作雨作晴


日々の記憶..... 哲学研究者、赤尾秀一の日記。

 

夏は来ぬ

2017年05月31日 | 日記・紀行

 夏は来ぬ

 

174

かぎりあれば  衣ばかりは  ぬぎかへて

      心は春を 慕ふなりけり

                                                                     西行

今日で五月も終わり。比叡山を背景に撮った賀茂川べりの桜も、白川の夜桜もそれなりに楽しんだけれど、そんな春の桜もすでに追憶の彼方へと去ってしまった。

すでに日中の日差しも熱く、衣服も春の時のままだと暑さに耐えきれない。それですでにもう夏服に着替えた。それなのに、私の心は過ぎ去った春のことをいつまで懐かしく思うのか。

 

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