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2025(令和7)年02月08日(土)雪。
今週に入ってから全国的に、とくに東北や北陸などの日本海側のみばかりではなく、鹿児島県や愛媛県の方からも降雪の便りが届いていました。しかし、昨日の金曜日までは、京都では降雪のことなどどこの国の話かというほど良い天気がつづいていました。けれども、さすがに今日の土曜日になって朝起きてみると、昨夜来から降り続いた雪が一面に降り積もっていました。
この雪の調子では今日も一日部屋にこもることになりそうです。それにしても、ここ半年くらいあまり遠出もしていません。その理由のひとつには、連れ合いが体調を悪くして遠出する機会もすっかり少なくなってしまったということもあります。しかし、私には読書の趣味があるので、在宅はそれほど苦にはなりません。むしろ、少しでもまとまった時間がとれてうれしいほどです。
中学生や高校生の頃には、今日昨日のように自分の将来の時間が限られていることなど夢にも思わず、夜な夜な眠りにつく前の寝床で、ロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』や曹雪芹の『紅楼夢』、パールバックの『大地』、また、また作者は誰であった忘れましたが、盆踊りの境内の夜店の古本屋で買った『鉄仮面』の物語などを読み耽った記憶が印象に残っています。その頃は小説の世界に純粋に入り込めたような気がします。
これまでの何回かの引越しの際に、小説本の多くは売り払ったのに、昔に読んだ記憶のある小説を、いま一度あらためて読みたくなって、先日もネットで思わずロシアの作家、ショーロホフの『静かな(る)ドン』を手に入れてしまいました。以前にDVDや映画で鑑賞した『薔薇の名前』も、原作のイタリア語ではもちろん読めませんので、あらためて英訳本をダウンロードしておきました。英訳本はすでに持っていますが、電子書籍をタブレットで読んだ方が読み進めやすい気がしたからです。
あらためて手に入れたショーロホフの『静かなドン』(私の古い記憶では「静かなるドン」だったような気がします。)は、横田瑞穂訳でしたが、私が昔読んだ本は違う人の翻訳だったようです。今日はドン・コサックの村タタールスキーに住むメレホフ家の様子を描いた冒頭の個所と、主人公グリゴーリが隣人の妻アクシーニャと深い仲になる場面をひろい読みしました。
なかなかまとまった時間が取れないので、一気呵成に何十ページもよみすすむということはかないません。以前に手にれた電子書籍で、ゲーテの『親和力』も途中で中断したままであることも思い出しました。いつの日か、まとまった時間が取れて、これらの本に読み耽ることのできる日の来ることを楽しみにしています。
取り止めもない日記になってしまいました。
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