山家集 下 雑
八月、月の頃、夜更けて北白川へまかりけり。由あるやうなる家のはべりけるに、ものの音しければ、立ちどまりて聞きけり。折あはれに秋風楽と申す楽なりけり。庭を見入れければ、浅茅の露に月の宿れる気色あはれなり。添ひたる荻の風身にしむらんとおぼえて、申し入れて通りける
— 赤尾 秀一 (@soratine) 2017年10月11日 - 23:47
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— 赤尾 秀一 (@soratine) 2017年10月11日 - 23:48
秋風の ことに身にしむ 今宵かな
月さへすめる 庭のけしきに
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