よく、何でインドへ行ったのかという質問される。
そのたびに、
「インドが楽しそうだったから」とか、
「人間に興味があったから」とか曖昧な返事をして、
『なんだこいつは旅行の目的もはっきりしないのか』
と思われてるかな、と思いつつ
そう思いたければ構わない、と開き直っていた。
先日、『印度放浪』というずいぶん昔のインド旅行記のなかで、
著者がインドへ行った理由を旅から数十年経った後で回想していて、
それを見て、ああ、そんな感じだと思った。
以下、その文(記憶)。
私は負けに行ったのだと思う。
人に、大地に、町に、動物に、空気に、
インドの全てに負けに行ったのだと思う。
ふだん、あそこまでこてんぱんにされないからね。
そのたびに、
「インドが楽しそうだったから」とか、
「人間に興味があったから」とか曖昧な返事をして、
『なんだこいつは旅行の目的もはっきりしないのか』
と思われてるかな、と思いつつ
そう思いたければ構わない、と開き直っていた。
先日、『印度放浪』というずいぶん昔のインド旅行記のなかで、
著者がインドへ行った理由を旅から数十年経った後で回想していて、
それを見て、ああ、そんな感じだと思った。
以下、その文(記憶)。
私は負けに行ったのだと思う。
人に、大地に、町に、動物に、空気に、
インドの全てに負けに行ったのだと思う。
ふだん、あそこまでこてんぱんにされないからね。