上海インターナショナル・サーキットで13日(土)、2019年FIA F1世界選手権第3戦中国GP予選セッションが行われ、チームメイトとの大接戦を制したメルセデスのボッタスがポールポジションを獲得した。
セッション終盤にトロ・ロッソのアルボンがクラッシュを喫して予定より早めに終了した土曜フリー走行もボッタスがトップタイムを刻み、フェラーリのベッテルとルクレールが続く格好となった。
幸い、アルボンにケガはなかったものの、マシンはモノコックの損傷が激しく、マシン再建のため、予選には参加しないことが事前に発表されている。
C2からC4のタイヤコンパウンドが持ち込まれた上海では予選Q3用タイヤとしてC4、ソフトタイヤが指定された。気温20.5℃、路面温度35.5℃、湿度48.6%のドライコンディションで予選Q1が始まり、ピットレーンオープンと同時にウィリアムズ勢が出陣。クビサとラッセルがタイムを記録する中、他の陣営はガレージで待機しており、Q1開始から4分ほど経過してフェラーリの2台が合流した。
少し間を置いてメルセデスやアルファロメオ・レーシング、トロ・ロッソのクビアトが始動し、さらに他のドライバーたちも続いている。レッドブルのガスリーが最後にガレージを離れた後、アルファロメオ・レーシングのジョビナッツィは2周を走ってノータイムのままピットに引き上げた。
18台がソフトタイヤを履いてアタックラップに臨み、1分32秒658を刻んだボッタスがトップに立つ。僚友ハミルトンが0.457秒差で2番手につけ、レッドブルのフェルスタッペンが3番手に食い込んだ。ピットに戻ったメルセデスの2人はQ1のアタックを完了し、Q2に備えることにしたようだ。
メルセデス以外ではフェルスタッペン、ベッテル、ヒュルケンベルグ(ルノー)のトップ5ドライバーがQ1終盤の走行を見送って戦況を見守っている。
ライバルたちがQ2進出を目指してコースに向かう中、ジョビナッツィはガレージにマシンを入れてコックピットを離れており、タイムを記録しないまま予選を終えることになった。アウトラップの第3セクターで大きくタイムロスしており、トラブルに見舞われた可能性が高い。
フェラーリのルクレールが1分32秒台に入れて2番手に浮上した以外に上位勢のオーダー変化はなく、16番手以下でQ1敗退を喫したのはストロール(レーシング・ポイント)、ラッセル、クビサ、ノータイムだったジョビナッツィと予選不参加のアルボンだ。ジョビナッツィとアルボンのレース出走可否はスチュワードの判断に委ねられるが、フリー走行のタイムが考慮されるため、最後尾からスタートすることになりそうだ。
Q1のトップタイムはボッタスがマークした1分32秒658だった。ルクレールが2度目のアタックで0.054秒差につけている。
15分間で争われたQ2は始まって3分ほどは動きがなかったものの、レーシング・ポイントのペレスが出陣したのをきっかけに多くのドライバーがコースに向かった。メルセデスとフェラーリ、フェルスタッペンの5人がミディアムタイヤを選んでアタックに臨んでおり、予選とレースがドライコンディションだった場合、Q2でベストタイムをマークしたタイヤセットでレースをスタートすることが義務付けられていることから、5人はミディアムタイヤでの突破を目指した。
中でも好調をキープするボッタスが1分31秒台に入れてライバルに差をつけ、2番手のベッテルに対するリードは実に0.5秒、同じメルセデスを駆るハミルトンには0.8秒以上のギャップをつけている。Q2最初のアタックラップでわずかにコースを飛び出してしまったグロージャン(ハースF1)はラップを断念してピットに引き上げた。
Q2終盤、ボッタスとベッテルがソフトタイヤに切り替えた一方、ハミルトンはミディアムタイヤの新しいセットを装着してアタックに挑んでいる。3番手だったルクレールと6番手に入っていたガスリーはガレージでの待機を選んだ。
ライバルの様子を見つつ、ボッタスはソフトタイヤでのアタックを取りやめ、ベッテルも同様にバックオフしてミディアムタイヤのタイムを自己ベストとした。これまでマシンに苦しんでいたハミルトンがついにラップをうまくまとめられたようで、1分31秒637をたたき出してトップに浮上。最終的にトップ5に並んだハミルトン、ボッタス、ベッテル、ルクレール、フェルスタッペンがミディアムタイヤでQ2を突破している。
11番手以下でQ3進出を逃したのはクビアト、ペレス、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)、サインツ(マクラーレン)、ノリス(マクラーレン)。11番手で惜しくもQ2敗退となったクビアトと、10番手でQ3に進んだリカルド(ルノー)のギャップはわずかに0.022秒しかなく、8番手だったマグヌッセン(ハースF1)ともクビアトは0.086秒差だった。
また、アルファロメオ・レーシングによると、ライコネンはパワーユニットにトラブルが発生していた可能性があるとのこと。チームが調査を進めている。
ポールシッターを決するQ3はリカルドから順にアタックラップに入り、10台のタイムが出そろった時点でトップに立っていたのはボッタス。ハミルトンが1,000分の7秒差で2番手につけ、ベッテルは0.4秒差の3番手だった。
ラストアタックはハミルトンが先陣を切り、セクター1をファステストで通過するも、ボッタスがセクター2で巻き返す大接戦の展開に。ただ、ハミルトンはそれでもボッタスに届かず、最後はベストタイムを塗り替えたボッタスが1分31秒547を刻んでポールポジションを手に入れた。ハミルトンは0.023秒差ながら2番手をキープし、メルセデスがフロントローを確保。
優勝候補筆頭と見られたフェラーリはベッテルとルクレールが2列目に並ぶ。5番手にフェルスタッペンが入り、ガスリーが6番手、リカルド、ヒュルケンベルグ、ハースF1の2台はQ3でタイムを残しておらず、マグヌッセンが9番手、グロージャンが10番手となった。
レッドブル・ホンダのフェルスタッペンとQ3で最後のアタックが出来なく3列目となりましたが、レースペースは良さそうなので、明日の決勝が楽しみですね!
セッション終盤にトロ・ロッソのアルボンがクラッシュを喫して予定より早めに終了した土曜フリー走行もボッタスがトップタイムを刻み、フェラーリのベッテルとルクレールが続く格好となった。
幸い、アルボンにケガはなかったものの、マシンはモノコックの損傷が激しく、マシン再建のため、予選には参加しないことが事前に発表されている。
C2からC4のタイヤコンパウンドが持ち込まれた上海では予選Q3用タイヤとしてC4、ソフトタイヤが指定された。気温20.5℃、路面温度35.5℃、湿度48.6%のドライコンディションで予選Q1が始まり、ピットレーンオープンと同時にウィリアムズ勢が出陣。クビサとラッセルがタイムを記録する中、他の陣営はガレージで待機しており、Q1開始から4分ほど経過してフェラーリの2台が合流した。
少し間を置いてメルセデスやアルファロメオ・レーシング、トロ・ロッソのクビアトが始動し、さらに他のドライバーたちも続いている。レッドブルのガスリーが最後にガレージを離れた後、アルファロメオ・レーシングのジョビナッツィは2周を走ってノータイムのままピットに引き上げた。
18台がソフトタイヤを履いてアタックラップに臨み、1分32秒658を刻んだボッタスがトップに立つ。僚友ハミルトンが0.457秒差で2番手につけ、レッドブルのフェルスタッペンが3番手に食い込んだ。ピットに戻ったメルセデスの2人はQ1のアタックを完了し、Q2に備えることにしたようだ。
メルセデス以外ではフェルスタッペン、ベッテル、ヒュルケンベルグ(ルノー)のトップ5ドライバーがQ1終盤の走行を見送って戦況を見守っている。
ライバルたちがQ2進出を目指してコースに向かう中、ジョビナッツィはガレージにマシンを入れてコックピットを離れており、タイムを記録しないまま予選を終えることになった。アウトラップの第3セクターで大きくタイムロスしており、トラブルに見舞われた可能性が高い。
フェラーリのルクレールが1分32秒台に入れて2番手に浮上した以外に上位勢のオーダー変化はなく、16番手以下でQ1敗退を喫したのはストロール(レーシング・ポイント)、ラッセル、クビサ、ノータイムだったジョビナッツィと予選不参加のアルボンだ。ジョビナッツィとアルボンのレース出走可否はスチュワードの判断に委ねられるが、フリー走行のタイムが考慮されるため、最後尾からスタートすることになりそうだ。
Q1のトップタイムはボッタスがマークした1分32秒658だった。ルクレールが2度目のアタックで0.054秒差につけている。
15分間で争われたQ2は始まって3分ほどは動きがなかったものの、レーシング・ポイントのペレスが出陣したのをきっかけに多くのドライバーがコースに向かった。メルセデスとフェラーリ、フェルスタッペンの5人がミディアムタイヤを選んでアタックに臨んでおり、予選とレースがドライコンディションだった場合、Q2でベストタイムをマークしたタイヤセットでレースをスタートすることが義務付けられていることから、5人はミディアムタイヤでの突破を目指した。
中でも好調をキープするボッタスが1分31秒台に入れてライバルに差をつけ、2番手のベッテルに対するリードは実に0.5秒、同じメルセデスを駆るハミルトンには0.8秒以上のギャップをつけている。Q2最初のアタックラップでわずかにコースを飛び出してしまったグロージャン(ハースF1)はラップを断念してピットに引き上げた。
Q2終盤、ボッタスとベッテルがソフトタイヤに切り替えた一方、ハミルトンはミディアムタイヤの新しいセットを装着してアタックに挑んでいる。3番手だったルクレールと6番手に入っていたガスリーはガレージでの待機を選んだ。
ライバルの様子を見つつ、ボッタスはソフトタイヤでのアタックを取りやめ、ベッテルも同様にバックオフしてミディアムタイヤのタイムを自己ベストとした。これまでマシンに苦しんでいたハミルトンがついにラップをうまくまとめられたようで、1分31秒637をたたき出してトップに浮上。最終的にトップ5に並んだハミルトン、ボッタス、ベッテル、ルクレール、フェルスタッペンがミディアムタイヤでQ2を突破している。
11番手以下でQ3進出を逃したのはクビアト、ペレス、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)、サインツ(マクラーレン)、ノリス(マクラーレン)。11番手で惜しくもQ2敗退となったクビアトと、10番手でQ3に進んだリカルド(ルノー)のギャップはわずかに0.022秒しかなく、8番手だったマグヌッセン(ハースF1)ともクビアトは0.086秒差だった。
また、アルファロメオ・レーシングによると、ライコネンはパワーユニットにトラブルが発生していた可能性があるとのこと。チームが調査を進めている。
ポールシッターを決するQ3はリカルドから順にアタックラップに入り、10台のタイムが出そろった時点でトップに立っていたのはボッタス。ハミルトンが1,000分の7秒差で2番手につけ、ベッテルは0.4秒差の3番手だった。
ラストアタックはハミルトンが先陣を切り、セクター1をファステストで通過するも、ボッタスがセクター2で巻き返す大接戦の展開に。ただ、ハミルトンはそれでもボッタスに届かず、最後はベストタイムを塗り替えたボッタスが1分31秒547を刻んでポールポジションを手に入れた。ハミルトンは0.023秒差ながら2番手をキープし、メルセデスがフロントローを確保。
優勝候補筆頭と見られたフェラーリはベッテルとルクレールが2列目に並ぶ。5番手にフェルスタッペンが入り、ガスリーが6番手、リカルド、ヒュルケンベルグ、ハースF1の2台はQ3でタイムを残しておらず、マグヌッセンが9番手、グロージャンが10番手となった。
レッドブル・ホンダのフェルスタッペンとQ3で最後のアタックが出来なく3列目となりましたが、レースペースは良さそうなので、明日の決勝が楽しみですね!