作雨作晴


日々の記憶..... 哲学研究者、赤尾秀一の日記。

 

イチジクの概念、あるいは概念のイチジク

2009年09月19日 | 日記・紀行
イチジクの概念、あるいは概念のイチジク

今年の夏は少し忙しくて、夏そのものを十分に体験できなかった。だから、昨年の夏のように味わい深いものにはならなかったけれどもそれも仕方がない。
時間の合間を縫って山の畑に行く。苗木を植えてから三年目に入った今年になってイチジクがはじめて実をつけている。育て方のつたなさもあるのだろうけれど、実の数は少ない。先週このイチジクの木からはじめて成ったただ一つの実を口にしたが、甘いけれども水気も少なくまだ果実も堅かった。

ふたたび来てみると、数個が熟していた。隣で作業をしていた人にその一つをお裾分けする。市販されているイチジクと比べてとっても甘いと言った。今日のはたしかに十分に熟して水気も多い。イチジクらしいイチジクである。概念のイチジクと言うべきか。青ジソと葉唐辛子をいただいて帰り惣菜を作る。








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