次第に秋も深まってくる。今日で十月も終わる。紅葉も色を深くしていく。
大原野あたりを歩いても、柿が売り出されるのを見るようになった。一籠大盛りで五百円ぐらいで売られている。
以前住んでいた家には軒下に柿の木が植わっていた。渋柿だったけれど、よく実をつけた。すぐにはもちろん食べることはできなかったが、枝の上で十分に熟すまで待ち、実がシャーベット状になると、とても甘くなった。だから一冬中柿の実に不自由することはなかった。今の家には残念ながら柿の木はない。桃栗三年柿八年と言う。だから、柿を植えても、その実を食べるには時間がかかるようである。機会があればまた植えたいと思う。
この世界には何事にも神の定められた時がある。
生まれる時、死ぬ時。
植える時、抜く時。
泣く時、笑う時。
黙する時、語る時。 (伝道の書第三章)
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