キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

数字とグラフ

2006年01月22日 | Weblog
木を見て森を見ない ということわざがあるが、それに似た格言。

数字を見てグラフを見ない

研究中、データ処理をする。コンピュータがはじき出した膨大な数字の羅列をグラフにして、それがどんな意味を持っているのか(増えているかとか収束していくかとか)を判断する。でも、グラフにするのを面倒くさがって、数字の羅列だけを眺めて、増えてるな~とか判断してしまうことがある。でも、それはほんの一部の数列だけから判断したのかもしれないし、増え方だってわからない。そうすると、先入観から自分の都合のいい解釈をしてしまいがち。

グラフというのは全体の傾向をつかむのに役立つ。大切。

桃巌寺のお婆さん

2006年01月22日 | Weblog
地下鉄本山駅から名大へ向かう途中の坂に桃巌寺というお寺がある。
そこの大仏を眺めていると、お参りに来ていたお婆さんに声をかけられ、案内をしてもらった。寺の案内に加えてお婆さんの若いころの話し、現在の話、果ては娘の自慢話が続いた。

これがインドだったら最後にガイド料を必ず要求されるものだが、そんな心配をしなくていいというは日本がある意味で成熟しきっているということだと思う。成熟しきって今は停滞しているのかもしれない。そんなとき、人々はとてものんびり、穏和に見える。北欧のように。インドは上り調子だから激しい。

足腰を鍛えないかんよ。足腰が丈夫なら年取ってからでも、何でもできる。
そう言うお婆さんは、バレーやテコンドーをして元気だ。今はフラダンス。

親孝行しないかんよ。一年に一度でいい。ハンカチの一枚でもあげたらそれこそ近所中に自慢するだろうから。
そう言うお婆さんは、20年前に娘に買ってもらったコートを今でも着ている。娘さんは初ボーナス全てを使って松坂屋ストアにある一番高いコートを買ってくれたそうだ。

僕の母親が近所中に自慢するとは思えないけれど、何を買おうかふと考えた。