20代のころの『男の魅力』をもう一度呼び覚まそう

1997年に心筋梗塞を患い、2006年までEDだった私。
2007年にある漢方に出会い、37歳差の彼女をゲット。

イギリスGP-決勝

2019-07-14 08:30:47 | F1レース
モータースポーツ発祥の地として知られるシルバーストーン・サーキットで13日(土)、2019年FIA F1世界選手権第10戦イギリスGP予選が実施され、メルセデスのボッタスがポールポジションを獲得した。



初日から時折、小雨がぱらつくシルバーストーンではインターミディエイトタイヤが登場する場面がありながらも、概ねドライコンディションに恵まれており、ピレリが持ち込んだC1からC3のドライタイヤのうち、予選ではQ3用としてソフトタイヤにあたるC3を1セット確保することが義務付けられている。

3回のフリー走行はいずれも異なるドライバーがトップタイムを刻んでおり、レッドブル、メルセデス、フェラーリの3チームがしのぎを削る展開だ。

降雨はないものの雲に覆われる中、19.3℃、路面温度31.8℃、湿度67.1%のドライコンディションで予選が始まり、ピットレーンのオープンと同時に多くのドライバーがコースに向かった。フェラーリはルクレールとベッテルの2人ともがミディアムタイヤを選び、レッドブルは2台がソフトタイヤを装着してガレージを出発している。

他よりも遅れて動き出したメルセデス勢はソフトタイヤでアタックラップに挑み、20台のタイムが出そろった時点で1分25秒513をたたき出してコースレコードを塗り替えたハミルトンがトップに立った。0.1秒差で2番手に控えていたルクレールが2度目のアタックでペースアップに成功するも、セクター3のタイムが伸びず、ハミルトンには0.02秒届かなかった。

ハミルトン、ルクレール、フェルスタッペン(レッドブル)、ボッタス(メルセデス)、ベッテルのトップ5はいずれも1分25秒台に入れており、ギャップは0.385秒しかない。このうち、上位3名は序盤のアタックを終えてピットに戻り、Q2に備える道を選んだが、ボッタスとベッテルはソフトタイヤの新しいセットを履いて再びコースに入っている。ただ、2人ともクイックラップは走らずに引き上げた。

100分の数秒を見いだせるかどうかがカギとなった中団グループの争いでQ1敗退となったのはハースF1のマグヌッセン、トロ・ロッソのクビアト、レーシング・ポイントのストロールだ。他にウィリアムズのラッセルとクビサが19番手と20番手で予選順位を確定させている。

15番手でQ2に進んだレーシング・ポイントのペレスとマグヌッセンのギャップは0.013秒しかなく、クビアトもまた0.072秒の違いで脱落してしまった。

タイヤ戦略にも注目が集まったQ2はミディアムタイヤを履いたボッタスとハミルトンが先陣を切り、アルファロメオ・レーシングやトロ・ロッソのアルボンらが続く。メルセデスと同じミディアムを選んだのはレッドブル勢とルクレールで、ベッテルはQ1終盤に履いたソフトタイヤでガレージを離れた。

ミディアム勢が名を連ねたトップ5はルクレールが最も速くラップをまとめて1分25秒646をマーク、ハミルトンが0.194秒差で2番手につけ、ボッタス、ガスリー、フェルスタッペンが5番手だ。ソフトタイヤのベッテルはトップから0.8秒以上遅れた8番手タイムにとどまり、Q1序盤のアウトラップ中にDRSの不具合を訴えていたが、何かしらトラブルを抱えている可能性をうかがわせた。

残り3分の時点で、7番手にいたノリス(マクラーレン)から11番手のアルボンまで0.196秒差しかなく、中団グループのドライバーたちは予選トップ10入りをかけてQ2のラストアタックに集中した。

ハミルトンはすでにQ3の準備に切り替えていたが、ルクレールとボッタスに加えてレッドブルコンビはソフトタイヤを履いてコースに入っており、ボッタスはQ1終盤に投入したタイヤセットでソフトの感触を確かめている。ボッタスとレッドブルの2人はタイムを更新することなくQ2を終えたものの、ルクレールは最後にタイムを更新しており、レースをソフトタイヤでスタートすることになった。

15分間のセッションが終わり、一時はノックアウトゾーンに後退していたベッテルがなんとかタイム更新に成功した一方、Q2で予選を終えたのは11番手と12番手に並んだアルファロメオ・レーシングのジョビナッツィとライコネンほか、マクラーレンのサインツ、ハースF1のグロージャン、ペレスだ。

ポールポジションを争うQ3は序盤のアタックに8人が参加し、ルノー勢はユーズドのソフトタイヤでアタックに向かうも、同様に新しいソフトタイヤを1セットしか残さないアルボンとノリスはガレージでの待機を選択している。

1分25秒093をたたき出したボッタスを先頭にハミルトンが0.252秒遅れで2番手に飛び込み、3番手にはフェルスタッペンが食い込んだ。突然ペースを失った様子のルクレールは4番手にとどまり、5番手にガスリーをはさんでベッテルは6番手止まりだ。ガレージに戻ったルクレールが無線で「ミスがあってタイムを失った」と報告していたことから、トラブル等によるペースダウンではなかった模様。

ノリスとアルボンも加わった勝負のラストアタックはボッタスがタイムを更新できなかったものの、ペースアップしたハミルトンがボッタスを上回れず、わずか0.006秒差ながらボッタスがポールポジションを獲得。ルクレールもタイムアップに成功したが、ボッタスには0.079秒およばなかった。

トップ10はボッタス、ハミルトン、ルクレール、フェルスタッペンが2列目に食い込み、ガスリーとベッテルが3列目、リカルド(ルノー)、ノリス、アルボン、ヒュルケンベルグ(ルノー)のオーダーだ。

ホンダPU勢、フェルスタッペンは前回因縁のあるルクレールと二列目、ガスリーは5番手とフェルスタッペンに肉薄して来ました。
トロ・ロッソ・ホンダのアルボンは9番手、クビアトは残念ながら17番手ですが、明日の決勝が面白くなりました。
フェルスタッペンの連続優勝が見たいですね!



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イギリスGP-金曜フリー走行

2019-07-13 08:18:33 | F1レース
シルバーストーン・サーキットで12日(金)、2019年FIA F1世界選手権第10戦イギリスGP金曜フリー走行2回目が実施され、メルセデスのボッタスがトップタイムをマークした。



ピレリがC1からC3のドライタイヤ3種類を持ち込んだ今週末、初回のフリー走行では終了間際に好タイムを刻んだレッドブルのガスリーがトップに立ち、2番手にボッタス(メルセデス)、3番手にレッドブルのフェルスタッペンが並んだ。

雲が多いものの晴れ間も見えるシルバーストーンにて21.6℃、路面温度36.2℃、湿度53.1%のドライコンディションでセッションが始まると、ほどなくしてアルファロメオ・レーシングのライコネンがコースに向かう。初回セッションでエンジントラブルに見舞われたライコネンはパワーユニットを載せ替えて2回目のフリー走行に臨んでいる。

失った時間を埋め合わせようと早々にプログラムをスタートさせたライコネンに、マクラーレン勢とハースF1のマグヌッセンらが加わり、彼らもまたインストレーションラップから直接、コース上での作業に取り掛かった。

開始から15分が過ぎる頃にはグロージャン(ハースF1)を除く19名がシステムチェックを完了し、フェラーリのベッテルは2周を走ってノータイムのままガレージに引き上げたが、それ以外のドライバーは順次タイムシートに名前を刻んでいる。

前半のセッションでスピンを喫してフロントウイングを破損するなど、出だしにつまずいた格好のグロージャンはハイドロリック漏れの疑いがあるとのことでメカニックが調査に勤しむ間はガレージで待機するしかなく、このセッションでも順風満帆とはいかなかった。

序盤30分間はウィリアムズ勢だけがソフトタイヤを評価し、それ以外のチームはミディアムが大半で、ルノーのリカルドとレーシング・ポイントの2台がハードタイヤのプログラムに専念している。この時点でトップに立っていたのは1分26秒781を記録したボッタスで、2番手にフェルスタッペン、3番手にガスリーが並んでおり、フェラーリのルクレールとベッテルがトップ5に連なった。

いったんは全車がピットに帰還するも、数分後には新しいセットに履き替えたウィリアムズ勢やソフトタイヤに切り替えたボッタスらがコースに出ると、ライバルたちも次々に柔らかいコンパウンドを装着してガレージを離れた。さらに、それまで走行できずにいたグロージャンがようやく出陣の準備を整えてコースに向かい、ミディアムタイヤでシステムチェックを完了した後、走行プランを開始してタイム計測に入っている。

90分のセッションが半分を過ぎた頃、ウィリアムズのラッセルがアンチストールに入ったと報告してピットに帰還。マシンはガレージに入れられてすぐさまジャッキアップされており、ギアボックスにトラブルが発生したものと考えられる。結局、ラッセルがコースに戻ることはなく、30周以上を走り込むドライバーがいる中でわずか11周の走行にとどまった。

また、メルセデスのガレージではボッタス車の周りにメカニックとエンジニアが集まり、エンジンカバーを外した状態で慌ただしく作業に励んでいた。伝えられるところによれば、スパークプラグのトラブルが発生していたようで、チームメイトのハミルトンが24周に周回数を伸ばす一方、ボッタスは13周しか走れていない。

終盤はほとんどのチームがレースを想定したプログラムに取り組んだが、残り時間が15分を切ろうというタイミングでリカルドがルノーマシンのトラブルを訴えて停車。無線で「スイッチが切れた。トラブルだ」と報告したリカルドは芝生の上に乗り上げ、マゴッツ付近にマシンを止めており、マーシャルの手を借りてコース外にマシンを出した。その間、バーチャルセーフティカーが発令され、ドライバーたちは減速した状態での走行を強いられている。

再びグリーンライトが灯ってすぐ、修復作業を終えたボッタスがガレージを後にし、チェッカーが振られるまで周回を重ねた。チームによると、問題は解消されたとのことで再発の可能性はないと自信を見せている。

90分のセッションを終え、1分26秒732を残したボッタスが最速となり、0.069秒差で僚友ハミルトンが2番手、0.197秒遅れの3番手タイムを刻んだのはルクレールだ。ベッテルはトップ3に少し遅れて4番手、ガスリー、ランド・ノリス(マクラーレン)、フェルスタッペンがトップから0.9秒以内のタイムを記録してトップ6に並んでいる。

トロ・ロッソのアルボンが9番手に食い込み、クビアトは11番手につけた。

ホンダPU勢、ガスリーが覚醒したのかフェルスタッペンを上回り、アルボン9番手、クビアト11番手と明日の予選が楽しみですね!



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珠海華発商都 吉野家④

2019-07-07 14:18:26 | グルメ
久々の珠海華発商都の吉野家。

牛丼の温泉たまごのせ。



前はなかったので、うれしくなって思わず注文しました。
やっぱり温玉があった方が美味しいですね!




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今日の珠海三灶-130

2019-07-07 08:29:31 | 珠海
今日の珠海三灶(Sanzao)はところにより曇り。



夏至から2週間がたちますが、まだ日の出は真東より北側になっています。
午前7時現在の気温は29℃、最高気温は31℃、湿度は86%です。

PM2.5指数は、38~42のグリーンゾーン。
前回から、良い数値を保っています。



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オーストリアGP-決勝

2019-07-01 18:59:54 | F1レース
シュピールベルクにあるレッドブル・リンクを舞台に30日(日)、2019年FIA F1世界選手権第9戦オーストリアGP決勝レースが開催され、スタートで大きく出遅れながらもレッドブルのフェルスタッペンが大逆転優勝を果たした。



今週末を通して好調をキープしていたフェラーリのルクレールがポールポジションを獲得した予選では、メルセデスのハミルトンが2番手タイムを残すも、Q1序盤に他車の走行を妨害したとして3グリッド降格処分を受けてしまい、他のドライバーのペナルティもあったことからスタート位置は4番手に後退。ホームレースに挑んだフェルスタッペンがフロントローに並び、メルセデスのボッタスが3番手からスタートしている。

レッドブル・リンクで新しいパワーユニットを投入したトロ・ロッソのアレキサンダー・アルボンとマクラーレンのカルロス・サインツが最後尾スタートとなり、ハミルトン同様に予選で他車の走行を妨害してしまったウィリアムズのジョージ・ラッセルにも3グリッド降格ペナルティが科せられたが、セッション後にマシンにダメージが確認され、パーツ交換のため、レースはピットレーンからスタートすることになった。他に、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグがエンジンコンポーネントの交換で、ハースF1のケビン・マグヌッセンがギアボックス交換に伴ってそれぞれ5グリッド降格処分を受けている。

全長4.326kmのレッドブル・リンクで71周にわたって争われた決勝は快晴に恵まれ、気温33.5℃、路面温度51.5℃、湿度20.7%のドライコンディションでスタート時刻を迎える。

予選Q2をソフトタイヤで切り抜けたルクレールの一方で、フェルスタッペンとメルセデス勢はミディアムタイヤで突破しており、上位勢のタイヤ戦略が分かれた第1スティントとなった。ピレリはシュピールベルクにC2からC4のドライタイヤを持ち込んでおり、レースではミディアムもしくはハードのタイヤセットを使用することが義務付けられている。第1スティントに自由にタイヤを選べる11番手以降の面々は全車が新品のミディアムタイヤを選択した。

注目のスタートでは2番グリッドのフェルスタッペンが大きく出遅れ、メルセデス勢に加えてマクラーレンのノリスなど多くのドライバーに追い抜かれてしまう。ノリスはハミルトンを抜いて3番手につけていたが、すぐに抜き返されると、アルファロメオ・レーシングのライコネンにもかわされている。とはいえ、スタートと同じ5番手は死守し、ライコネンの背中を追いかけながら後方に迫るベッテル(フェラーリ)のプレッシャーに対応した。

予選Q2終盤にトラブルが発生した関係でQ3に参加できなかったベッテルだが、レースペースは悪くないようで、DRSが解禁された直後、4周目にノリスをオーバーテイクして5番手に上がり、さらにライコネンも料理して4番手の座を手に入れている。

ベッテルに抜かれたノリスは接近してきたフェルスタッペンも抑えきれず、6番手に浮上したフェルスタッペンはすぐさまライコネンに近づき、9周目にオーバーテイクを成功させた。

スタート前、グリッドポジションを誤った可能性があるとして審議対象になっていたマグヌッセンが最初にピットストップを完了。ソフトからハードに履き替え、最後尾でコース復帰するも、その直後、グリッドの一件でドライブスルーペナルティを受けた。すぐにペナルティを消化したマグヌッセンは19番手のクビサ(ウィリアムズ)から30秒ほど後方の位置でレースを続けている。

レースの4分の1が終わった時点でトップのルクレールは3.7秒のリードを築き、ボッタスとハミルトンの間には2.3秒前後のギャップがあった。ハミルトンから4番手のベッテルまでは3.4秒、さらにそこから4.7秒後方にフェルスタッペンが控えていた。

ルクレールがリードを広げる中、もう1台の跳ね馬を駆るベッテルもペースを上げてハミルトンに接近し、コンマ数秒速いラップタイムを生かしていくが、ボッタスがピットインしたのを見てベッテルも動く。ボッタスはベッテルのピットボックス入りを待って若干のタイムロスがあったものの、ベッテルの方はタイヤの準備が整っておらず、クルーが慌ててガレージから出てくることに・・・。結局、タイヤ交換に手間取って作業時間は6秒以上を記録してしまった。次のラップでタイヤ交換を実施したルクレールは2.6秒でピットアウトしている。

ミディアム勢ではハミルトンとフェルスタッペンがステイアウトを選択し、ルクレールが3番手の位置でコースに復帰、5秒ほど遅れてボッタス、ベッテルはギャップが開いてメルセデスマシンの7秒後ろに陣取っていたが、ラップリーダーに躍り出ていたハミルトンが「ダウンフォースを失った」と報告しており、ラップタイムもかなり落ちてしまった。ハミルトンは31周目に入るタイミングでピットに向かい、ミディアムからハードに履き替える間にフロントウイングも新しいものと交換している。リプレー映像を見ると、ハミルトンは縁石でフロントウイングを傷めてしまったようだ。

ハミルトンのトラブルを確認したレッドブルはすぐにフェルスタッペンをピットに呼び入れ、ハミルトンの前でコース復帰させることに成功。上位勢が1回目のピットストップを完了した時点でルクレールが先頭、4秒差でボッタスが続き、5.3秒後方にベッテル、フェルスタッペンが4番手に上がり、ハミルトンはレッドブルに5秒以上離されていた。

トップ4が1分08秒台に入れて自己ベストを更新していく一方、ハミルトンは1分09秒台にとどまり、思うようにペースが上がっていかない。チームからレース終盤には団子状態になることが予想されるため、前のマシンに遅れぬようにとの指示を受けると、なんとか1分08秒台に乗せていくも、それでもライバルたちに比べると苦戦しているようだった。

サインツは42周のロングスティントを走ってピットに入り、ハードタイヤを選んで次のスティントをスタートさせている。それ以上に第1スティントを長く取ったのがルノーのリカルドだ。リカルドは結局、47周を走ってピットイン、ユーズドのソフトタイヤを履いて14番手の位置でコースに隊列に加わった。

レース後半に入って好パフォーマンスを発揮したのはフェルスタッペン。ベッテルとの差を1秒と少しに縮め、0.2秒前後速いラップタイムを刻みながら47周目にはベッテルのDRSゾーンに入る。ターン1のアドバンテージを生かしてオーバーテイクを狙うフェルスタッペンだが、ベッテルも簡単には抜かさせない。数度目のアタックでベッテルを料理したフェルスタッペンの走りに、グランドスタンドに集結した大応援団が大歓声をとどろかせてサポート体制を強化している。

フェルスタッペンに抜かれたベッテルはハードタイヤが苦しかったのか、ピットに戻ってタイヤをソフトに切り替える。新しいソフトタイヤを履いたベッテルはハミルトンの後方で隊列に戻り、1分07秒台のファステストラップを刻みながらハミルトンとのギャップを縮めにかかった。

ボッタスの背中をとらえたフェルスタッペンが「パワーがなくなってきている!」と悲痛を上げたのは55周目。レッドブルのピットウオールに緊張が走ったものの、エンジニアの指示を受けながら対応したフェルスタッペンはすぐさまペースを取り戻し、パワーロスを訴えた次の周回にはターン3でボッタスをオーバーテイクしている。

トラブルの懸念はなくなったのか、フェルスタッペンの加速は止まらず、ソフトタイヤを履くベッテルよりも速いペースでファステストラップを連発しながら先頭を走るルクレールに接近していく。対するルクレールは周回遅れのマシンに対応しつつ、最後まで走りきれるようタイヤをケアしながらのレースを強いられた。

残り6周を切ってフェラーリマシンのDRSゾーンに入ったフェルスタッペンは防戦一方のルクレールに果敢に攻撃を仕掛けるが、初優勝のかかるルクレールも懸命にマシンを操ってリードを守ろうと必死だ。しかしながら、69周目にターン3への飛び込みでインを突いたフェルスタッペンがサイド・バイ・サイドに持ち込み、ルクレールもハードディフェンスで応じたが、タイヤ同士が接触した結果、ルクレールがコースを飛び出すこととなり、フェルスタッペンがリードを奪取。

フェルスタッペンはルクレールが「ステアを切ってきた」と主張し、ルクレールは「なんだあれ!」と憤慨。この一件はスチュワードの審議対象となったが、レース後に2人から話を聞いた上で下された裁定は「おとがめなし」だった。

結局、フェルスタッペンに抜かれてからはルクレールに追いかけるパワーはなく、少しずつ差が開いていった。後方ではベッテルがハミルトンに追いつき、タイヤのアドバンテージを生かしてオーバーテイクを成功させている。

白熱のレースは71周を走破してフェルスタッペンがトップチェッカー、オーストリアGPで2連覇を達成すると同時に、レッドブル・ホンダとしての初勝利をマークした。ルクレールはフェルスタッペンに2.724秒遅れの2位、ボッタスが3位フィニッシュを果たして表彰台に上っている。4位以下、入賞はベッテル、ハミルトン、ノリス、ガスリー、サインツ、ライコネン、ジョビナッツィだ。

トロ・ロッソのアルボンとクビアトは15位と17位で完走を果たした。

とうとう、やりましたね!
レッドブル・ホンダのフェルスタッペンが優勝。
ホンダにとっては。2006年ハンガリーGP以来の、このハイブリッド時代の初優勝!
おめでとうございました。




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