20代のころの『男の魅力』をもう一度呼び覚まそう

1997年に心筋梗塞を患い、2006年までEDだった私。
2007年にある漢方に出会い、37歳差の彼女をゲット。

中国GP-予選

2019-04-13 22:15:12 | F1レース
上海インターナショナル・サーキットで13日(土)、2019年FIA F1世界選手権第3戦中国GP予選セッションが行われ、チームメイトとの大接戦を制したメルセデスのボッタスがポールポジションを獲得した。



セッション終盤にトロ・ロッソのアルボンがクラッシュを喫して予定より早めに終了した土曜フリー走行もボッタスがトップタイムを刻み、フェラーリのベッテルとルクレールが続く格好となった。

幸い、アルボンにケガはなかったものの、マシンはモノコックの損傷が激しく、マシン再建のため、予選には参加しないことが事前に発表されている。

C2からC4のタイヤコンパウンドが持ち込まれた上海では予選Q3用タイヤとしてC4、ソフトタイヤが指定された。気温20.5℃、路面温度35.5℃、湿度48.6%のドライコンディションで予選Q1が始まり、ピットレーンオープンと同時にウィリアムズ勢が出陣。クビサとラッセルがタイムを記録する中、他の陣営はガレージで待機しており、Q1開始から4分ほど経過してフェラーリの2台が合流した。

少し間を置いてメルセデスやアルファロメオ・レーシング、トロ・ロッソのクビアトが始動し、さらに他のドライバーたちも続いている。レッドブルのガスリーが最後にガレージを離れた後、アルファロメオ・レーシングのジョビナッツィは2周を走ってノータイムのままピットに引き上げた。

18台がソフトタイヤを履いてアタックラップに臨み、1分32秒658を刻んだボッタスがトップに立つ。僚友ハミルトンが0.457秒差で2番手につけ、レッドブルのフェルスタッペンが3番手に食い込んだ。ピットに戻ったメルセデスの2人はQ1のアタックを完了し、Q2に備えることにしたようだ。

メルセデス以外ではフェルスタッペン、ベッテル、ヒュルケンベルグ(ルノー)のトップ5ドライバーがQ1終盤の走行を見送って戦況を見守っている。

ライバルたちがQ2進出を目指してコースに向かう中、ジョビナッツィはガレージにマシンを入れてコックピットを離れており、タイムを記録しないまま予選を終えることになった。アウトラップの第3セクターで大きくタイムロスしており、トラブルに見舞われた可能性が高い。

フェラーリのルクレールが1分32秒台に入れて2番手に浮上した以外に上位勢のオーダー変化はなく、16番手以下でQ1敗退を喫したのはストロール(レーシング・ポイント)、ラッセル、クビサ、ノータイムだったジョビナッツィと予選不参加のアルボンだ。ジョビナッツィとアルボンのレース出走可否はスチュワードの判断に委ねられるが、フリー走行のタイムが考慮されるため、最後尾からスタートすることになりそうだ。

Q1のトップタイムはボッタスがマークした1分32秒658だった。ルクレールが2度目のアタックで0.054秒差につけている。

15分間で争われたQ2は始まって3分ほどは動きがなかったものの、レーシング・ポイントのペレスが出陣したのをきっかけに多くのドライバーがコースに向かった。メルセデスとフェラーリ、フェルスタッペンの5人がミディアムタイヤを選んでアタックに臨んでおり、予選とレースがドライコンディションだった場合、Q2でベストタイムをマークしたタイヤセットでレースをスタートすることが義務付けられていることから、5人はミディアムタイヤでの突破を目指した。

中でも好調をキープするボッタスが1分31秒台に入れてライバルに差をつけ、2番手のベッテルに対するリードは実に0.5秒、同じメルセデスを駆るハミルトンには0.8秒以上のギャップをつけている。Q2最初のアタックラップでわずかにコースを飛び出してしまったグロージャン(ハースF1)はラップを断念してピットに引き上げた。

Q2終盤、ボッタスとベッテルがソフトタイヤに切り替えた一方、ハミルトンはミディアムタイヤの新しいセットを装着してアタックに挑んでいる。3番手だったルクレールと6番手に入っていたガスリーはガレージでの待機を選んだ。

ライバルの様子を見つつ、ボッタスはソフトタイヤでのアタックを取りやめ、ベッテルも同様にバックオフしてミディアムタイヤのタイムを自己ベストとした。これまでマシンに苦しんでいたハミルトンがついにラップをうまくまとめられたようで、1分31秒637をたたき出してトップに浮上。最終的にトップ5に並んだハミルトン、ボッタス、ベッテル、ルクレール、フェルスタッペンがミディアムタイヤでQ2を突破している。

11番手以下でQ3進出を逃したのはクビアト、ペレス、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)、サインツ(マクラーレン)、ノリス(マクラーレン)。11番手で惜しくもQ2敗退となったクビアトと、10番手でQ3に進んだリカルド(ルノー)のギャップはわずかに0.022秒しかなく、8番手だったマグヌッセン(ハースF1)ともクビアトは0.086秒差だった。

また、アルファロメオ・レーシングによると、ライコネンはパワーユニットにトラブルが発生していた可能性があるとのこと。チームが調査を進めている。

ポールシッターを決するQ3はリカルドから順にアタックラップに入り、10台のタイムが出そろった時点でトップに立っていたのはボッタス。ハミルトンが1,000分の7秒差で2番手につけ、ベッテルは0.4秒差の3番手だった。

ラストアタックはハミルトンが先陣を切り、セクター1をファステストで通過するも、ボッタスがセクター2で巻き返す大接戦の展開に。ただ、ハミルトンはそれでもボッタスに届かず、最後はベストタイムを塗り替えたボッタスが1分31秒547を刻んでポールポジションを手に入れた。ハミルトンは0.023秒差ながら2番手をキープし、メルセデスがフロントローを確保。

優勝候補筆頭と見られたフェラーリはベッテルとルクレールが2列目に並ぶ。5番手にフェルスタッペンが入り、ガスリーが6番手、リカルド、ヒュルケンベルグ、ハースF1の2台はQ3でタイムを残しておらず、マグヌッセンが9番手、グロージャンが10番手となった。

レッドブル・ホンダのフェルスタッペンとQ3で最後のアタックが出来なく3列目となりましたが、レースペースは良さそうなので、明日の決勝が楽しみですね!



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中国GP-金曜フリー走行

2019-04-13 15:40:10 | F1レース
13日(金)、上海インターナショナル・サーキットで2019年FIA F1世界選手権第3戦中国GP金曜フリー走行2回目が実施され、メルセデスのボッタスが最速タイムを刻んだ。



ピレリは全5種類あるコンパウンドのうち、C2からC4を上海に持ち込んでおり、C2がハード、C3がミディアム、C4がソフトとして扱われる。初回セッションはフェラーリのベッテルがトップタイムを刻み、メルセデスのハミルトンが0.2秒差で続く展開となった。

少し太陽の光がありつつも曇り空の下、気温19℃、路面温度34.7℃、湿度36.9%のドライコンディションでスタートし、アルファロメオ・レーシングのジョビナッツィが真っ先にコースに向かう。ジョビナッツィは最初のフリー走行でトラブルに見舞われ、チームがマシンの調査を優先したことから2周しか走れておらず、失った時間を埋め合わせようと精力的に周回を重ねていった。

また、Hondaによると、初回セッション中にクビアトのトロ・ロッソマシンに積まれたパワーユニットデータに異常が認められたといい、セッション間で調査するには時間が限られていたため、予防措置としてクビアトのパワーユニットを交換することにしたとのこと。セッションが始まっても作業は続き、クビアトは序盤の走行がかなわなかった。

セッション開始からほどなく、コースインしたばかりのハミルトンがターン2でスピンを喫してしまう場面があった。まだグリーンな路面とあってグリップが不足しており、リアエンドを失ってしまったようだ。幸い、事なきを得て走行を再開している。

クビアト以外のタイムが出そろった時点でタイムシート最上位にはミディアムタイヤで1分34秒271をマークしたルクレール(フェラーリ)がつけ、2番手にレッドブルのフェルスタッペン、ボッタスがトップ3に名を連ねた。その後、ハミルトンがルクレールのタイムを0.045秒上回ってトップの座を奪っている。

序盤のプログラムを完了した各車はガレージでの調整とソフトタイヤへの交換を済ませてコースに向かい、燃料を軽くした状態で予選シミュレーションに取り組んだ。先に柔らかいコンパウンドに切り替えたベッテルが1分33秒357をたたき出して最速タイムを更新。ハミルトンはベッテルに0.680秒およばなかったが、ボッタスは1分33秒330をマークし、ベッテルをも上回ってトップに浮上している。

パワーユニット交換のため、ガレージでの待機が続くクビアトを除く19名がソフトタイヤでクイックラップを完了し、トップ5にはボッタス、ベッテル、フェルスタッペン(レッドブル)、ハミルトン、ヒュルケンベルグ(ルノー)が並んだ。

ちょうどセッションが折り返し地点を過ぎたタイミングでトロ・ロッソのガレージからようやくクビアトが姿を見せる。ハードタイヤを履いて1周のシステムチェックだけでピットに戻るも、10分ほどで再びガレージを離れ、ソフトタイヤの走行に集中した。

多くがソフトタイヤでロングランに励む中、メルセデスはハミルトンがミディアム、ボッタスがソフトとプログラムを分け、ボッタスは1分38秒台のペースを維持し、ハミルトンは1分39秒半ばのラップタイムを刻んでいる。

一方、ガレージにマシンを入れたまま、しばらく走行が止まっていたルクレールはコックピットを離れ、ジャッキアップされたマシン周辺ではメカニックとエンジニアが慌ただしく作業に取り組んでいた。チームによると、ダメージを回避するため予防措置として冷却システムの確認をしていたとのこと。

終盤はルクレールを除く19名がそれぞれの作業に集中し、フェルスタッペンと始動の遅れたクビアト以外は30周以上を走破している。

90分のセッションで最速タイムを記録したボッタスは1分33秒330をマークしており、0.027秒差でベッテルが2番手、3番手に食い込んだフェルスタッペンは0.221秒遅れだった。

レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーはトップから1.1秒遅く10番手止まり。トロ・ロッソ勢はアレキサンダー・アルボンが12番手、クビアトは13番手のタイムを残している。

レッドブル・ホンダのフェルスタッペンは、フェラーリ、メルセデスの間に入って3番手、予選が楽しみです。



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今日の珠海三灶-124

2019-04-06 09:11:52 | 珠海
今日の珠海三灶(Sanzao)は、久しぶりに晴れ。
少し靄ついていますが、前回より北側、ほぼ真東からの日の出です。



午前7時現在の気温は22℃、最高気温は27℃の夏日になります。
湿度は92%と高いです。

PM2.5指数は、93~114のイエローからオレンジゾーン。
前回から少し良くなりました。
もっと良くなって欲しいです。



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バーレーンGP-決勝

2019-04-01 20:12:46 | F1レース
人工照明の灯るバーレーン・インターナショナル・サーキットで31日(日)、2019年FIA F1世界選手権第2戦バーレーンGP決勝が開催され、メルセデスのハミルトンが今季初勝利を挙げた。



今週末は予選までフェラーリが優位を誇る展開となり、ルクレールがコースレコードを塗り替える好タイムでポールポジションを手に入れ、ベッテルが2番手に続いてフェラーリが今季初のフロントロー独占を果たしていた。メルセデスはハミルトンとボッタスがその後方からライバルに挑む格好だった。

予選を8番手で終えたハースF1のグロージャンがQ1のセッション中に他車の走行を妨害したとして3グリッド降格処分を受けたため、スタート位置は11番手に後退。アルファロメオ・レーシングのライコネン、マクラーレンのノリス、ルノーのリカルドのグリッドがひとつずつ繰り上がった。

ピレリはC1からC5まで5種類あるコンパウンドのうち、サヒールにはC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)の3種類を用意しており、レースではC1あるいはC2のどちらかを装着することが義務付けられている。

全長5.412kmのサーキットで57周に渡って争われた決勝レースは気温25.9℃、路面温度29.2℃、湿度55.4%のドライコンディションでフォーメーションラップが始まる。注目のスタートではベッテルが好発進を決めてターン1を先頭で通過、3番手にはハミルトンをかわしたボッタスが上がっており、オープニングラップの前半でルクレールをかわして2番手に上がった。

しかしながら、ボッタスのペースが思うように上がらず、ホームストレートでスリップに入ったルクレールがターン1への飛び込みでインを突くと2番手の座を取り戻し、さらにハミルトンもサイド・バイ・サイドのバトルに持ち込んでスタートポジションである3番手に返り咲く。2周目が終わった時点で先頭はベッテル、ルクレールが2番手につけ、ハミルトン、ボッタス、フェルスタッペンが5番手だった。

スタート直後に中団グループで混乱があったようで、ターン2で交錯したレーシング・ポイントのストロールとグロージャンが1周目の終わりにピットに戻り、タイヤをミディアムに履き替えている。

また、フェルスタッペンを追いかけていたサインツがオーバーテイクを仕掛けたところ、レッドブルとマクラーレンのマシンが接触してしまい、フェルスタッペンはそのまま走り続けたものの、フロントウイングにダメージを受けた様子のサインツはマシンパーツと路面が擦れて火花を上げながらの走行となり、緊急ピットインを強いられてポジションを大きく落とした。2人のインシデントは審議対象となるも、おとがめなしの裁定が下っている。

一方、「僕の方が速いのに・・・」と無線で訴えていたルクレールが先輩ベッテルに挑んでいったのは6周目。ボッタスを追い抜いたのと同じようにホームストレートでトウを得ると、ターン1での果敢なオーバーテイクが成功し、出だしに奪われたラップリーダーのポジションを再び手に入れている。前がひらけたルクレールはリードを広げようと懸命にプッシュしたため、コースをわずかに飛び出すこともあったが、先頭の座は守り続けた。

ルクレールが10周目に入った頃、ライコネンやレッドブルのガスリー、トロ・ロッソのアルボンらが最初のタイヤ交換に向かい、ライコネンはソフトからミディアムに、ガスリーとアルボンは新しいソフトタイヤを選んで隊列に復帰している。

上位勢ではフェルスタッペンが最初にピットストップを敢行し、1周後にはボッタスとヒュルケンベルグ(ルノー)がタイヤ交換を済ませた。エンジンマッピングのトラブルにより、予選Q1敗退を喫してしまったヒュルケンベルグだが、第1スティントでチームメイトであるリカルドの真後ろまでポジションを上げており、第2スティントにもソフトタイヤを選んでさらなる前進を図った。

次の周回にはルクレールとハミルトンが最初のピットストップを完了、ラップリーダーがベッテルに代わり、第1スティントを長く取ったリカルドが2番手を走っていたが、ベッテルは15周目にソフトからミディアムに履き替えたため、リカルドが先頭に立つ。ただ、ピットアウトしたベッテルは2番手のポジションをキープできず、ハミルトンの後方に甘んじている。

その間、フェルスタッペンがボッタスにオーバーテイクを仕掛け、一度は前に出たものの、ボッタスが抜き返してバトルは振り出しに。フェルスタッペンはコンマ数秒差の位置でボッタスにプレッシャーをかけていったが、数ラップを走った後、1.5秒前後の間隔をキープする作戦に切り替えたようだ。

ラップタイムが大きく落ちてしまい、ルクレール、ハミルトン、ベッテルとフレッシュタイヤを履く面々に追い抜かれたにもかかわらず、リカルドはさらにロングスティントを続け、18周目にはボッタスとフェルスタッペンもルノーマシンの前に出ている。

その頃、ハースF1のガレージにマシンを入れたグロージャンが無念のリタイアを喫し、ピットレーンの速度違反に問われたトロ・ロッソのクビアトに5秒のタイムペナルティが科せられた。クビアトは13周目にアルファロメオ・レーシングのジョビナッツィと接触してスピンを喫しており、この一件もスチュワードの審議を受けたものの、どちらもペナルティが科せられることはなかった。

ルクレールがリードを6秒以上に広げる中、第2スティントにソフトタイヤを選んだハミルトンと、ミディアムタイヤを履くベッテルの間隔が縮まり、DRSレンジに入ってプレッシャーをかけていたベッテルが23周目にオーバーテイクを決めて2番手に戻った。タイヤに苦戦するハミルトンはそれでも引き下がらずに粘ったが、ベッテルのペースが速く、徐々に距離をつけられている。

26周を走ってようやくピットインしたリカルドはソフトからミディアムに交換してコース復帰。13番手の位置で第2スティントをスタートさせている。

レースが折り返し地点を迎えた時点で、ルクレールは後続に8秒以上のリードを築き、2番手につけていたベッテルは3番手のハミルトンに2.8秒差をつけていた。ハミルトンとボッタスの間には10秒以上のギャップがあり、5番手を走っていたフェルスタッペンはボッタスからさらに8秒以上遅れている。

トップ5から18秒近く話された位置にヒュルケンベルグがつけ、ノリス、ライコネン、ガスリーが3秒強の間隔で連なってレース後半に挑み、ポイント圏内の10番手にはガスリーから9秒遅れてペレス(レーシング・ポイント)がいた。

フェルスタッペンとヒュルケンベルグが33周目に2回目のタイヤ交換を済ませ、2人ともミディアムタイヤを選択。左フロントタイヤの交換に手間取ったフェルスタッペンはライコネンの真後ろでコースに戻るも、すぐにオーバーテイクして6番手に上がっている。そのライコネンは次の周回でミディアムからソフトタイヤに履き替え、トロ・ロッソ勢の後方で隊列に加わるが、フレッシュタイヤの利点を生かして2台をオーバーテイクした。

トップ3ではハミルトンが先に最後のピットストップに向かい、最終スティントにもミディアムのコンパウンドをチョイスしている。これに反応したフェラーリとベッテルは次のラップでミディアムからミディアムへのタイヤ交換を完了。ピットアウトしたベッテルはハミルトンの前を維持したものの、なかなかリズムをつかめないようで、ハミルトンに接近を許している。

十分なリードを築いてピットインしたルクレールはミディアムタイヤに履き替えて先頭のままコースに戻り、ボッタスも最後のピットストップを終えて4番手で隊列に復帰した。

それぞれのチームメイトがピットストップに臨む中、激しくポジションを争っていたベッテルとハミルトンの攻防戦は、ハミルトンの攻撃を受けて焦りがあったのか、ベッテルがスピンを喫してしまい、ハミルトンが2番手に浮上する。幸い、後方から迫るマシンはなく、ベッテルは体勢を立て直してレースに戻ったものの、タイヤに相当のダメージがあったようで、周回遅れのマシン3台の間に入った瞬間、フロントウイングが外れ、大きな火花が上がり、ヒヤリとする場面があった。ベッテルは緊急ピットインでノーズを交換し、9番手でコース復帰するも、あっという間に2台をかわして7番手に上がり、元チームメイトのリカルドも追い抜いて6番手につけると、44周目にはヒュルケンベルグも料理して5番手に上がっている。

リカルドとヒュルケンベルグはその直前に激闘を繰り広げており、ターン1では2台が接触するシーンもあったが、どちらも影響はなかったようでその後もレースを続けている。ヒュルケンベルグは2ストップ、リカルドは1ストップと戦略が異なっていたにもかかわらず、互いに譲らず厳しいバトルを展開した。ただ、1ストップ戦略に挑んだリカルドのペースは前後のドライバーに比べて1秒以上遅くなっており、ノリスとライコネンに先行を許して9番手に後退している。

レース終盤、クルージングモードに突入するかと思われたルクレールに問題が浮上する。「エンジンが何かおかしい」と訴えたルクレールはラップタイムが2秒近く落ちてしまい、ハミルトンとのギャップが一気に縮まっていった。一時は9秒ほどあったギャップも、トラブルが発生して1周半後には2秒を切り、ラップタイムはハミルトンに比べて4秒以上遅くなる。

当然ながら、ハミルトンを抑える力はなく、48周目にはハミルトンがリードを奪取。この時点でルクレールと3番手のボッタスは25秒以上のギャップがあったが、ペース差は5秒、6秒と徐々に大きくなり、残り周回数を考えると十分に逆転可能な状況だった。さらにボッタスの6秒後方につけていたフェルスタッペンもフェラーリ陣営の苦境を知ってモード変更し、表彰台最後のひと枠を狙って猛チャージをかけていく。

1分42秒台にまで落ち込んでいたルクレールのペースは若干回復の兆しを見せたが、走るのがやっとの状態は変わらず、残り4周を切ってボッタスが2番手に上がっている。

ルクレールの様子に注目が集まる中、コースの別の場所ではルノーを悪夢が襲う。なんと、リカルドとヒュルケンベルグがそれぞれメカニカルトラブルに見舞われてほぼ同じタイミングでコース脇に停車を余儀なくされたのだ。ヒュルケンベルグは6番手、リカルドは10番手を走っており、ダブル入賞が期待されていた中でのダブルリタイアはチームにとって大打撃と言える。

その直前にはサインツがマクラーレンガレージにマシンをリアから入れて戦線離脱。チェッカーを受けることなくレースを終えている。

ルノー勢のトラブルでセーフティカーが導入され、ペースダウンを強いられていたルクレールにとっては幸運、逆転での表彰台を狙っていたフェルスタッペンにとっては不運と言える状況だ。

セーフティカーが先導したままファイナルラップを迎え、最終コーナーを立ち上がってセーフティカーはピットに戻るも、オーダーが入れ替わることはなく、ハミルトンがトップチェッカーを受け、ボッタスが2位、ルクレールが3位でゴールし、0.277秒遅れてフェルスタッペンが4位フィニッシュした。

5位以下、ベッテル、ノリス、ライコネン、ガスリー、アルボン、ペレスが入賞を果たし、ジョビナッツィが11位、以降のクビアト、マグヌッセン、ストロール、ラッセル、クビサは周回遅れながら完走を遂げている。

ヒュルケンベルグ、リカルド、サインツは完走扱いとなり、それぞれ17位、18位、19位の結果となった

レッドブル・ホンダ、強風に苦戦もW入賞をはたし、トロ・ロッソ・ホンダのアルボンは9位入賞、クビアトは12位とポイント獲得はかなわなかったが、ホンダPUはすべて完走、ホンダにとって最高の結果でしたね!







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