターティンググリッドのポジションが重要であることは変わりなく、100分の数秒を争う混戦の中団グループを中心に激しい競争が繰り広げられている。
ピレリがC3からC5のドライタイヤを用意する最終戦の予選は気温25.6℃、路面温度30.1℃、湿度54.3%のドライコンディションでQ1がスタート。ピットレーン出口の信号にグリーンライトが灯るとともに半数ほどのドライバーがコースに向かい、全車が出揃った時点でほとんどがソフトタイヤを履いていたが、フェラーリのルクレールとサインツはミディアムタイヤでアタックラップに臨んでいる。
Q1序盤は1分23秒680を刻んだフェルスタッペンがトップに立ち、0.287秒差の2番手にガスリー、3番手に角田とアルファタウリ勢が並び、ペレスが相棒に0.5秒遅れの4番手につけていた。
残る半数のドライバーたちの名前もタイムシートに刻まれると、トップはハミルトンに変わり、ボッタスが0.101秒差の2番手に飛び込んだ結果、フェルスタッペンは0.414秒遅れの3番手に下がり、マクラーレンのノリスとアルピーヌのアロンソがトップ5に食い込んだ。ただ、ペレスが自己ベストタイムを更新して3番手に浮上した後、フェルスタッペンも1分23秒322を刻んで2番手にポジションを上げ、ハミルトンとのギャップを0.056秒に縮めている。
16番手以下のノックアウトゾーンの顔ぶれはベッテル(アストンマーティン)、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)、ラティフィ(ウィリアムズ)、シューマッハとマゼピンのハースF1勢だ。
ただ、コース上に設置されていたボラードが外れてしまい、撤去の間、赤旗が振られてセッションが中断された。Q1残り時間6分25秒で時計が止められたものの、中断は数分で済み、再びピットレーンがオープンになると、メルセデス勢を含むドライバーたちがガレージを出発。2セット目のソフトタイヤを投入する陣営が多かったが、メルセデスやアルピーヌらはユーズドタイヤを履いており、ミディアムで始動したフェラーリ勢は赤旗前に履き替えたのと同じソフトのタイヤセットでコースインしている。
18分間のQ1を終えてトップタイムはハミルトンがマークした1分22秒845となり、0.272秒差でボッタスが2番手、フェルスタッペンは0.477秒遅れの3番手、ペレスが4番手に続いた。
予選Q1でノックアウトされたのは16番手から順にラティフィとラッセルのウィリアムズ勢、今季をもってF1から引退することを表明しているライコネンはQ1終了を前にピットに引き上げており、最後の予選結果は18番手、ハースF1のシューマッハとマゼピンが19番手と20番手だ。
Q2は開始を前にピットレーン出口に並んでいたメルセデスコンビを先頭に各車がコースに入り、ハミルトンとボッタスをはじめ、レッドブル、アルファタウリ、ノリス、アルファロメオ・レーシングのジョビナッツィがミディアムタイヤを装着してアウトラップをスタートさせた。ストロールとベッテルのアストンマーティン勢はユーズドのソフト、それ以外は新しいソフトタイヤを履いている。
ミディアムで1分23秒185を刻んだハミルトンがひとまずトップの座につくも、0.004秒という僅差でフェルスタッペンが2番手につけ、3番手に入ったボッタスも100分の6秒差とトップ3のギャップはほとんどないに等しい。さらにはソフトを履くフェラーリ勢が好ペースでラップをまとめ、1分23秒174をたたき出したサインツがトップに躍り出ると、ルクレールも4番手タイムを記録する。サインツと5番手に下がったボッタスのギャップは0.072秒しかなく、タイヤコンパウンドの違いはあるものの、トップ5が100分の数秒差で並ぶ超接戦の展開だ。
ところが、レッドブルとフェルスタッペンをハプニングが襲う。フラットスポットを作ってしまったようで、予選トップ10入りしたドライバーは雨天時を除きQ2で自己ベストタイムを記録したタイヤセットでレースをスタートしなければならないため、レッドブルにとっては難しい判断を迫られた。ユーズドのミディアムタイヤで再アタックする選択肢も残されていたが、フラットスポットができたタイヤセットを継続して使用できるかどうかの精査を継続しつつ、レッドブルとフェルスタッペンはソフトタイヤの投入を決断。
ライバルのメルセデス勢は新しいミディアムタイヤを履き、同様にアルファタウリの2人も別のミディアムのセットに履き替えてQ2終盤のランに臨んでいる。残り2分を切った時点で角田は6番手につけていたが、ガスリーはターン9でスライドしてしまい、本人はブレーキトラブルを疑っているようだったが、タイムは15番手にとどまっていた。
レッドブルはペレスにもソフトタイヤを履かせてコースに送り出しており、フェルスタッペンとともにペースアップを成功させた結果、1分22秒800を刻んだフェルスタッペンが自己ベストを更新すると同時にトップタイムを塗り替え、0.335秒差の2番手にペレスが飛び込む。ミディアムを継続したメルセデスはハミルトンが3番手、ボッタスはフェラーリ勢を挟んで6番手の位置だ。他に、ノリス、角田、オコン、マクラーレンのリカルドが予選トップ10入りを決めてQ3進出を果たした。
予選順位を確定させたのは11番手以下、アロンソ、ガスリー、ストロール、ジョビナッツィ、ベッテルだ。ガスリーはフリー走行で好調を維持していたものの、Q2では思うようなラップを走れず、チームメイトの角田と比べてラップタイムは0.6秒以上遅かった。
今年最後のポールシッターを決めるQ3はレッドブル勢が先陣を切り、ペレスがフェルスタッペンをリードする形でアウトラップを開始する。ペレスの無線ではフェルスタッペンを抑え込まないよう注意事項が伝えられており、おそらくはフェルスタッペンにトウを与えようと布陣を組んでいるようだ。
その思惑が功を奏し、1分22秒109を刻んだフェルスタッペンがトップに立ち、2番手以下に0.5秒以上のリードを築いた。2番手にはハミルトンがつけ、最初のアタックでは10番手にとどまったペレスが好タイムを刻んだ単独走行で3番手に浮上、4番手にボッタスのオーダーだ。アルファタウリの角田が一時は3番手につけるペースを見せていたが、コースリミットをオーバーしてしまい、タイムを抹消されている。
チームワークでポールを狙いにきたレッドブルに対し、メルセデスの対応が注目されたラストラン・・・ここでもハミルトン、ボッタスの順でガレージを離れており、レッドブルのような作戦は取っていない。ハミルトンは自己ベストタイムを更新したものの、それでもフェルスタッペンには0.371秒届かず、ポールシッターの栄光はフェルスタッペンに輝いた。
ペレスのタイム更新に期待が集まるも、その前にノリスが3番手にポジションを上げ、ペレスもなんとかベストタイムでラップをまとめたが、ハミルトンとノリスには及ばなかった。それでも、5番手に食い込んだサインツに次ぐ6番手に終わったボッタスを上回っている。ルクレールが7番手に入り、角田はQ3最初のアタックほどのパフォーマンスを引き出せずに8番手、オコン、リカルドのトップ10で予選順位が確定した。
ホンダPU勢、ガスリーが12番手と振るわなかったですが、角田も高ペースを出しているので、フェルスタッペンのチャンピオン獲得と全車トップ10にきたいしたいですね!

初日に行われた初回のフリー走行こそレッドブルのフェルスタッペンがトップタイムを記録するも、後半のセッションと予選前の土曜フリー走行ではメルセデスのハミルトンが最速タイムを刻んでおり、予選までの流れとしてはメルセデスが若干優位に立っている可能性をうかがわせている。とはいえ、土曜フリー走行ではフェルスタッペンが2番手に控え、ハミルトンの相棒ボッタスが3番手、4番手にもう1台のレッドブルを駆るペレスが入ったことから、メルセデスとレッドブルによるポールポジション争いが予想されていた。
今年はヤス・マリーナ・サーキットのコースレイアウトが一部変更されてオーバーテイクのチャンス増が期待されているとはいえ、予選順位が反映されるスターティンググリッドのポジションが重要であることは変わりなく、100分の数秒を争う混戦の中団グループを中心に激しい競争が繰り広げられている。
ピレリがC3からC5のドライタイヤを用意する最終戦の予選は気温25.6℃、路面温度30.1℃、湿度54.3%のドライコンディションでQ1がスタート。ピットレーン出口の信号にグリーンライトが灯るとともに半数ほどのドライバーがコースに向かい、全車が出揃った時点でほとんどがソフトタイヤを履いていたが、フェラーリのルクレールとサインツはミディアムタイヤでアタックラップに臨んでいる。
Q1序盤は1分23秒680を刻んだフェルスタッペンがトップに立ち、0.287秒差の2番手にガスリー、3番手に角田とアルファタウリ勢が並び、ペレスが相棒に0.5秒遅れの4番手につけていた。
残る半数のドライバーたちの名前もタイムシートに刻まれると、トップはハミルトンに変わり、ボッタスが0.101秒差の2番手に飛び込んだ結果、フェルスタッペンは0.414秒遅れの3番手に下がり、マクラーレンのノリスとアルピーヌのアロンソがトップ5に食い込んだ。ただ、ペレスが自己ベストタイムを更新して3番手に浮上した後、フェルスタッペンも1分23秒322を刻んで2番手にポジションを上げ、ハミルトンとのギャップを0.056秒に縮めている。
16番手以下のノックアウトゾーンの顔ぶれはベッテル(アストンマーティン)、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)、ラティフィ(ウィリアムズ)、シューマッハとマゼピンのハースF1勢だ。
ただ、コース上に設置されていたボラードが外れてしまい、撤去の間、赤旗が振られてセッションが中断された。Q1残り時間6分25秒で時計が止められたものの、中断は数分で済み、再びピットレーンがオープンになると、メルセデス勢を含むドライバーたちがガレージを出発。2セット目のソフトタイヤを投入する陣営が多かったが、メルセデスやアルピーヌらはユーズドタイヤを履いており、ミディアムで始動したフェラーリ勢は赤旗前に履き替えたのと同じソフトのタイヤセットでコースインしている。
18分間のQ1を終えてトップタイムはハミルトンがマークした1分22秒845となり、0.272秒差でボッタスが2番手、フェルスタッペンは0.477秒遅れの3番手、ペレスが4番手に続いた。
予選Q1でノックアウトされたのは16番手から順にラティフィとラッセルのウィリアムズ勢、今季をもってF1から引退することを表明しているライコネンはQ1終了を前にピットに引き上げており、最後の予選結果は18番手、ハースF1のシューマッハとマゼピンが19番手と20番手だ。
Q2は開始を前にピットレーン出口に並んでいたメルセデスコンビを先頭に各車がコースに入り、ハミルトンとボッタスをはじめ、レッドブル、アルファタウリ、ノリス、アルファロメオ・レーシングのジョビナッツィがミディアムタイヤを装着してアウトラップをスタートさせた。ストロールとベッテルのアストンマーティン勢はユーズドのソフト、それ以外は新しいソフトタイヤを履いている。
ミディアムで1分23秒185を刻んだハミルトンがひとまずトップの座につくも、0.004秒という僅差でフェルスタッペンが2番手につけ、3番手に入ったボッタスも100分の6秒差とトップ3のギャップはほとんどないに等しい。さらにはソフトを履くフェラーリ勢が好ペースでラップをまとめ、1分23秒174をたたき出したサインツがトップに躍り出ると、ルクレールも4番手タイムを記録する。サインツと5番手に下がったボッタスのギャップは0.072秒しかなく、タイヤコンパウンドの違いはあるものの、トップ5が100分の数秒差で並ぶ超接戦の展開だ。
ところが、レッドブルとフェルスタッペンをハプニングが襲う。フラットスポットを作ってしまったようで、予選トップ10入りしたドライバーは雨天時を除きQ2で自己ベストタイムを記録したタイヤセットでレースをスタートしなければならないため、レッドブルにとっては難しい判断を迫られた。ユーズドのミディアムタイヤで再アタックする選択肢も残されていたが、フラットスポットができたタイヤセットを継続して使用できるかどうかの精査を継続しつつ、レッドブルとフェルスタッペンはソフトタイヤの投入を決断。
ライバルのメルセデス勢は新しいミディアムタイヤを履き、同様にアルファタウリの2人も別のミディアムのセットに履き替えてQ2終盤のランに臨んでいる。残り2分を切った時点で角田は6番手につけていたが、ガスリーはターン9でスライドしてしまい、本人はブレーキトラブルを疑っているようだったが、タイムは15番手にとどまっていた。
レッドブルはペレスにもソフトタイヤを履かせてコースに送り出しており、フェルスタッペンとともにペースアップを成功させた結果、1分22秒800を刻んだフェルスタッペンが自己ベストを更新すると同時にトップタイムを塗り替え、0.335秒差の2番手にペレスが飛び込む。ミディアムを継続したメルセデスはハミルトンが3番手、ボッタスはフェラーリ勢を挟んで6番手の位置だ。他に、ノリス、角田、オコン、マクラーレンのリカルドが予選トップ10入りを決めてQ3進出を果たした。
予選順位を確定させたのは11番手以下、アロンソ、ガスリー、ストロール、ジョビナッツィ、ベッテルだ。ガスリーはフリー走行で好調を維持していたものの、Q2では思うようなラップを走れず、チームメイトの角田と比べてラップタイムは0.6秒以上遅かった。
今年最後のポールシッターを決めるQ3はレッドブル勢が先陣を切り、ペレスがフェルスタッペンをリードする形でアウトラップを開始する。ペレスの無線ではフェルスタッペンを抑え込まないよう注意事項が伝えられており、おそらくはフェルスタッペンにトウを与えようと布陣を組んでいるようだ。
その思惑が功を奏し、1分22秒109を刻んだフェルスタッペンがトップに立ち、2番手以下に0.5秒以上のリードを築いた。2番手にはハミルトンがつけ、最初のアタックでは10番手にとどまったペレスが好タイムを刻んだ単独走行で3番手に浮上、4番手にボッタスのオーダーだ。アルファタウリの角田が一時は3番手につけるペースを見せていたが、コースリミットをオーバーしてしまい、タイムを抹消されている。
チームワークでポールを狙いにきたレッドブルに対し、メルセデスの対応が注目されたラストラン・・・ここでもハミルトン、ボッタスの順でガレージを離れており、レッドブルのような作戦は取っていない。ハミルトンは自己ベストタイムを更新したものの、それでもフェルスタッペンには0.371秒届かず、ポールシッターの栄光はフェルスタッペンに輝いた。
ペレスのタイム更新に期待が集まるも、その前にノリスが3番手にポジションを上げ、ペレスもなんとかベストタイムでラップをまとめたが、ハミルトンとノリスには及ばなかった。それでも、5番手に食い込んだサインツに次ぐ6番手に終わったボッタスを上回っている。ルクレールが7番手に入り、角田はQ3最初のアタックほどのパフォーマンスを引き出せずに8番手、オコン、リカルドのトップ10で予選順位が確定した。
ホンダPU勢、ガスリーが12番手と振るわなかったですが、角田も高ペースを出しているので、フェルスタッペンのチャンピオン獲得と全車トップ10にきたいしたいですね!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます