キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

クラブマン

2006年06月18日 | Weblog
名古屋に戻って、バイクを整備に出した。
先輩に譲るため。
これをもって正式にバイクが僕の手から離れた。
名前はクラブマンという。

今日、最後にクラブマンに乗って、つくづくいいバイクだなと思った。
250ccだから、400ccに比べれば速いわけではない。
信号では原付に負けることもある。
そんなバイクだけど、乗っていて、とことん楽しいバイクでもある。
単気筒の、あのどっどっどっという重低音。
あの音が時に心地よくて、あるときには心強かった。
身軽なボディは、扱いやすく、自分の意思のままに動いてくれる。
乗れば乗るほどクラブマンが自分の一部のように動いてくれることがうれしかった。

ずっと前にも書いたけれど、バイクは特別な乗り物だ。
車のように安定していない。
曲がるときだって、ただハンドルを切れば曲がれる車と違って、
スピードと、自分の重心と、バイクの傾け具合を決めないときれいに曲がれない。
風が吹けば流されるし、雨が降れば濡れる。
夏は暑いし、冬は寒い(僕は冬は乗らない)。
2時間も乗ればへとへとになる。
非効率的な乗り物だ。
それでも、乗るんだから、趣味と同じ。

クラブマンは本当にいいバイクだと思う。
僕の身の丈とフィーリングに合っている。
このバイクは既に生産を中止している。
それでも、今も根強いファンが多い。

このバイクを手放したとき、ひとつ、大きなものと別れた。

『初恋』

2006年06月18日 | Weblog
『初恋』という映画を見た。
たまたま、行ったらやっていた。
1960年代の3億円事件の実行犯は女子高生だった、というお話。
まあ、その筋書きはいいとして、僕はこの1960年代に結構興味がある。
で、この映画も予想通り、そんな時代背景を全面に押し出してきた。
アンチ60年代という感じだ。
全共闘運動に代表される若者と大人たちの戦い、その意味…とか。

主演は宮崎あおい。
前からなかなか好きだったけど、最近、どんどんスッテプアップしてるな。
この映画では、にらみの利いた怖いシリアスな表情が多かった。
あと、彼女がバイクに乗っている姿はかっこいい。

スタッフロールが流れても、誰も立たなかった。
最後に考えさせられる展開だったからか。
誰も何も言わず、し~んとしていた。
こんな映画もめずらしい。