みんなで考え行動を!
被ばく労働を考えるネットワークの石田さんから情報をいただきました。以下掲載します。
▽6・28さようなら原発−首都大行進
6月28日午後、明治公園で首都圏反原連合・さようなら原発1000万人アクション・原発をなくす全国連絡会の三団体が中心となり、〈さようなら原発 首都大行進〉が行れました。笹島からも車で駆けつけ、山谷労働者などと共に被ばく労働を考えるネットワーク(連絡先:東京都台東区日本堤1−25ー11、山谷労働者福祉会館。電話090−6477−9358中村)で行動しました。
先日、大飯原発3、4号機差し止め訴訟で住民側は画期的勝訴を得ました。全国の人々の大きな勝利でもあります。
しかしアベ政権は原発再稼働や原発輸出に走っています。民衆の大半が反対するにもかかわらず、アベの暴走は余裕がないからに他ありません。原子力規制委員会の人事にも手を突っ込み、原発ムラの中心人物を据えようと企んでいます。いま最重要な焦点である川内原発(鹿児島県)再稼働の停止は、後に続く全原発の再稼働を許すか否かの分水嶺です。川内原発は、避難計画の未整備や噴火・火砕流の危険性が高いのです。福島第一原発事故の処理も住民への補償も不十分なまま、また放射線物質管理の手段が全くないまま原発再稼働は絶対許せません。
この集会には、福島や川内原発現地や大飯原発裁判の報告がありました。木内みどりさんの司会で内橋克人、澤地久枝、中山千夏、伴英幸、鎌田慧各氏のアピールがありました。
雨の中、参加者は5500人。デモ出発間際に雨が止み、解散地の代々木公園まで「原発再稼働反対」の声が沿道に広がりました。
▽被ばく労働ネットの活動
いま日本で一番大切な労働は被ばく労働です。被ばく労働ネットは3・11複合災害以降、特に原発関連の下請け労働者の労働問題生活問題や放射線健康障害への対応と同時に、原発立地住民の複合的問題を課題に12年11月、全国の労働団体市民団体や弁護士や医療関係者などと共に正式発足しました。 全国日雇組合協議会(日雇全協)も3・11直後の東京−福島の被災者支援や仙台市での常駐支援を経て11年6月、被ばく労働問題を最重要課題に据えました。事故以前から原発労働に日雇労働者や野宿者などが国策動員されていましたが、運動の側は不十分でした。その反省の下に日雇全協の11年6月決定がありました。
日比谷公園・派遣村は直前に都内のビラ入れや山谷での炊き出し講習から準備したように、経済の大変動や災害に際して社会的弱者への矛盾や犠牲は大きいからです。
原発労働や放射線除染労働に原発立地住民と共に、全国から日雇労働者、野宿者や多重債務者などがかき集められています。劣悪な労働環境・労働条件で何の保障もないのが常です。重層的下請構造の末端で使い捨てするのは許せません。
Aさんが仕事に就いた名古屋南職安紹介の除染労働も業者の典型的な違法の数々を浮き彫りにしました。名古屋越冬でも愛知労働局を追及しました。
また被ばく労働ネットが取り組んだ除染労働では「消えた危険手当」や放射線管理手帳取得などを要求して、大規模な争議を発動し社会的問題に発展させました。今年3月には福島現地−東京ー全国を貫いた「被ばく労働者春闘」を実現しました。
被ばく労働ネットの運動と闘いは始まったばかりです。被ばく労働の本質は労働力の生産・再生産も欠落した非人間的労働と搾取にあります。現場の労働者が電力大量消費地や原発立地住民や(原発関連で働く)出稼ぎ農民、離農者など…と結んで運動の広がりは十分可能です。
当労働組合も、機会があるごとに地域や全国集会などに出かけては行動をしています。いま大事なのは協力協同のたたかいだと思います。
被ばく労働を考えるネットワークの石田さんから情報をいただきました。以下掲載します。
▽6・28さようなら原発−首都大行進
6月28日午後、明治公園で首都圏反原連合・さようなら原発1000万人アクション・原発をなくす全国連絡会の三団体が中心となり、〈さようなら原発 首都大行進〉が行れました。笹島からも車で駆けつけ、山谷労働者などと共に被ばく労働を考えるネットワーク(連絡先:東京都台東区日本堤1−25ー11、山谷労働者福祉会館。電話090−6477−9358中村)で行動しました。
先日、大飯原発3、4号機差し止め訴訟で住民側は画期的勝訴を得ました。全国の人々の大きな勝利でもあります。
しかしアベ政権は原発再稼働や原発輸出に走っています。民衆の大半が反対するにもかかわらず、アベの暴走は余裕がないからに他ありません。原子力規制委員会の人事にも手を突っ込み、原発ムラの中心人物を据えようと企んでいます。いま最重要な焦点である川内原発(鹿児島県)再稼働の停止は、後に続く全原発の再稼働を許すか否かの分水嶺です。川内原発は、避難計画の未整備や噴火・火砕流の危険性が高いのです。福島第一原発事故の処理も住民への補償も不十分なまま、また放射線物質管理の手段が全くないまま原発再稼働は絶対許せません。
この集会には、福島や川内原発現地や大飯原発裁判の報告がありました。木内みどりさんの司会で内橋克人、澤地久枝、中山千夏、伴英幸、鎌田慧各氏のアピールがありました。
雨の中、参加者は5500人。デモ出発間際に雨が止み、解散地の代々木公園まで「原発再稼働反対」の声が沿道に広がりました。
▽被ばく労働ネットの活動
いま日本で一番大切な労働は被ばく労働です。被ばく労働ネットは3・11複合災害以降、特に原発関連の下請け労働者の労働問題生活問題や放射線健康障害への対応と同時に、原発立地住民の複合的問題を課題に12年11月、全国の労働団体市民団体や弁護士や医療関係者などと共に正式発足しました。 全国日雇組合協議会(日雇全協)も3・11直後の東京−福島の被災者支援や仙台市での常駐支援を経て11年6月、被ばく労働問題を最重要課題に据えました。事故以前から原発労働に日雇労働者や野宿者などが国策動員されていましたが、運動の側は不十分でした。その反省の下に日雇全協の11年6月決定がありました。
日比谷公園・派遣村は直前に都内のビラ入れや山谷での炊き出し講習から準備したように、経済の大変動や災害に際して社会的弱者への矛盾や犠牲は大きいからです。
原発労働や放射線除染労働に原発立地住民と共に、全国から日雇労働者、野宿者や多重債務者などがかき集められています。劣悪な労働環境・労働条件で何の保障もないのが常です。重層的下請構造の末端で使い捨てするのは許せません。
Aさんが仕事に就いた名古屋南職安紹介の除染労働も業者の典型的な違法の数々を浮き彫りにしました。名古屋越冬でも愛知労働局を追及しました。
また被ばく労働ネットが取り組んだ除染労働では「消えた危険手当」や放射線管理手帳取得などを要求して、大規模な争議を発動し社会的問題に発展させました。今年3月には福島現地−東京ー全国を貫いた「被ばく労働者春闘」を実現しました。
被ばく労働ネットの運動と闘いは始まったばかりです。被ばく労働の本質は労働力の生産・再生産も欠落した非人間的労働と搾取にあります。現場の労働者が電力大量消費地や原発立地住民や(原発関連で働く)出稼ぎ農民、離農者など…と結んで運動の広がりは十分可能です。
当労働組合も、機会があるごとに地域や全国集会などに出かけては行動をしています。いま大事なのは協力協同のたたかいだと思います。