作雨作晴


日々の記憶..... 哲学研究者、赤尾秀一の日記。

 

『時をかける少女』『吉原炎上』など

2020年07月05日 | 日記・紀行
時をかける少女ending

2020年令和2年7月5日(日曜日)曇りのち雨。

今日は東京都の知事選があり、また今月に入ってからは、中共政府は香港市民に対して「国家安全法」を交付し、しかも即日施行によってすでに多くの香港市民を拘束し、言論と行動の自由を奪っている。

東京をはじめとして日本の武漢コロナ・ウィルスも一向に収束する気配もない。今日の日曜日の昼間こそ雨は降らなかったけれど、空は厚い雲に覆われていた。この日記を記している夜半になって雨が降り出した気配。

日曜日の今日は在宅して、ネットで映画やアニメを久しぶりに終日見て過ごした。劇場で見るような大画面でもなければ十分な音響もないけれど、テレビ画面の大きさに色彩の濁りも音質の弛みもなくそこそこに廉価に映像を楽しめるのはうれしい。

これらの映画はすでにとっくの昔に上映されていたり世上に話題に上っていたのは知っていた。ただ劇場にまでわざわざ足を運ぶ気にもならず、そのまま見過ごしていた。しかし、今はネットの時代になって、過去の映画も気の向くままに部屋にいながらにして視聴できる。ネット上でダウンロードできる多くの映画やアニメの中からたまたま思いつきに選んだ。

『時をかける少女』を見た。原田知世主演で主題曲もよく知られている。これは1983年の作品だからもう40年近くも昔の作品ということになる。映画の中に出てくる風景がどこか懐かしい気がすると思っていたら、尾道市を舞台にしているとのこと。監督の出身地であることも知った。そういえば監督の大林宣彦氏ご逝去のニュースを何ヶ月か前に見たことも思い出した。

新海 誠監督のアニメ映画『天気の子』も見た。去年の作品なのか、この監督の最近作であるはずだ。

続いて、五社英雄監督作品の『吉原炎上』という映画をも見た。これも古い映画である。もともとこの監督の作品には惹かれるところがなかったのか、これまで一度も見たことはなかった。また映画通でもない私にはDVDの作品全集でも手に入れたいと思うような監督はいない。思い出すのもせいぜい成瀬巳喜男監督くらいか。

明治時代の吉原遊廓を再現したような大掛かりなセットは今日の映画ではなかなか造れないだろう。当時の遊郭の風情がどんなものだったのかわかった気になった。主演は名取裕子さんで、今もまだ現役の女優さんである。この作品の中に私には懐かしい根津甚八が出ていた。この男優の動静はここしばらく耳にしたことがなかったので、久しぶりに思い出してこの映画を見終えたのちにネットで調べてみた。

『吉原炎上』は1987年の作品で、男優の根津甚八さんは2016年、すでに4年ほど前に亡くなっておられたことを知った。道理でこの俳優について何の音沙汰も聞こえてこなかったはずだ。

それから最後に、宮崎駿監督のアニメ映画『風立ちぬ』を見た。これも数年前にはずいぶん世評に上っていたことは知っていた。主題曲に使われていた松任谷由美の「ひこうき雲」はいくどか聴いていたが見るのは初めて。

映画やアニメ作品について感想も記録しておきたいけれど、なかなかその気にもならず、また暇もない。ただ久しぶりの映画やアニメ鑑賞びたりの一日も悪くはなかった。




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